山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

相撲見せ交渉待ったを認めさせ

2019-05-30 09:31:53 | 時事川柳

 不調の5月でしたが昨日の秀逸に続いての入選で、少し溜飲を下げることが出来ました。

 既に優勝と郷土力士錦木の負け越しも決まっており、26日の大相撲夏場所千秋楽の土俵は興味のないものでしたが、句作りの参考にしようとトランプ大統領の一挙手一投足を見るため、録画までしてテレビを見たのですが、大統領よりも満面の笑みを浮かべてはしゃぐ我が総理大臣に興ざめし、途中で見ることを止め録画も消去しました。

 その後居酒屋での様子も中継されると、周辺道路は封鎖され居酒屋の入り口はテントで隠されていましたが、これも見ていて阿呆らしくなって居酒屋自宅でヤケ酒をあおりたくなりました。

 翌日の天皇陛下との会話で相撲が話題となり、陛下は「私も相撲を観戦するが、大統領ほど近くの席ではない」という趣旨の言葉を発せられたと聞いて、「してやったり」とほくそ笑みましたが大統領はどのように受け止めたのでしょうか。

 米国が圧力を強めている日米貿易問題の結論を、参議院選挙後に先送りすることが出来たことは、国益ではなく党益以外の何物でもないと思いました。

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裏があるトランプ相手のおもてなし

2019-05-29 10:36:03 | 時事川柳

 来日中のトランプ米大統領が26日、日本との貿易交渉について「(夏の)参議院選までは、交渉の多くのことで取引を待つ」とつぶやいたのは、安倍首相との友好関係に配慮し農業部門を巡る協議が選挙に及ぼす影響を考慮したとみられていますが、借りを作った事にもなります。

 一方で参院選挙後はトランプ氏が自身の成果を国内に示し、来年11月の米大統領選挙に突き進む番、他の国と同様に日本に対しても追加関税をちらつかせて、一方的な要求を突き付けてくることも心配されています。

 ゴルフ、大相撲、居酒屋と至れり尽くせりのおもてなしで得られたものは問題の先送り、このため使われた血税はどれくらいなのか、知らぬが仏が幸せ、いやいや不幸です。

 こんな状況から上五は「裏がある」とし、下五の「おもてなし」は「裏」の対義語「表」を匂わせましたが、知人から「カード(トランプ)には裏と表がある、これもか?」と聞か、慌てて「ソウソウ」と胡麻化しました。

 今月は入選間隔が開いておりようやく5回目ですが、なんと「秀逸」という大きなおまけがつきました。これは昨年10月以来の通算22回目で、令和初と誰にも破られない記念すべき「秀逸」となりました。

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八幡平(避暑のための雪上散歩)

2019-05-28 10:25:05 | 旅行

5月27日(月)八幡平の残雪を踏みしめて涼んできた。

 北日本は先週末から気温が急上昇、26日は北海道で38℃を超える所が続出し、27日の東北北部の最高気温は35℃に迫ると予報が出たうえ、八幡平の鏡沼ではドラゴンアイという現象も見られるようになったというから、高山植物の開花が遅れているほかの山で汗をかくよりはと、残雪の上を吹き抜ける風による納涼を期待して八幡平に行くことにした。

 ドラゴンアイとは、八幡平の登山口の一つ八幡平の山頂バス停前から10分ほどでたどり着く鏡沼が、雪解けとともに龍の目に見える現象であり以前から見られていたと思うが、3年ほど前に外国人観光客がSNSで発信したところ、急激に知れ渡ったもの。

 9時半頃有料駐車場を避けて少し下にある無料駐車場に到着したところ、既に半分くらいは埋まっており県外ナンバーも目立ちドラゴンアイが目当てだろうと登山口まで急ぐ。

残りわずかな雪の壁

 八幡平(1613.3m)は日本百名山の一つで、最も楽に山頂を極めることの出来る山、バス停のある有料駐車場近くの登山口は標高1540mだから、標高差は73m歩行距離約1km、コースタイム25分の登山道は完璧に整備されておりハイヒールでも可能と言いたくなるが見たことはない。

整備された登山道 

 歩き初めて間もなく渋滞が発生、どうしたことかと思えば残雪地帯に突入したところで、雪道に不慣れな団体のお客様たちが行く手を遮っている。

ここは石畳 この先に残雪

目印のリボンが頼りになる

 急ぐ旅でもないのでペースを合わせてお目当てのドラゴンアイにご対面、空は真っ青だから水の色も青く染まっていると思ったが、期待していた青色に程遠い。

ドラゴンアイ 中央部の開眼は未だ

詳しくはこちら⇒https://www.travel.co.jp/guide/article/37214/

 

