映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ワールド・オブ・ライズ』

2008年12月29日 | Weblog
ワールド・オブ・ライズ - goo 映画

ふつう

リドリー・スコット 監督
レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニ、オスカー・アイザック、サイモン・マクバーニー、アロン・アブトゥブール、アリ・スリマン 出演

ロジャー・フェリスはCIAで最高の腕を誇るスパイ。世界中の戦場で常に死と隣り合わせの彼の任務を決めるのは、遠く離れた安全な場所で、時には子供の世話をしながら命令を下すベテラン局員エド・ホフマン。彼らの目的は、地球規模の破壊を含む爆破テロ組織のリーダーを捕まえること。正体不明のその男を罠にかけるには、味方すらも欺く完璧な嘘をつかなければならない。世界を救うのは、いったい誰のどんな嘘なのか…?

もはやリドリー・スコットは映像だけの作家になってしまったのだろうか? 映像が美しいのは認めるとしても、それ以外におもしろいアクションもおもしろいサスペンスもまったく感じられない。

勝手なことを言う上司とそれに振り回される有能な部下という関係は、最後まで楽しむことができる。しかし、あの最後のカラクリは誰にでもわかってしまう。

徹底的に現場のプロであるはずのディカプリオが、彼女に関してだけは考えが甘いのがストーリーにそぐわない。

体内に発信機のようなものを埋め込んでいると観客に思わせるような演出があったが、車数台で砂嵐を起こしたときに見失ったことから、体内には埋め込んでいなかったようだ。

以下ネタバレ








「彼女を見張っているというか、見守っている」のであれば、何が起こったのか把握できていて当然である。したがって、最後に何が起こるのかも容易に想像できてしまう。

なんで上司(ラッセル・クロウ)が無茶ばかりいうのかの説明などを入れると、もしかしたらマシになっていたかもしれない。