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研修カリキュラムor研修プログラム

2018年05月23日 | コンサルティング

「打ち合わせ内容に基づき、修正カリキュラムの提出をお願いします」

これは弊社が担当させていただく研修に関して、研修担当者と打ち合わせをした後に使われることの多いフレーズの一つです。

そうした際にいつも思うのは、研修の内容を表す表現は「研修カリキュラム」と「研修プログラム」のどちらが適切なのだろうかということです。

私は人材育成の仕事に就いて早25年が経過していますが、この点は幾度となく疑問を感じ、その都度調べている事柄なのです。

「カリキュラム」を辞書(広辞苑)で調べてみると、「教育課程、学校教育の内容・計画を発達段階や学習目的に応じて配列したもの」とあります。

一方の「プログラム」は、「番組、予定、計画、目録、計画表、コンピューターに対してどのような手順で仕事をすべきかを機械が解読できるよう、特別の言語などで指示するもの」とあります。

これからすると、「プログラム」の方が「カリキュラム」よりも言葉の意味する範囲が広いよと感じます。

その他にも、類似の言葉として「スケジュール」や「アジェンダ」もありますが、これらは研修に関しては使われることはあまりありません。

上記によれば、「カリキュラム」は教育課程や学校教育に限定されているようなニュアンスです。企業で行う研修は学校教育とは異なるわけですから、私としては「プログラム」の方がぴったりくるのではないかと考えています。

しかし、実際の研修現場では一般的に「カリキュラム」の方が「プログラム」に比べ軍配が上がっているために、言葉にするたび、また表記をするたび、受け手(受講者)にはどちらがしっくりくるのだろうかと考えてしまいます。

これ以外にも、インターネットなどで調べてみると、カリキュラムは「戦略」であり、プログラムは「戦術」という違いがあるという考え方もあるようですが、それではカリキュラムの方がより大きく、長期にわたる概念のように感じられるような気がします。

学校教育であればこの考え方でも良いのかもしれませんが、企業で行う研修には必ずしも当てはまらないように感じますので、私にはこの考えはどうもしっくりきません。

ちなみに、インターネットで「研修プログラム」を英語に変換してみたところ、「training program」と単独で出てきました。

同様に「研修カリキュラム」を変換してみると、「training curriculum」が単独には出てこずに、研修カリキュラムの部分一致の例文検索結果が出ます。

ということは、英語表記では「研修プログラム」が一般的ということなのかもしれません。

この「プログラム」と「カリキュラム」、弊社では創立以来「プログラム」を使用していました。

しかし、この1年くらいはお客様に応じて使い分けをしています。それは冒頭のようにお客様がカリキュラムを使われていたらカリキュラムを、プログラムを使われていたらプログラムを使うようにしています。

それにしても、なかなかに悩ましい両者ですが、皆さんにはどちらがしっくりとくるでしょうか。

人材育成のホームページ

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