 団体さんのガイドの説明を小耳にはさんだところによれば、水面の下に氷があることで青い空水面に写って水色に見えるのだが、その条件が整っていないとのこと。

このことは別の沼の一部で綺麗な水色の水面が見られ、その下には白い氷か雪が見えたことから納得させられた。

 

メガネ沼は木々の緑の影響で黄緑色、岸辺の水面下には白い雪か氷が見える。

 

 ガマ沼の一部は綺麗な薄い青 鏡沼がこの色に染まり中央部も融けてドランゴンアイになるのは何時だろう?

 

 ドラゴンアイは諦めて雪解け後に何か花が咲いていないかと、ガマ沼を経由して数ある沼のうち最大の八幡沼を巡る散策路に踏み出し、交互に現れる木道と雪道を歩きながら期待した涼しい風を満喫した。

ガマ沼とその奥に岩手山

 

 山頂には立派な展望台があり(ここに登らないと展望が得られない)、森吉山(1454.2m)は良く見えたが鳥海山、八甲田連峰、早池峰山などは見えなかったし、花も少なかったが初対面のワタスゲが収穫だった。

山頂の展望台に立ち寄り八幡平沼に向かう

 

八幡沼と岩手山

 

八幡沼全景 周囲の湿原はこれから花畑になり秋には草紅葉

 

雪どけと開花が待ち遠しい

 

 

 木道の間に咲いたミズバショウ

 

ワタスゲの果穂 2017/07/27撮影

 

 ワタスゲの花 この辺りでワタスゲの果穂を見たことがあるが花は初対面

 

 

咲き始めたミネザクラ

 

 数が少ないヒメイチゲと

 

ショウジョウバカマ

 

オオバキスミレは車道の路肩に咲いていた

 

綺麗に見えた近くの山は

森吉山

 

秋田駒ケ岳(中央奥)

 

岩手山

 

 昼飯はレストハウスで済ませたがまだ13時前、暑い下界に戻る時を遅らせたいので立ち寄ったのが藤七温泉で、立地する標高1,400mは東北最高で純度100%の源泉かけ流しが売り。

 露天の湯舟が沢山あったが底が熱すぎて入られない箇所もあり、常連と思われる人の話だとぶくぶく泡が出ているところは熱いので避けること、その場所は時間の経過で変化すると言い、火山の息吹が足の裏に直結している温泉、いつかはと思いながら今日が初めての入浴、これからは八幡平に来るたびに入りたいと思う。

 帰り道、車道に面したのり面に沢山のスミレを発見、ヒカゲスミレと思われるがこののり面、実は下倉スキー場の一部で圧雪車が入れない40°以上の急斜面(車道が急斜面を横切っており車道の下も急斜面)

 

その先の昨年ミズバショウを見た沼に立ち寄ると花は終わって巨大化していたが、離れたところに別な花が咲いており、帰ってから写真を見たらミツがシワでこれも初対面。

ミツがシワ 離れていたが花の内側に密生している白い毛も何とか見える

  露天と言うより野天がふさわしい野趣あふれる温泉と、初対面の花に満足して家に向かうが暑いだろうなと気が重い。

帰宅したのが16時頃、予想通り暑かったので家に入らず水と戯れれば涼しいかと洗車、その後自分だけ水分補給したら悪いかなと畑に行って水やりし、ようやく冷えたビールにありつき五月で一番暑かった一日が終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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夜なべして作る朝ドラ改革す

2019-05-25 15:29:34 | 時事川柳

 働き方改革が声高に叫ばれている昨今、NHKはその一環としてこれまで月曜日から土曜日の週6日放送してきた連続テレビ小説(朝ドラ)を、来春スタートの新作から土曜の放送をなくし、週5日に短縮する方向で検討を始めました。

 超高精細の4Kで制作しているドラマは、収録や編集に時間がかかりドラマ制作が深夜に及ぶことが大きな課題となっており、原則午後9時までに終えることを目指しているそうです。

 原則と言うのがくせ者で様々な理由で例外だらけになりはしないかNHKのお手並みを拝見しながら、そのことが受信料金の値上げやサービス低下につながらないか見守りたいと思います。

 最近、これがNHKかと驚くような男女関係をテーマにしたドラマが放送されていることに気付きましたが、公的資金や受信料で成り立つ公共放送に馴染むのかなと疑問の声が上がらないのでしょうか。

