映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『西の魔女が死んだ』

2008年06月05日 | Weblog
ふつう

長崎俊一 監督
サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、大森南朋、高橋克実、木村祐一 出演

中学生になったばかりのまいは学校へ行くのが嫌になり、ママの提案でおばあちゃんのもとでひと夏を過ごすことになる。魔女の血筋を引くというおばあちゃんの暮らしは自給自足。野菜やハーブを育て、昔ながらの知恵を活かしながらの生活は、まいにとって新鮮に感じられた。課された“魔女修行”は、早寝早起き、食事をしっかり摂り規則正しい生活をするというもの。そんな暮らしは、やがてまいの心にも変化を起こさせるのだった…。

yahooのオンライン試写会で観た。
イギリスの田園風景のような美しさを日本に求めようとしたのはわかるが、都会の人間の幻想とあこがれをミックスしたありえない田舎にも見える。

演技で合格点をとれるのが木村祐一くらいしかいなくて、ほとんどサチ・パーカーと高橋真悠のふたり芝居になってしまうのもつらい。

エンディングはよかったが、半日で行けるところに結局2年も訪れなかったのかこの家族は……、という描かれなかったところに対する不満がつのる。

都会に住んでいて、エコ・バッグをいくつももち「ロハス」や「癒し」を信じてハーブ・ティーを飲んでいるような女性にはおすすめ(笑)。いじめなどによって切実に疎外感を感じている小中学生がこれを見ることでなにかが変わるとは思えない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