暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

老人ホームの高齢者も人間関係に悩む

2019-12-14 08:40:44 | 日記
読売新聞の朝刊の人生案内を毎日読んでいる。

2019年11月30日の相談では、80代の高齢者の女性からのものだった。

入居している老人ホームで、90代の女性から娘さんが作ったビーズのアクセサリーの作品をいただいた、という。

ところが、若向きで自分には合わないようなので身に着けることはしなかったという。

食堂で90代の女性と同じテーブルで食事をするお仲間だったのが、その作品を身に着けないことに90代の女性は気を悪くしたのか、会ってもそっぽを向き、同じテーブルで食べなくなり、半年このままだそうだ。





回答者は樋口恵子氏で、有料老人ホームでは、よく聞くのが入居者同士の人間関係のむずかしさだという。

もらったら、食堂に一度や二度は食事に身に着けていくのが礼儀だし、気に入った装いは外出の時にされたら、とアドバイスしていた。


亡くなった私の母は、前年に、腹痛でご近所の方に救急車を呼んでいただいて、緊急入院した。

その時の検査の結果、胃潰瘍で内視鏡手術となった。

入院というので駆け付けたところ、胃潰瘍と聞いたので、

私「胃潰瘍になるほど、なにがストレスだったの?何に悩んでいたの?」

と訊くと、

母「自治会の◆◆の会長にならされて、断っているんだけど、ほかになり手がいなくて、◎◎の役員も・・・」

と、町内の役員のことが心底 負担に感じて悩んでいたそうだ。

私「お医者さんはお母さんの悩みのことを聞いてくれた?」

母「お医者さんは、こんな高齢者に悩みがあるとは思ってもないようで・・・」

というわけで、胃潰瘍は治してくれたが、胃潰瘍になった原因の相談には乗ってくれなかったらしい。

プライベートなことなので、自分で解決するしかなかったが、退院して多くの役職からは解放というか、卒業させてもらったのだという。


私は将来未亡人になって、体も不自由になってきたら、有料老人ホームのお世話になろうかと、多少なりとも考えていた。

しかし、私は、集団生活が苦手で、人生の終盤にそのような生活が楽しいだろうかとは、思っていた。

実際、高齢者になっても、人間関係のことで苦悩している人が当然ながらおられるのなら、私は無理だな、と思った。

寝たきりになったら別だが、動けるうちは、行政の力も借りて、一人で暮らしておこうと思った記事だった。


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