映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『天然コケッコー』

2008年03月12日 | Weblog
よい

山下敦弘 監督
夏帆、岡田将生、夏川結衣、佐藤浩市、柳英里沙、藤村聖子、森下翔梧、本間るい、宮澤砂耶、斉藤暁、廣末哲万、黒田大輔、大内まり、田代忠雄、二宮弘子、井原幹雄 出演

山間の分校。小学校と中学校は同じ校舎の中にあり、全校生徒はたったの6人!右田そよは唯一の中学二年生。初夏のある日、東京から転校生・大沢広海がやってきた。期待に胸を膨らませるそよは仲良くなろうとするのだが、ついつい冷たい態度をとってしまう。海水浴、神社の境内で初めてのキス…、そして春が来て、みんな1学年進級した。楽しみにしていた修学旅行は東京。広海が育った街を始めて見ることが出来て喜ぶそよだった…。

田舎の人は純朴でやさしい……。そのような幻想を良質にふくらませた青春物語。

原作(マンガのくらもちふさこ)がよいからなのか脚本(渡辺あや 『ジョゼと虎と魚たち』)が優秀だからなのかわからないが、ほとんどイベント的なものがない内容を120分間もたせている。
もちろん、監督(『松ヶ根乱射事件』、『リンダ リンダ リンダ』)の腕が確かだからできることだが、主人公夏帆もがんばっている。

121分はちょっと長い。
暗転はよい。