映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『落下の王国』

2008年11月24日 | Weblog
落下の王国 - goo 映画

よい

ターセム 監督
リー・ペイス、カティンカ・ウンタルー、ジャスティン・ワデル、ダニエル・カルタジローン、レオ・ビル、ショーン・ギルダー、ジュリアン・ブリーチ、マーカス・ウェズリー、ロビン・スミス、ジットゥ・ヴェルマ、エミール・ホスティナ 出演

1915年のアメリカ、オレンジの木から落ちて怪我をし、入院中の5歳の少女、アレクサンドリア。人懐こい少女は、あどけない笑顔で病院中の人々に可愛がられていた。ある日、足の怪我でベッドから起きられない青年と知り合う。病室に入ってきた利発そうな少女に、青年は自分が作った物語を聞かせる。たちまち夢中になって、続きを聞かせてとせがむ少女。しかし、それは少女に薬を盗み出させるための作戦だった…。

前作『ザ・セル』で独自の映像美を見せつけたターセム監督の第二作。
本作でも見事な映像を見せてくれる。

上の写真でもわかると思うが、ターセム監督の美的感覚はすばらしい。前作ではそれが精神世界を表現することによっての発露であったのだが、今回は主人公によって語られるおとぎ話の世界での表現となっている。

いくつも息をのむような美しいシーンがあるのだが、ピカ一は象の水泳である。あれを観たときに、この作品の評価は決まった。もちろん、ストーリーもちゃんとしている。

あのエンディングは涙がでそうになった。