暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

ニンニクと唐揚げ

2019-08-21 18:42:21 | 料理

母が晩年、惣菜や調理の素などを買ってきて、と電話してきて、いろいろと買って持って行った。

持って行ったあとで、電話がかかってきて、

「ニンニクがあるから持ってって頂戴。」

というのだ。

ニンニク?

ニンニクなんて買っていってないのに、なにを言っているのかよくわからなかったが、ともかく実家に行った。

母が、

「これ、ニンニク、私食べないから持って帰って頂戴。」

と言って、見せたのが、キムチ炒飯の素だった。

キムチがニンニク臭いだろうから、いやだということらしい。

もちろんまだ調理に使ってない、封も切ってないものだが、袋の記述を読んだのだろう。

それにしても、母がニンニク嫌いだとは、なんか記憶になかった。

餃子もよく作ってくれたし、、、、でも、それは、ニラで、ニンニクは入れてなかったかもしれない。

そこで、本題は、私は鶏の唐揚げが大好きで、頻繁に作る。

でも、母が作ってくれたことはなかったから、おふくろの味ではないのだ。

ネットのレシピの味だ。



それで、母がなぜ鶏の唐揚げを作ってくれなかったか、考えると、父が鶏肉が嫌いだったからというのもあるが、それでも私たちには作ってくれてもよさそうだが、たぶん母の鶏の唐揚げは食べたことがないと思う。

父が夕食にいない日に、鶏の料理をしてくれたが、いつも、もも焼きだった。

母が唐揚げを作らなかったのは、ニンニクが嫌いだからじゃないだろうか。

そして、私が唐揚げが好きになったわけは未だにわからない。

コメント
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