 今のところ聞いたことはありませんが・・・・・・・・

15日以来の入選となりました、投句をサボっていた訳ではありませんが、句作りの改革が必要になっているようです。

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早池峰山(早池峰の残雪多く花少々)道の巻

2019-05-23 20:24:50 | 旅行

道の巻

今回歩いたルートは小田越コースと呼ばれ、数あるコースのなかで比較的傾斜が緩く歩き易いと言われており、その概要は片道歩行距離2.7kmで標高差は682m、コースタイムが登り3時間、下り2時間であるが問題は、登山口に駐車場がないこと。

マイカー規制が行われる6月9日(日)から8月4日(日)までの土・日及び祝日にはシャトルバスを利用できるが、それ以外の日は駐車場のある河原の坊登山口から舗装道路を歩くことになり、その距離は約2kmで往復1時間ぐらいはかかる。

河原の坊登山口

標高差が180mなので道路勾配は9%(180/2000=0.09)とかなりの急勾配である。ちなみに鉄道の勾配は%ではなく‰で表すが90‰ととんでもない数字になる。

6時に自宅を出発し途中で朝ご飯を食べ、昼食を調達して河原の坊に到着後歩き始めたのが7時20分、30分ほどで小田越登山口に到着し、一休みしてから8時に登山開始とここまでは順調。

小田越登山口

一合目までは展望のない樹林帯で木道も整備され勾配も緩く歩き易い。

残雪もこれだけかと思いきや、樹林帯を抜けるところに思いがけない規模の残雪があり、ここで早くも下山する二人連れに出会い話を聞けば4時ごろに登って下りてきたと言うから早い。

たまたま昨年の同じ日に歩いておりここに雪は無かったし、花はもっと賑やかだったのに今年はミツバオウレンの小さなものが咲いていただけ。

樹林帯を抜けたところが一合目で、8時33分到着はコースタイムより早かったせいか疲れを感じ腰を下ろして大休止。

見上げれば岩だらけ、意を決して歩き始めたのが8時41分、咲き始めたミネザクラを見ながら進むと、期待していたヒメコザクラとミヤマキンバイがちらほら現れて歩く速度が遅くなる。

二合目には9時15分到着青空に向かって岩が登っているように見えるが、登るのは自分と言い聞かせて登ると9時25分には3合目、9時31分には4合目、9時41分には五合目と早く進んでいるようだが間隔が短いだけ、花が咲いていたのはここまで。

二合目から上

更に上

三合目

四合目

ロープの外は高山植物保護のため立ち入り禁止

五合目から上はこんな感じで9時53分にはもう六合目、八合目直下の鉄梯子に到着したのが10時15分。

五合目から上を見る。

六合目

今までは他の人の迷惑にならないよう速やかに通過していたが、今日は誰もいないのでじっくり眺めてみた。

見上げると二段に分かれているようだ。

二段目は複線

二段目の上から見下ろす

 梯子を昇り降りする時は横棒を掴む手元とたまに足先を見て、周囲は見ないので恐怖感はほとんどないのだが、その様子を見ている自分がいるとすれば心配でしょうがないと思う。

 梯子を登れば八合目で10時27分到着、ここから勾配は緩くなり剣ヶ峰への分岐でもある九合目通過は10時46分、山頂直下のここは雪解け後にお花畑になるが昨年より残雪かなりが多い

剣ヶ峰への分岐

山頂はもうすぐ 残雪が多い

 

 幸い勾配が緩いので楽しく雪の上を歩き、コースタイムより2分早く10時58分山頂到着。

 今日は荷物を軽くするため、ガスボンベなど湯沸しセットは持ってきておらず、おにぎりとペットボトルのお茶で昼食後、下山開始は11時44分、登るとき見逃した花がないかじっくり見まわしながらゆっくり歩く。

五合目到着は12時35分でコースタイムの50分と変わらないが、花が増えるここからぐっと遅くなり登山口は14時58分でコースタイムを1時間以上超過したのは、写真も沢山撮り休憩も沢山取ったからであり、そのためか河原の坊駐車場までの車道歩きは快適で15時39分に到着した。

 これは五合目にある御金蔵で金庫みたいな直方体の岩が、誰かが載せたみたいに鎮座している。

 

先月から4回山歩きを行いその成果を感じながら楽に歩いて、無事帰還出来たことに感謝しながら、来週はどこに行こうかと考えている。

 

車道歩き 緩く見えるが平均勾配は9%

これで道の巻は終わり三部作が完結、お付き合いいただいことに感謝申し上げたい。

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