山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

出産の動機に足りぬ準備金

2022-10-26 10:05:59 | 時事川柳

 政府、与党が総合経済対策の目玉として打ち出した「出産準備金」が迷走している。新型コロナウイルス禍での「産み控え」を背景に、少子化が加速する中、おむつやミルクに使える10万円分クーポンや現金配布を検討。妊婦らから「これで子供を産もうと思わない」と疑問の声が続出し、小椋将信こども政策担当相が火消しに追われる。

 記事のこの部分だけで十分かと思いますが、続出した疑問の声は次のとおりです。

「もらえたらうれしいけど、必要な政策はそこではないと思う」

「子育てにかかるさまざまな費用を考えると、10万円は『焼け石に水』と感じる」

「特に不安なのは子どもが成人するまでの教育費。長いスパンで考えてもらいたい」

「ファストフードではないんだから、クーポンで子どもを産もうとは思わない」

「本件だけで出産という人生の大きな判断を変えられるとの、ピントのズレた考えを持っている人は私の周りにはいません」

 「出産準備金」を上五と下五に分解して産まれた句が、珍しいことに昨日に続いて入選しました。

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ニューヨークのサクラに安心宮内庁

2022-10-25 10:02:10 | 時事川柳

 秋篠宮ご夫妻の長女小室眞子さんの夫である小室圭さんが、米国ニューヨーク州の弁護士試験に合格しました。小室さんの日本での勤務先だった法律事務所に「おかげさまで合格しました」と連絡があったそうで、合格の報を聞いた宮内庁幹部は「生活基盤がようやく整いそうで安心した」と話しました。

 皇室に係る話題なので投句を控えようかなと思いましたが、お目出度いことなので慎重に言葉を選んでまとめたもので、「三度目の正直」を匂わせた句は不合格となりました。

 「サクラサク」を検索すると知らない楽曲が出てきましたが、昭和50年代後半まで、大学入試の合否連絡のひとつとして電報が使われており、昭和31年に最初に始めた早稲田大学が使った電文が「サクラサク」と「サクラチル」だそうです。

 

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信教の自由に配慮する不自由

2022-10-20 10:33:00 | 時事川柳

 岸田首相が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題で、霊感商法などの被害状況を深刻に捉え「解散命令請求も視野に、報告徴収、質問の権限を行使する必要がある」と判断しました。

 質問権はオウム真理教による一連の事件を踏まえて宗教法人法に追加され、法令違反などが疑われる教団へのチェック機能が強化された一方、信教の自由を侵害する恐れがあるとして、抑制的な運用が求められていました。

 文化庁は今回の問題での質問権行使について、「信教の自由」との兼ね合いから慎重でしたが、内閣支持率の続落が岸田首相の背中を押した形です。

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鞍掛山(初心者のガイド)

2022-10-14 17:53:27 | 旅行

 10月13日に山頂からの絶景を見てもらおうと、山登りの経験がない、あっても相当期間遠ざかっている女性3名を案内して、今年3回目となる鞍掛山(くらかけやま 897m)に登りました。

 西側コースと東側コースではどちらが楽かと考え、今年4月28日に利用した東側コースにしました。1kmほど林道を歩きます。スタートした9時53分は偶然4月28日(前回)と同じでした。

 牛に似ている石がありました。

 ここから林の中に入ります。

 少し急になりましたが、ついてきてくれました。

 西側コースとの合流地点までの1時間02分は、前回より10分ほど遅れましたが想定より早めなので安心しました。

 天気予報は晴れなのですが限りなく曇りに近く、山頂からの絶景が心配になりました。左端に姫神山(ひめかみさん 1124m)が確認できます。

 前もって「最初で最後の急登」のことは知らせていたので、覚悟を決めて登り始めました。

 11時38分に山頂に到着し、前回からわずか18分遅れで登り切ってもらえて胸をなでおろしました。


 1時間ほど滞在したなかで、一瞬岩手山の山頂が見えましたが撮影出来ませんでした。12時37分に諦めて下山を始めました。

 振り返ると青空が広がっているのはよくあることです。それでも足取りは軽く先頭を歩く私は「追い越し禁止」「追突注意」を連発する始末でした。

 わずかに咲いていた花を紹介します。
ホソバツルリンドウ。茎が紫色であればツルリンドウであると最近知りました。

エゾオヤマリンドウ

ミヤマアキノキリンソウ

 山頂から2kmほど歩きましたのであと1kmです。


 3人の足取りを見ながら危ないようであれば途中で引き返すことも考えながら登りましたが、下りはブレーキをかけるほどだったので所要時間は前回より21遅れの3時間14分、14時06分に無事下山しました。 

 さて、来年の話をすれば鬼に笑われそうですが、この経験が生かされるかどうか分かりません。「日頃の運動、特に歩くことが大事だね」と結論が出た一日でした。

 

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畜産業げっぷ出るほど欲しい支援

2022-10-14 11:25:46 | 時事川柳

 12日に真っ先に飛び込んできた見出しはNZ家畜の「げっぷ」課税へで、牛や羊など家畜のげっぷや尿によって温暖化効果ガスを排出する農家に直接課税する計画を発表したということでした。農家は家畜の種類や数、化学肥料の使用量などを報告し、それに基づいて排出量を算出する計画で、農業団体は猛反発しているそうです。

 そのあとで目に留まったのが経済対策に畜産支援 首相表明 国産資料・肥料を拡大 の見出しで、ここで「げっぷ」を思い出した次第です。

 鹿児島県で開催された「第12回全国和牛能力共進会」(品評会)の閉会式で内閣総理大臣賞を自ら授与する前に、和牛生産者らと車座で対話しロシアのウクライナ侵攻や円安に伴う飼料高騰に関し「皆さんの努力を後押しする対策を用意したい」と述べた後、「飼料、肥料の国産化や円安メリットを生かした農林水産物の輸出拡大などに強力に取り組む」と強調したそうです。

 持ち前の「聞く力」に加え「話す力」も披露し、閉会式では存在感をアピールした岸田首相ですが、下がる一方の支持率に歯止めが掛かるのか気になります。

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