山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

足踏みと四股を重ねて大関に

2022-01-31 10:05:34 | 時事川柳

 日本相撲協会は26日、番付編成会議と臨時理事会を開き、初場所で優勝した東関脇御嶽海(長野県出身 出羽海部屋)の大関昇進を決め、出羽海部屋に使者を派遣し目出度く新大関が誕生しました。

 2018年の名古屋場所で初優勝した時「長野にも海があるぞと初賜杯」と詠んだ句が入選したことははっきり覚えていますがその後は印象が薄く、今回、三役通過に28場所かかったこと、初場所の優勝が3回目であることを知りました。

 記事の一部「三役で足踏みを続けた印象が強い御嶽海だが、地力は既に大関級だった・・・・・」から、間もなく「四股」が閃きました。

 

 

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加熱式たばこ止められ熱くなり

2022-01-27 09:30:17 | 時事川柳

 

  

 高校生に電車内での喫煙を注意されたことに腹を立て、殴るなどの暴行を加え大けがを負わせた事件については、テレビでも大きく取り上げられておりますので、印象深いことだけを書かせていただきますが、被害者の方の一日も早い回復と加害者に対する厳罰を望みます。

・被害者のお父さんは「息子の命が助かったことに安堵している」と仰った。

・加害者は「喧嘩を売られたのでやり返した」「先に手を出されたので正当防衛だ」と抜かしている。

・加害者と一緒にいた3人の高校生は止めに入ったが、ほかの乗客は何もしなかった。

・テレビのインタビューに「私も何もできず、他の車両に移動すると思う」と答えた人。

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佐渡金山延期続けば負の遺産

2022-01-26 11:26:23 | 時事川柳

 21日(金)に投句したもので、入選の可能性があったのは昨日までと諦めて、仕舞い込んだ新聞を引っ張り出して読み返しています。

 政府が「佐渡島の金山」(新潟)の世界文化遺産への推薦を2021年度は見送る方向で検討していることが分かりました。歴史問題を理由に韓国が反発しており、23年のユネスコ世界遺産委員会での登録は見込めないと判断したものですが、自民党内の保守系議員からは「推薦すべきだ」との声が強まっています。

 世界遺産委員会では関係国間で折り合えない場合、審議が無期限延期になることがあり、韓国が強硬に反対すれば登録されない可能性もあるとのこと。

 推薦を見送れば5月の新潟県知事選やその後の参院選にも影響しかねない、3月の韓国大統領選挙を念頭に「今はタイミングではない」と様々な見方があり、「江戸時代に手工業で世界最大級の金生産量を実現した」ことが置き去りにされそうな気配を、負の遺産と詠みました。

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欲しいのは聞く力より効く力

2022-01-21 15:39:22 | 時事川柳

 岩手日報の第9面(違う場合もある)は「声」「論壇」のページとして、読者からの投稿が掲載されれており、私がせっせと投句している「時事川柳」は1面から2面に移り現在はその一角を占めております。

 ほかに「交差点」というコラムが掲載されており、文章の末尾に漢字一文字が( )書きされていることが気になっていましたが、投稿者の氏名の一部だろうと考えておりました。

 今日の入選句は19日の「交差点」を読んで詠んだものなので、思い切って問い合わせたところ「岩手日報社が何名かに投稿を依頼しており、その方々の氏名に関わる文字だ」との回答でした。

 前置きが長くなりましたが「交差点」の中で注目した部分を紹介します。

・見出しは「聞くだけ内閣」

・国内で初めて新型コロナウイルスが発見されて2年余り。

・社会危機に対して、日本の政治が機能不全。

・安倍内閣は得意顔で物を言う割に、やったことはアベノマスクぐらい。

・菅内閣が唯一成功したのは、河野太郎氏起用によるワクチン接種の迅速化。

・国民の努力と高い衛生意識で世界トップクラスの接種率も菅内閣の功績。

・その国民に対する説明責任は軽視し、発信力と対話力は皆無に近かった。

・岸田内閣は前政権に対する不人気に乗じ、出足は良かったがオミクロン株で急停止。

・ワクチン3回目の接種の迅速化指示が遅かったし、ワクチンの確保は大丈夫か。

・国会答弁も省庁間調整もまともにできないワクチン担当相で大丈夫か。

・感染拡大のピークが2月とされる中、3回目接種の本格化が3月以降で間に合うのか。

・コロナと共存して社会を守る新たな対策策定も後手後手だ。

・聞く耳を持つのも大事だが、聞くだけ、言うだけの内閣では国民が困る。

 

ほとんど全文を要約してしまいました、前半は安倍内閣と菅内閣の実績で後半は岸田内閣への不安と疑問、そして困る国民の願いを「効く力」と詠みました。

 

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廃作にため息混じり紫煙吐き

2022-01-18 10:46:45 | 時事川柳

『葉タバコ廃作 3割意向』の見出しで初めて目にした「廃作」の二文字、「紫煙」で煙草の香りを漂わせましたので、葉タバコのことだと思い出せそうです。

 全国有数の葉タバコ産地の岩手県で日本たばこ産業(JT)の廃作募集に応じ、生産者の3割以上が2022年度に耕作をやめるとのこと。

 葉タバコは農作物が育ちにくい中山間部でも栽培でき、重要な高収益作物として地域経済を支えてきた歴史がありますが、喫煙者の減少と生産者の高齢化によって、耕作面積も生産者数も右肩下がりです。

 世の中の流れで仕方がないと、葉タバコ農地は牧草地に、葉タバコ乾燥室は牛舎にして和牛の繁殖経営に力を入れる農家、地域を支えてきた作物に誇りを持って次世代に引き継ぐ意欲を示す農家、それぞれが紹介されており、ため息ばかりではないようです。

 

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