映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『アンストッパブル』

2011年07月19日 | Weblog
よい

トニー・スコット 監督
デンゼル・ワシントン、クリス・パイン、ロザリオ・ドーソン、イーサン・サプリー、ケヴィン・ダン、ケヴィン・コリガン、ケヴィン・チャップマン、リュー・テンプル 出演

ペンシルヴェニア州ブリュースターのミンゴ操車場。この日、初めてコンビを組むことになった勤続28年のベテラン機関士フランクと、職務経験4ヶ月の新米車掌ウィル。始めからソリが合わず、それぞれ私生活でも問題を抱える2人は、険悪な雰囲気で旧式機関車1206号に乗り込むことに。その頃、同州のフラー操車場では、運転士によるブレーキ操作のミスが原因で、最新鋭の貨物列車777号が無人のまま走り出してしまう。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=337734





機関車の中と司令室の中、それぞれに初顔合わせのふたりの人間がいて、絶望的な状況で不信感から相互理解へと関係性の変化がうまく描かれている。



しかし……、99分というコンパクトな作品ながら、はじめの一時間はどうしようもないバカの連続で、これが観ていてつらいのなんの……。

また、映像にこだわるトニー・スコット監督らしく、カメラがほとんど安定しない(笑)。
弧を描く軌道のレールにカメラを乗せたように、グルグル回りこみながらふたりを何度も撮影したり、やっとそれが止まったと思ったら今度は上下にカメラがズレたりと、まあせわしない(笑)。

そんな映画のテクニックなのか、客へのいやがらせなのかわからないようなものを我慢に我慢を重ねて、やっとのことで後半に爽快感が匂ってくるのだ!

はじめダメ人間だが状況が深刻になるにつれ、どんどんかっこよくなるネッド(リュー・テンプル)がおもしろい。