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図らずも営業に配属された人に

2017年04月02日 | コンサルティング

新卒で入社した会社で企画部を希望していたのに、配属先が営業部に決まった。人事異動で、研究開発部から一番行きたくない営業部に異動することになった。どう考えても営業に向いていない私がなぜ? よりによって営業のようなレベルの低い仕事をさせられるなんてがっかりだ。

4月になると日本中の会社でこうした(心の)声が聞こえます。

図らずも営業に配属、異動された方に申し上げます。営業はレベルの低い仕事ではありません。もし、企画や研究開発の方が上だと考えているとしたら大きな間違いです。オリンピックの種目で柔道とマラソンのどっちが上かを議論するようなものです。比べても意味がありません。

しかし、営業という仕事を嫌っている人が多いことも事実です。

長時間労働で疲れる、クレームをぶつけられる、ノルマがあって辛い、成績が下がると叱責される、努力しても報われないことが多い、嫌いなタイプの人にも愛想よくしなければいけない・・・

では、こうしたネガティブな要素がほとんど無い職種を挙げてみてください。短時間労働で、文句も言われず、努力すればその分報われる、嫌な人と口を利かなくても済む仕事です。

言うまでもなく、そういう仕事はまずありません。

一方、ポジティブな面に目を向ければ、営業ほどあなた個人の能力を高めてくれる仕事はありません。

顧客との交渉を通じて、コミュニケーション・スキル、計数管理能力、時間管理能力など、どんな仕事にも必要とされる実務能力をつけることができます。そして、社内の他部署、製造や流通、経理、マーケティング等とのやり取りを繰り返すことで、チームで仕事を回す能力も鍛えられます。営業は、他の職種よりもあなたの能力を高める機会に満ちています。

ただし、それはあくまでも機会=チャンスであり、自ら動かなければ手に入りません。

目の前にたくさんのチャンスがあるのですから、じっとしている手はありませんよね。

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