ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

デンマーク入国管理局との交渉

2014-02-06 20:50:04 | 日記
ホスト側からは半年滞在でもOKとの返事をいただいていたわけですが、必要なビザが入手できるのかを調査開始しました。

駐日のデンマーク大使館にも問い合わせしてみましたが、ビザ関連については大使館マターではないので、本国(デンマーク)の入国管理局に直接問い合わせしていただくしかないとの返事。

入国管理局にメールにて滞在目的等を伝えて待つことしばし、最初の回答は「農場での研修生」扱いになるが観光ビザとしての入国に相当するとの返事。結果、日本人の場合は最大で90日間滞在が許され、且つ、ビザそのものは不要とのことでした。

それでも何とか、半年間ぐらいの滞在が許されないものか。目的は”国民幸福度世界一のデンマークを市民生活レベルで体験すること”であって、”労働目的ではない”との主旨を再度伝えたのですが、返信はしばらくなし。

当時、出発の目論見としては2012年4月下旬を狙っており、且つ、エアチケットの発券日数を考えると3月下旬には手配を終えていなければなりませんでした。

そのタイムリミットを過ぎても入国管理局からの返事は得られず、止む無く、観光ビザ(ビザなし)としての入国を想定してエアチケットを入手しました。

ところが、その約1週間後、入国管理局から返信があり、「ちょっと待て」との内容。しかし、その時点では既にサイは投げられていた状態なので、入国管理局側にエアチケットは入手済みであるとの事情を説明し、予定通り4月某日にデンマーク入りする旨を伝えるしかありませんでした。

正直、スッキリした交渉結果ではなく、いわば見切り発車的な旅立ちとなったのです。従って、デンマーク入国審査時に足止めを強いられる恐れも感じたので、それまでの入国管理局側とのやりとりメールを全てプリントアウトしてトラブルに備え出発した次第です。内心はハラハラドキドキでした。

この時点では、シェンゲン協定の意味するところを十分に理解していませんでしたし、フライトがドイツのフランクフルト乗継でデンマークの首都コペンハーゲンに入るルートになっていたことが、後にわかる結果につながることとは知る由もありませんでした。 ~続く~

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