「私と弘美さん、どっちが好きなの?」
これまでの私の人生、
かつてこんな選択を迫られたことが何回あっただろうか?
一瞬、遠い目となる。
一回くらいはあったような、なかったような…。
いや、一回はあったと言うことにしておこう。
今回のこの状況、
むろん緊迫した状態ではない。
発言者は一人娘。
寝る前の話。
いつものごとく、布団の上でごろごろしながら、
図書館で借りた詩集の中から詩をかわりばんこに読んだり、
あれこれ話をしたり…。
しかし、もう九時半になったし、娘よ、そろそろ寝ておくれよと
「ママは弘美さんの小説を読む時間だから、そろそろ寝てくれる?」
と言ったのである。
部屋は加湿器に数滴落としたティートゥリーと
最近寝る前の習慣にしている足マッサージの時に使うオイルの甘い香りが充満。
「ねぇ、どっちが好きなの?」と迫る一人娘。
「そりゃあ…じゅんちゃんに決まっているでしょ」
布団に娘を押し倒す。
にやにや笑う娘。
「だから、寝て」
それからしめしめと思い、寝転がっている娘に
「今のどっちが好きなのってやつ、ブログにのせるからね」と一言。
これはもうブログを書く人の側にいる人の宿命なのだ。
とは言え、ちょっと前から娘もブログを始めた。
だから、私も書かれるかもしれない。
お互い様だ。
そういうこと、ですね。
これまでの私の人生、
かつてこんな選択を迫られたことが何回あっただろうか?
一瞬、遠い目となる。
一回くらいはあったような、なかったような…。
いや、一回はあったと言うことにしておこう。
今回のこの状況、
むろん緊迫した状態ではない。
発言者は一人娘。
寝る前の話。
いつものごとく、布団の上でごろごろしながら、
図書館で借りた詩集の中から詩をかわりばんこに読んだり、
あれこれ話をしたり…。
しかし、もう九時半になったし、娘よ、そろそろ寝ておくれよと
「ママは弘美さんの小説を読む時間だから、そろそろ寝てくれる?」
と言ったのである。
部屋は加湿器に数滴落としたティートゥリーと
最近寝る前の習慣にしている足マッサージの時に使うオイルの甘い香りが充満。
「ねぇ、どっちが好きなの?」と迫る一人娘。
「そりゃあ…じゅんちゃんに決まっているでしょ」
布団に娘を押し倒す。
にやにや笑う娘。
「だから、寝て」
それからしめしめと思い、寝転がっている娘に
「今のどっちが好きなのってやつ、ブログにのせるからね」と一言。
これはもうブログを書く人の側にいる人の宿命なのだ。
とは言え、ちょっと前から娘もブログを始めた。
だから、私も書かれるかもしれない。
お互い様だ。
そういうこと、ですね。