スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

平成29年修神会春季吟道大会の一こま(平原正洲さん独吟「武蔵野を讃う」)

2017-04-22 09:00:00 | 平原正城

本日のブログでは、平成29年修神会春季吟道大会の一こまを紹介します。

吟者は平原正洲さんです。

以下の文面は全て平原正洲さんに記述頂いたものです。

平原正洲さんの気持ちのこもった文章及び詩吟をじっくり味わって下さい。

 

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私(平原正洲)は、平成29年度修神会春季吟道大会」出席し、昨年に続いて未熟ではありますが、

会員の前で独吟(独唱)をさせていただきました。

画像にも記されていますが、吟題と作者名及び感想等は下記の通りです。

 

          吟題:武蔵野(むさしの)を讃(たた)う

       作者;土屋(つちや) 忠司(ただし)

武相(ぶそう)の連山(れんざん)、紫(し)紅(こう)に映(は)え  

富嶽(ふがく)、遙(はる)かに望(のぞ)めば雲(くも)残照(ざんしょう)

嗚呼(ああ)、武蔵野(むさしの)  月(つき)・雪(ゆき)・花(はな)  

古今(ここん)の墨客(ぼっかく)、感懐(かんかい)を誌(しる)す。

 

詩文の内容

武蔵・相模に連なる山々は、朝日を受けて紫紅に染まり美しい

夕方、遠く富士山を望めば、夕陽を受けた浮雲が輝いている

武蔵野の自然(月・雪・花)は、四季折々に風情を変えて本当に

素晴らしく、昔から多くの文人・詩人がその感慨を書き誌している。

 

吟者(私)の言葉・感想

何と雄大で素晴らしい詩文でしょう!!  私の吟力はともかくとして・・

葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」にある荒波の中で遠くに富士山が描かれた絵を「動」とすれば、

真に「静」の代表格の詩文ですね!

富士山そのものを詠った吟や絵画は数多くありますが、

この詩文は遠く武蔵野から望む富士の姿が周りの情景とマッチして、より美しく感じられますね!

 

 最初に詩文を読んだときは、作詩者は頼山陽や服部南郭等と同じの江戸時代の文人とばかり思っていましたが、

土屋忠司氏を調べてみると、元・武蔵野市役所の役人で、この詩文は昭和30年代のものとか・・・

唯々、驚くばかりでした。<「東村山音頭」の作詞者でもあるとのこと>

 

作詞者(土屋忠司氏)に敬意を表しつつ、私自身、更なる吟力の向上に努めたいと思っております。

ご静聴有り難うございました。                       以上

 


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