映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『毎日かあさん』

2011年02月08日 | Weblog
よい

小林聖太郎 監督
小泉今日子、永瀬正敏、矢部光祐、小西舞優、正司照枝、古田新太、大森南朋、田畑智子、光石研、鈴木砂羽、柴田理恵、北斗晶、安藤玉恵、遠山景織子 出演

締め切りに追われる漫画家サイバラ リエコは、6歳の息子ブンジと4歳の娘フミを育てる二児の母。子育てと仕事で目が回るような忙しい日々を送っていた。そんなサイバラの夫は元戦場カメラマンのカモシダ。現在、アルコール依存症と格闘中で入退院の繰り返し。しかも、克服どころかますます悪くなる一方。ついにサイバラは離婚を決意するのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338075



原作者の西原理恵子に惚れたのは20年近く前のことである。
『まあじゃんほうろうき』での自虐ギャグと弱者ゆえの毒の堅持が魅力で、ほかの作品もいくつか読んでいた。
そんな彼女の作品の中で、鴨志田穣さんとの出会い、結婚、出産くらいまではフォローしていた。

本作では徹底的にダメ人間として描かれているが、実際には年収が1000万を超えたときもあったはずである。夫婦でイベントにでたときに公表されたはずだ。

離婚の前後からわたしも西原作品を熱心には読まなくなったので、どういう事情かあったのかわからなかったのだが、本作を観るとそういうことだったのかと思ってしまう。

これも本作では描かれていないが、鴨志田さんは海外でヤク中だったと西原作品で描かれているのだ。国内でアルコール依存症でもしかたないのかもしれない。

と、ここまで個人の思い入れだけで書いてきたが、では、思い入れのない人が観たらどうなるのか?

話がありがちで、後半急いだ印象だが、ちゃんとした演技でちゃんとした話なので、悪くはない。ふつう以上のデキ。