6月6日(日)に早池峰山(1917m)に登りました。好天の日曜日なので混雑するだろうと、いつもより早い4時前に出発し河原の坊(かわらのぼう)登山口(1055m)に着いたのが4時50分ごろでした。
駐車場には既に10数台が止まっており、何台かの県外ナンバーの方は車中泊されたようです。
5時1分に車道を歩き始めます。
薬師岳(1645m)が見えてきたのでもう少しです。
早池峰山も見えます。
気温は10℃くらいで少し寒いくらいですが歩いているうちに心地よく感じられ、何時もより速いような感じで小田越(おだごえ)登山口(1250m)に到着。
6名ほどの団体さんに巻き込まれないようにと、すぐ歩き始めたのが5時36分です。
ミツバオウレンが沢山咲いていますが、薄暗いので上手く写りません。
オサバグサは下山時に写したものです。
一合目(1400m)の御門口(ごもんぐち)はすぐそこで、青空が広がっています。
一合目で一休みし団体さんに先を譲りました。
これから登る岩山に圧倒されますが、ここまで楽に来られたことと青空に元気をもらいました。
遠くも見えますが少しかすんでいます。
南東に須川岳(1627m)(宮城県では栗駒山と言います)
その少し北に焼石岳(1548m)
東側には太平洋に続く宮古湾
お隣の薬師岳
ミヤマキンバイが咲き始めており、大き目なものを写しました。
やや強めの風を感じながら歩きまじめます。
咲き始めたミヤマシオガマを見たのはここだけです
チシマアマナが沢山咲いており、風で揺れるので沢山写したなかの1枚です。
今日のお目当て、ヒメコザクラがめだつようになりました。
下山時に出会った監視員さんによると、少し前まで足の踏み場がないほど咲いていたそうですが、今年は風の影響を強く受けて数が少ないそうです。
滑る蛇紋岩、浮石にも要注意です。
ヒメコザクラ、今日見た集団では大きい方です。
これはナンブイヌナズナ、鮮やかな黄色が印象的です。
五合目(1700m)に到着したのは7時12分、ここまでは2時間5分のコースタイムと遜色がない2時間10分と異例の速さでした。
ここで強風による寒さに耐えられなくなり雨がっぱを着ましたが、半そでシャツ+長袖シャツで良いだろうが甘かったです。
標柱に五合目御金蔵とありますが、左奥の上に鎮座する直方体の岩のことです。
この先は少し緩やかにみえます。
そうでもなかったです。
鉄バシゴです、誰もいないのでゆっくり写しました。
一段目
二段目
登るときは手元、足元だけ見ますが、よそ見しない方が良いです。
山頂まで0.4kmのところで避難小屋が見えました、この先急登はありません。
この辺りはチングルマ、コバイケイソウ、ヨツバシオガマなどが観られますが、まだ早いようです。
8時5分に山頂に着きました。
この時刻も異例の早さ、所要時間3時間4分もコースタイムとほぼ同じという異例の速さでした。北側の展望は少しかすんでおり青森の山は見えませんでした。
岩手山(2038m)
秋田駒ケ岳(1637m)
姫神山(1124m)
南側はこんな感じで北側よりはクリアでした。
山頂には30分ほど滞在し、おやつを食べて下山を始めました。
ヒメコザクラを見るたびに立ち止まります。
予想通りすれ違う登山者が絶えません。
ナンブイヌナズナも気になります。
登る時は気付かなかったキバナノコマノツメです。
一合目まで下りたら暑くなったので雨がっぱを脱ぎ、振り返ってから樹林帯へ進みます。
オオタチツボスミレかと思い調べたところ、距が白く唇弁の紫色のすじが細かい網目状になるという特徴が見られないので、ミヤマスミレと判断しました。
そのほかに登る時気付かなかった花です。
ムラサキヤシオ
ヒメイチゲ
コミヤマカタバミ
昼の光を浴びるミツバノバイカオウレンです。
ウスバスミレです、葉に毛があれば珍しいチシマウスバスミレなのですが違うようです。
11時15分無事登山口に到着、車道を歩いて駐車場に向かいます。
舗装道路の路肩にフデリンドウが沢山咲いていました、各地の山中で観た何倍もの数です。
12時11分に駐車場に着いたら何台も路上駐車しており初めて見た光景に驚きました、今年の土日・休日も河原の坊~小田越間のシャトルバスは運行されないので、あまり混雑しないだろうと思っていましたが、今の時期にこの状況でしたのでこの先花の最盛期は混雑の最盛期となりそうです。