山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

時事川柳(入選という花を探して)

2018-05-31 11:13:01 | 日記

月初めの朝晩は寒くてストーブを使っていた5月、畑のイチゴも穫れ始め芽を出したジャガイモも10cm位に成長して、半袖でちょうど良い気候となり明日から6月。

5月と同じように山歩きと投句に勤しむ覚悟ですが、4時半から新聞を読み始め3句詠み終えるまで最低一時間、遠くの山に向かう時は5時頃出発できれば良いのですが忙しい。

焦れば焦るほど句はまとまらないのですが、一昨日、五葉山に出発する前に投句したものが当たりました。

 平然と「ご飯論法」お代わりし

テレビで国会中継を見ていると、聞かれたことに答えないで滔滔と持論をまくしたて、時間切れになる場面にイライラすることが多いですが、このような状況を『ご飯論法』と言うそうです。

これは法政大学の教授がツイッターに投稿したもので、質問に対してあえて論点をずらして回答するような政府答弁を「朝ごはんを食べましたか」という問いに対し、「ご飯は食べませんでした(パンは食べたけど、それは黙っておきます)」というような食事のやりとりに例えて皮肉っています。

また、加計問題で「架空の面談をでっち上げ、獣医学部を新設しようとした。首相は利用されたのに、怒らないのはおかしい」と突っ込まれた首相は、「私は常に平然としている。コメントのしようがない」と逃げましたが、時としてやじに反応し感情をあらわにしている強心臓(晋三)さんです。

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五葉山(ツツジの花見)

2018-05-30 11:21:41 | 旅行

平日で山に行こうと思う良い天気は週に1日か2日しかないなか、昨日29日はツツジが見ごろを迎えているはずの五葉山(1341.3m)に行ってきた。

麓の集落からの五葉山  見えているのは山頂ではない

天気予報は晴れ、降水確率は午前が0%で午後は10%だが所により雷雨の可能性もあるという。隠れるところがない山頂で雷に遭遇したくないので、出来るだけ早く山頂を極めて速やかに下山しようと6時ごろ出発。

登山口は大船渡市と釜石市にまたがる赤坂峠で自宅から約90km、平均時速60kmで走れば1時間半で到着する。仕事の関係で何回も往復し走り慣れた道路と油断したら、5分も走らないうちに、当時と優先道路が変更になった交差点でまさかの間違い。

優先道路に吸い込まれるように遠回りのルートに進入してしまったが、戻るのも面倒なのでそのまま走ったら、4kmほど遠回りだったと帰宅してから判明。

8時20分頃登山口に到着したら、すでに5台ほど駐車していたが広い駐車場は余裕がある。

8時半頃身支度を整え歩き出したが暑い。半袖シャツ1枚でちょうど良さそうだが、着てきた長袖をまくり上げる。

駐車場周辺にもツツジが沢山生育しているが、劣化が進んでおり近くで見ると綺麗とは言えない。

三合目までの間の展望が開けたところで、下界を眺めると霞んでおり遠くの山やすっきり見えないが、かつて建設に携わったダム湖は良く見える。

標高が上がるにつれ綺麗なツツジもちらほらと。ツツジのほかにはニガイチゴ、ミヤマキンポウゲ、キジムシロ、コキンバイなどが咲いている。

ニガイチゴ

ミヤマキンポウゲ

キジムシロ

コキンバイ

         

賽ノ河原という広場にたどり着いたら絶景が待っていた。大きな石がゴロゴロしている中に、鮮やかなツツジが点在し石庭のような風情で、これから登る方を見れば斜面がツツジで覆われ秋の紅葉みたいな状態だ。

この先畳石までが本日のハイライト、登山道の両側が鮮やかなツツジで足取りも軽くなる。

大休止した畳石から先では断続的に現れる急こう配に、汗をかきながらムラサキヤシオ、オオババキスミレ、タチツボスミレに癒されるが、レンゲツツジは開花前。

ムラサキヤシオ

  

オオバキスミレ

タチツボスミレ

レンゲツツジ

    

