暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

サザン

2015-01-04 00:15:42 | 日記

紅白歌合戦でサザンオールスターズが歌った「ピースとハイライト」を
聞いていて思った。

こういう公開の場で書くことかどうかはわからないし、どなたかがすでに話されて
いるかもしれないが。


昨今、日中、日韓の間で、歴史認識が異なることで、ひどく摩擦が生じている。



その話をする前に、私に中国人の友人がいることを少し書いておく。



25年以上前、近所に住む中国からの留学生たちと知り合ってよく話したし、一緒に遊びに行った。


2年の留学の後、中国に帰国した彼女は、10年たって私が父と上海に旅行した時、
南京から特急に乗って、上海のホテルまで来てくれて元気な姿で再会できたことを
喜び合った。

彼女の一人娘さんが高校で日本語を専攻し、中国の高校生の代表として、来日した時
東京タワーのそばのホテルまで私は会いに行った。

娘さんは上手な日本語を話した。

その後、娘さんは高校生の時、長野に留学してホームステイをした。

大学では外国語大学の日本語科に進学して、また日本に留学した。


そして今は、中国で日本企業に勤務している。


中国からの別の留学生のひとりは、日本の博士課程を終えると、日本の建設会社の
研究所に就職したが、満足せず、カナダの学者の枠でグリーンカードを得て、
カナダに移住した。

日本にいたときから奥さんとお子さんを連れてきていたが、海外にいるので、
一人っ子政策でも子供をもうひとり持ってもよいということなのか、
2人目の子が生まれた。

研究の分野の会社を興して、日本にも大学との共同研究でよく来ており、その後
カナダの家はそのままに、日本に住んでいる。

中国、日本、カナダを家族それぞれ、行ったり来たりしているようだ。



前置きが長くなったが、サザンの歌にあるように、日本では、私たちは
現代史を子供のころからあまり学校で習わない。

そこが、中国や韓国で反日教育をしているところと大きく違う。

朝日新聞の誤報で、日本でも従軍慰安婦問題で、日本人に誤った認識が浸透して
しまったところもある。


年末に、池上彰さんの番組で、アンケートをしていた。深夜番組だった。

日中関係は改善するべきか、生放送中に視聴者投票を行ったところ、改善しなくていいと
答えた人が6割をしめていた。


習近平国家主席が国内向けの対応のために、安倍首相と握手をしていても笑顔がないなど、
外交上失礼すぎてあきれてしまう。

でも、中国からの観光客の数の増加は驚くものがある。



中国の南京に住む友人が在日中、彼女とは南京事件の話には触れなかった。

カナダに移住し、会社を興したほうの友人とは、知り合った頃、南京事件を含め、
戦争の話題が出たことがある。

若いころに南京事件の本を読んだことがあり、その当時はその本を鵜呑みにしていたので
凄惨な写真とともに事件を知ってはいた。

しかし、私は、その友人には、日本では学校で習わないので、あまり知らない、と話した。


近年、南京事件は中国で言われるほどの殺戮の人数はいなかった、であるとか
写真もほかのものをこの事件のものであるように本に掲載していた、であるとか
耳にするようになった。

朝日新聞の誤報と謝罪についてのことを見ても、歴史の真実がわからない。

私は留学生の友人たちに、当時、日本人の過去の蛮行を、ひとりの日本人として
詫びることをしなかったことが良かったのではないだろうかと思うことがある。

触れないようにしていたことで、今の友人関係を保っていられるのではないかと
思うのだ。


30年ほど前に、中国から大勢日本に留学し、知識を吸収していった若者たちが
今の中国の発展の礎になっているのだろうと思う。


韓国のことは、あまり詳しく知らないが、それでも、反日のニュースや、領土問題を
見ると、日本との歴史に対する認識の違いを感じる。



3国の学者や知識人が、歴史の真相を擦り合わせることはできないのだろうか。


日本も戦後70年を迎える今、もっと国民に昭和を正しく知らそうと努力をしてくれないだろうか。


日本では、外交的には、正面から取り組むことは避けて通ってきてこのままいても、日中韓は、
どこまでも平行線で、関係改善の糸口など無いように見える。


中国の友人たちとの付き合いの中で、思うのは、中国の国民一人一人は、ニュースの
反日の映像に見られるような憎しみを日本人に抱いてないだろうということだ。


日本に観光や買い物に中国の人が来ては、日本の商品に信頼を寄せている。


もっと国家間でも信頼し合える可能性はあるのではないだろうかと、思っているのだ。


書き始めてはみたものの、あまり考えがまとまらず、うまく書けなかった。




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