映画日記(ためし)

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『宮廷画家ゴヤは見た』

2009年08月19日 | Weblog
宮廷画家ゴヤは見た - goo 映画

よい

ミロス・フォアマン 監督
ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、ステラン・スカルスガルド、ランディ・クエイド、ミシェル・ロンズデール、ホセ・ルイス・ゴメス、マベル・リベラ 出演

18世紀末のスペイン。宮廷画家に任命されながら、権力批判と社会風刺に富んだ作品も精力的に制作し続けるゴヤ。彼が手がけた2枚の肖像画の人物―裕福な商人の娘で天使のように美しいイネスと、異端審問を強硬するカトリック教会の神父ロレンソ―が運命的に出会う。異教徒の疑いで捕えられたイネスを救ってほしいとゴヤに頼まれたロレンソは、拷問を受け牢に繋がれたイネスに面会し、思わず抱きしめるのだった。


ゴヤは狂言回しなのね。話のメインはイネス役のナタリー・ポートマンとロレンソ役のハビエル・バルデム。宗教を中心とした歴史劇であり社会劇だろう。

ポイントはそのふたりが前半と後半でかなり違うキャラクターになっていること(今回はネタバレなしのつもりなので、興味を持ったらまず観ることをおすすめする)。特にナタリー・ポートマンは非常にがんばっている。後半の彼女の演技にはびっくりした。