山頂直下の平坦地は7月になるとシャクナゲが一体を埋め尽くすと言われるが、まだ見たことがないので今年こそは又来なくては。

山頂には11時頃到着したが、遠くの山は見えず近くの山も霞んでおり、確認できたのは今年の山初めで登った室根山と陸前高田の氷上山ぐらい。

花もヒメイチゲが少し咲いていただけなので、15分ぐらいの滞在で下山したが、山頂を示す立派なモニュメントが消えていたのは、東日本大震災で損傷し大きく傾いていたものを撤去したようだ。

避難小屋周辺のベンチで、定番のおにぎり2個とカップヌードルを食べて、ドリップコーヒーで締めた。

雷が鳴らないうちにと、12時過ぎに下山を開始したが花を見つけると足が止まる。登るときに気付かなかったのが、チゴユリ、タニウツギ、ヒカゲスミレ、花回廊では足取りが軽くなるが歩く速さは遅くなる。

チゴユリ

タニウツギ

  

ヒカゲスミレ

心配した雷鳴も聞くことなく登山口についたのが14時半ころ、すれ違い困難な県道を対向車が来ないことを祈りながら2車線で改良済みのダム湖付近まで慎重運転。

この県道の狭さは仕事として道路の維持管理をしていた時と変わらない、ダムは本格的な工事が始まる前に転勤したもので、当時のことや今日の花回廊を思い出しながら、帰宅後の風呂とビールを楽しみに90kmの道のりを走らせた。

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時事川柳(入選という花を探して)

2018-05-28 10:01:57 | 日記

初めて登る山は思いがけないことの連続で、山頂までの道のりが長く感じるものですが、突然視界が開けたと思ったら、そこが山頂だったということが多々あります。

時事川柳の秀逸も思いがけなくやってきました。

別の方の句が一昨日26日に秀逸となり「しばらく出ないな」と思っていたところ、休載日の昨日を挟んで連続です。普通の入選も18日が最後で焦っていたところなので、なおさら思いがけない秀逸をいただきました。

坑道を埋めても埋まらぬ深い溝

6月12日に予定されている米朝首脳会談に向け、北朝鮮は核実験場に外国メディアを招いて、坑道などを爆破し「完全廃棄」を宣言しましたが、トランプ大統領は直後に「敵対的言動」を理由に会談の中止を表明しました。

記事の一部には「北朝鮮が核保有国としての対等な立場を譲らず、非核化に向けた交渉で立が埋まらなかったようだ。」とあり、坑道については「爆破、崩落、閉鎖」とありましたが敢えて「埋めても」とし、対立を「深い溝」に置き換えた次第です。

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早池峰山(ヒメコザクラの花見)

2018-05-23 10:36:59 | 旅行

五葉山のツツジは赤坂峠の登山口が見ごろとの情報、上の方は来週かなと思い昨日22日は早池峰山に登った。

高山植物の宝庫として全国から登山者が訪れる花の名山、自宅から小一時間で登山口にたどり着く地の利を有効活用しようと、一念発起した昨年は3回登ったが今年はそれ以上を目指したい。

河原坊登山口まで、未改良の峠を越える最短ルートは一度だけ通ったことがあるが、車道を横断するクマに遭遇したのでそれ以来遠回りしていた。

今回はどれくらい遠回りなのか確認しようと、最短ルートを往復したら80kmと73kmで、所要時間はスピードを出せない分最短ルートの方が多いかもしれない。(計測していない)

河原坊登山口からの登山道は崩落しており通行禁止なので、標高差180mの小田越登山口(駐車場なし)まで舗装道路を40分ほど登ることになる。

2015年6月18日に河原坊コースを利用したのが最後、翌年から通行止めとなったもので、登山中に崩れなくて良かったと胸をなでおろしたことを思い出す。

小田越登山口の標高が既に1,235mもあるので、1913.6の山頂まで700m弱とさほど苦になるものではないが、急な岩場が続き長い鉄梯子もあるので油断できない。

小田越登山口で管理に携わっている方に出会ったので情報収集、展望は昨日の方が良かった、今日は春霞でどうかなあというので、気持ちにも霞がかかる。

花はヒメコザクラが見ごろ、あとはミネザクラとミヤマキンバイなどが咲いているとのことで、トチナイソウを見たいと言ったら、まだ早く来月半ばかなというので次回の目標が出来た。

