23日(火)の4面に載った小さな記事ですが、次のような見出しが気になりました。
平泉の世界遺産拡張登録「骨寺」除く方向
一関市長「理解しがたい」
一関市の佐藤善仁市長は22日の定例記者会見で、世界遺産「平泉の文化遺産」の拡張登録について、同市の骨寺(ほねでら)村荘園跡地を含まず、柳之御所(やなぎのごしょ)遺跡(平泉町)のみとする議論の方向に「理解しがたい」と反発したそうです。
佐藤市長は「そもそも文化庁が『骨寺を入れなければ平泉の世界遺産登録自体が難しい』といい、県も市も同調した」と当初を振り返り、県などが年度内に文化庁に推薦書素案の目指す中、専門家による拡張登録検討委員会が柳之御所のみとする案を支持したことに疑問を呈しました。
ここで疑問なのが『骨寺を入れなければ平泉の世界遺産登録自体が難しい』のに、なぜ「骨寺村荘園遺跡」は関連遺産の一つとしたまま登録されたのか、ということで、調べていますが答えが見つかっておりません。
地元住民は世界遺産登録という期待を背に、中世の面影を残す農村風景を、作業効率を度外視して守り続けているそうです。