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ビジネスマナーで職場を換気しよう

2017年04月05日 | コンサルティング

春は職場に新人がやって来る季節です。社内に新しい風が入ってきてすがすがしい気分になります。職場に新人が配属されなくても、4月は気分一新という雰囲気になります。今このときこそ、職場を換気しましょう。

え?高いビルだから窓は開かないですって? では、物理的な空気(Air)を換えるのは空調機に任せておいて、職場の空気(Atmosphere)を換えてはいかがでしょう。

職場の空気を換気する方法は簡単です。管理職から若手まで、職場のメンバー全員でビジネスマナーを確認するだけです。新人が受ける研修のようにロールプレイングをやってみるのも良いでしょう。

1.挨拶の基本

「あ」 相手の目を見て・明るく
「い」 いつも
「さ」 先に(先手必勝)
「つ」 続けて。毎日行う

2.ほうれんそう

「報告」「連絡」「相談」について、きちんと理解し、実践しているかをお互いに確かめ合いましょう。

3.会議・打合せ

経費や時間を浪費することは重大なビジネスマナー違反です。だらだらと結論の出ない会議や、打合せと称して無駄話をすることは時間という経営資源の浪費です。

4.その他

正しい敬語の使い方、電話の応対、お客様との接し方、コンプライアンスに関する様々な事項・・・他にもたくさんあります。

「新人じゃあるまいし、なんでそんなことをするのか」と疑問を持たれたかもしれません。では質問しますが、上記のようなビジネスマナーを完璧に身につけている人は職場に何人いますか? 会社全体で何割くらいでしょうか?

先日、この質問をある会社の採用担当の方にお聞きしたところ、「うーん、たぶん半分もいないと思います。特に管理職は全然ダメかもしれませんね。」とのこと。その後あわてて「でも、うちの社員は全員、ビジネスマナーについては十分わかってはいますよ!もちろん。」と、すかさずフォローしていらっしゃいました。

しかし、「わかっている」と「実際に行っている」は全く別のことです。

どんな職場でも時間が経つにつれ、馴れ合いやいい加減さがじわじわと広がっていきます。職場の空気は放置しておくと澱むのです。澱んだ空気を一掃するためには、職場のメンバー全員によるビジネスマナーの練習が一番です。

もしあなたの職場で、きちんと挨拶しない、報告を怠る、結論の出ない会議が続く、そうした現象が少しでもあるなら、ビジネスマナーで換気してみてください。

「でも、具体的に何をどうやったらいいかわからない、教えてほしい」と思ったら、近くにいる新人に教えてもらってください。きっと丁寧に教えてくれますよ。

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