1合目までは樹林帯を歩きながらショウジョウバカマ、ヒメイチゲ、セリバオウレンなどを撮影したが、柔らかな残雪区間では転倒、踏み抜きに注意しやや緊張。

一合目から山頂

ショウジョウバカマ

セリバオウレン

この先の岩場歩きに備え1合目でザックを降ろして大休止、ここでクマよけの鈴を落としたらしいと気づいたのは歩き始めて2分後くらい、戻るのも面倒なので帰りに回収することにした。

ゴロゴロした岩場が次第に急になるが、ヒメコザクラとミヤマキンバイが現れ頻繁に撮影、ミネザクラは散り始めだが残っている綺麗なものを狙う。

五合目からの山頂

ヒメコザクラ

早池峰山の中でも花期が早い固有種と言われていたが、大東町の蛇紋岩帯でも確認された。

ミヤマキンバイ

花びらの先が少しくぼんでいるのが特徴

ミネザクラ

ふと目にした花がチシマアマナ、ガイドブックによると7月から咲く花なので超早熟、周りを探したがこれ一輪だった。

チシマアマナ

東北では早池峰山、八幡平ほか2県で生育

 

このように無意識に休み休み登るので、息切れや疲労感がないまま難所の梯子場に到着するが、やはり緊張する。

梯子を登れば山頂まで苦労はないが、花はこれからと言ったところ。

山頂へ

西側の展望は、北から和賀岳、鳥海山、焼石岳、栗駒山と期待が霞んでいた分申し分ない。南は相対する薬師岳の西に室根山、東に五葉山さらに東には海も見える。

鳥海山

中央の白い三角形

栗駒山 焼石岳

左が栗駒山 右が焼石岳 残雪が見える

室根山

綺麗な円錐形

五葉山

左側の平らに見える山

山頂直前で岩手山もよく見えることに安心して山頂へ、岩手山とその南の秋田駒ケ岳、北の八幡平の残雪が綺麗だ。岩手山の東には先週登った姫神山が小さく見え、その北の七時雨山は見えているはずだが、どれだか分からない。

岩手山

岩手山と姫神山

右の三角形が姫神山

岩木山や八甲田連峰も探したところ、八甲田連峰は確認できたが岩木山は無理だった。

今年これまで登った山、これから登る山を見ることが出来たので満足して昼飯。

何時ものおにぎり2個とカップヌードルそしてコーヒー、前回不調のガスバーナーは絶好調であっという間に沸騰、新品のガスカートリッジを装着したためだろう。

風もなく暑くもない山頂に一時間ほど滞在し下山、ときどき振り返るとゴロゴロした岩場がこれまで以上に険しく見えたのは、疲れていたのか視界良好ではっきり見えたためか。回収予定のクマよけの鈴は見つけかねて残念。

下山後に駐車場のある河原坊まで歩くのはつらいが、路肩に気になる花が沢山咲いていたので写真を撮りながらゆっくりと。

コミヤマカタバミ

物の本によれば、生育環境は山地、深山の樹林中となっているが、車道の路肩に沢山咲いていた

帰宅してから所要時間を比べたら、昨年の3回やそれ以前とほぼ同じ、疲労感もさほどではないので、この先の2回目3回目4回目へと意欲が湧いてくる。

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時事川柳(入選という花を探して)

2018-05-18 09:27:31 | 日記

一昨日、ウイスキーと日本酒に関わる記事が同じ5面に載りました。

ウイスキーの売れ行きが低迷していた頃製造した原酒が不足し、販売を休止するというもので、ハイボール人気で売れ行きが想定外の伸びをみせたためとのこと。

そこで、「熟れるまで売るに売れないウイスキー」を出しましたが、これはボツ。

ウイスキーとちゃんぽんで呑んだ、元へ、詠んだ日本酒のほうは入選です。

 AIにデータ吸わせて酒造り

二戸市の酒蔵「南部美人」が、人工知能(AI)を使った日本酒造りに挑戦しているという記事で、職人が判断する酒米の給水時間をデータ化し、最適な結論を導き出す試みだそうです。

米を蒸す前に水を吸わせる作業は、1%でも吸水率が変わると酒の味が変わる最も大切な過程で、職人の勘と経験に頼っているのが現状とのこと。

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