暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

押入れを片づけてみる。断捨離まではいきません。

2018-01-14 22:46:35 | 掃除

押入れの中の断捨離がしたかった。

うちのマンションは収納が少なくて、押し入れが1間(けん)しかない。


書類をフォルダで分けて整理しているため、大量のフォルダを入れるフォルダボックス、それを入れる段ボール製の保存キャビネット(引き出し)が数個ある。

  



押し入れの1/4を占めるのは、布団だ。

扇風機も2台、箱に収納している。


   


私物はこれまで処理してきて、段ボール箱に収めてあるものは、箱の数にして、4箱だけだ。

断捨離を試みたが、段ボール箱をひとつ開いたら、中は、大量の領収証を貼ったノートと、数冊の家計簿だった。

通常、部屋に出していないし、押入れから出しやすいように置いている保存キャビネットの中にも入れていない年月日の領収証のノートは、かなり古いものだ。

古いとは言っても、このシステムにし始めたのは、2003年くらいからなので、20年前、30年前というわけではないが、どんどん増えて段ボール箱にぎっしりと詰まっている。

ほかの段ボール箱は、手紙と、アルバムだった。

家計簿関係は、見たいときがあると、捨ててしまっては困ることがあるのだ。

捨ててしまっていたら、それはそれで、仕方ないと、あきらめるだろうが、今まだ保管しておく余裕があるうちは、なにも今捨てなくても、と一応もとに戻した。

今夜捨てたのは、漢字検定準一級を受験した時の本、FPに合格してから毎年購入してきた公的年金についての参考書の古い本、放送大学で視聴したビデオテープ、簿記の問題集。

今回は、これだけで、やめておいた。

だいたい、もう職に就くことはありえないのに、なぜか、仕事に結びつきそうな参考書や問題集をどうもまだ残している。

実学が多いので、生活に役に立つからだろう。

保存キャビネットには、過去の確定申告のフォルダがぎっしり入っている。

マンションに転居してからの確定申告は全部とってある。

いつかは捨てるだろうなと思うが、まだ見るから、と言い訳しているのだ。

しかし荷物をそぎ落としていくと、自分の歴史は無意味化しないのだろうか。

大学で勉強したのは細胞学や生化学だった。

去年8月に研究室の先生を囲む会に出席した時、もうその専門分野に自分が興味を失っていることを思い知らされた。

一生は短いもので、大学を卒業して40年。

寿命が尽きる日がひたひたと近づいてくるのが現実だ。

若い人には、今しかできない、好きなことに思い切り情熱を注いで、がんばってみて、と言いたい。

こんなに老人になる日が早くやってくるとは。

今日、62歳になった。



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