暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

・・・て いて・・・

2017-07-06 23:01:33 | 言葉
テレビを観ていると、最近多用されているものの、妙に表現に引っかかることばがあり、書いておきたくなった。

ワイドショーのその専門分野で見識の高い方とお見受けするコメンテーターの方々や、ニュースの中ではアナウンサーも使っている。


それは、

(1) 「いつ ~しても おかしくない」

(2) 「・・・と思っていて」のように、動詞の後に、「・・・ていて」とつなぐ


などである。具体的にはこのようになる。


(1) 「いつ ~しても おかしくない」
     
このどこが問題だと思っているかというと、自然災害のときや、危機に直面している緊迫した状況にあるときなどに、多用されているからだ。

このことばは、人命が危険な中にあるときに、より悪い状況が次に訪れることを、一瞬期待しているように受け取れなくもないような表現に聞こえるのだ。

だから、どうも、ニュースで、このことばを聞くと、妙な違和感を覚える。


(2) 「・・・雲が低く垂れこめていて・・・となっています」
               

この表現のなにが気になるかというと、本来なら、「・・・雲が低く垂れこめており、・・・となっています」とならないだろうか。
                                       

「・・ていて」では、いかにも子供の会話表現で、堅い文章のなかに、突然、話し言葉を放り込んだような、前後の文から浮き上がっているように聞こえるのだ。

ニュース原稿でも、これが多用されている。

     
「・・・思っていて・・・」などともコメンテーターが使う。


違和感を覚えるのは、私だけだろうか。



追記: もうひとつ例示したい表現があった。


(3) 「なぜ・・・されなければならなかったのか。」

これも使うべきではないような言い回しだと日頃感じる。

・・・殺されなければならなかったのか   というように情報番組の解説のなかで使われていると、聞いた時に違和感が残る。



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