映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ジャンゴ 繋がれざる者』

2013年12月12日 | Weblog
よい

クエンティン・タランティーノ 監督・脚本
ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、ドン・ジョンソン、ローラ・カユーテ 出演

南北戦争勃発前夜のアメリカ南部。賞金稼ぎのドイツ人歯科医キング・シュルツは、お尋ね者三兄弟の顔を知る黒人奴隷ジャンゴを見つけると、彼の鎖を解き放ち、三兄弟の追跡に繰り出す。その後、ジャンゴの腕を見込んだシュルツは、彼を賞金稼ぎの相棒にして2人で旅を続けることに。しかし、そんなジャンゴが真に目指す先は、奴隷市場で生き別れた最愛の妻ブルームヒルダのもと。やがて、彼女が極悪非道な農園領主カルビン・キャンディに売り飛ばされたことを突き止めたジャンゴとシュルツ。2人はキャンディに近づくため、ある周到な作戦を準備するのだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342722#1





圧倒的なサービス精神の脚本と編集能力の低さで有名なクエンティン・タランティーノ監督・脚本作品(165分)。

西部劇にもアメリカの歴史にも詳しくないので十分に理解しているとは言えないが、おもしろかった。

三人兄弟を倒すところまでが前半で、後半とうまくつながらない……かと思いきや、今回はちゃんとつながっていた。

奴隷格闘の知識がまったくないのだが、あれも実際にあったことなのだろう。

汚れ役もちゃんとこなすレオナルド・ディカプリオはもうちょっと評価されてもいいんじゃないか?

クリストフ・ヴァルツはあっさりしすぎ(笑)。

『SUSHI GIRL 』

2013年12月12日 | Weblog
よい

カーン・サクストン 監督
トニー・トッド、ジェームズ・デュヴァル、ノア・ハサウェイ、アンディ・マッケンジー、マーク・ハミル、コートニー・パーム、千葉真一、ダニー・トレホ 出演

強盗の罪で6年間を刑務所で過ごしたフィッシュ。仲間について一切口を割らず、ただ一人服役した彼がようやく出所の日を迎えた。そんな彼の出所を祝うべく、昔の仲間4人が寿司の女体盛りで出迎える。しかし彼らの関心は、6年前の強盗事件で消えてしまったダイヤの行方のみだった。それをフィッシュが知っていると信じる4人は、彼にダイヤのありかを吐かせようと情け容赦ない拷問を開始するが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344169





ダニー・トレホはほんのちょっとの出演だった……。

こんなきれいな女体盛り(コートニー・パーム)は初めて観た。

いきなり『ダイヤモンドは永遠に』の音楽! かっちょいい。

おわりまで観ると、ストーリーに無理があるが許せる範囲。

『危険なメソッド』

2013年12月12日 | Weblog
よい

デヴィッド・クローネンバーグ 監督
キーラ・ナイトレイ、ヴィゴ・モーテンセン、マイケル・ファスベンダー、サラ・ガドン、ヴァンサン・カッセル 出演

1904年、チューリッヒ。若き精神科医ユングは、精神分析学の大家フロイトが提唱する“談話療法”を新たな患者ザビーナに実践し、彼女の心の奥底に眠る性的トラウマを突き止めて治療に成功する。しかし二人はいつしか医者と患者の一線を越え、愛人関係に。そんな中、一度は師弟のような友情を築いたフロイトとの間にも溝が生じ始めるユングだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=343154#1





サスペンス要素というのは、ザビーナ(キーラ・ナイトレイ)の幼児体験を探っていくところとフロイト(ヴィゴ・モーテンセン)とユング(マイケル・ファスベンダー)の関係悪化の過程の部分を指しているのだろう。どちらもおもしろかった。

しかし、ザビーナの幼児体験が明らかになったあとで、どのようにして治癒できたのかはよくわからなかった。

また、ヴァンサン・カッセル演じるオットー・グロスも独自の存在感で、ユングを患者の立場から刺激する絶妙な立場なのだが、フロイトとほんとうに血縁関係があるのかどうかは本作を見終わったあとでネットで調べて「後継者としてのフロイトの息子候補のひとり」であったことがわかった。

ユングの食欲の強調もおもしろかったが、心理学的にどういうことなのかはもちろんわからない。