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フランク・シナトラ「NEW YORK, NEW YORK」

2013年07月25日 | コンサルティング

Photo by Daniel Schwen 

映画『ニューヨーク・ニューヨーク』(1977年、主演:ロバート・デ・ニーロ、 ライザ・ミネリ)の主題歌「NEW YORK, NEW YORK」はライザ・ミネリが歌っていました。映画公開当時、曲自体はあまり話題になりませんでしたが、1979年にフランク・シナトラが歌うようになると一転、大ヒットします。

映画についてはさておき、この曲をシナトラが歌ってヒットした理由は一度聴いてみるとなんとなく分かります。
歌詞は「田舎から出てきてニューヨークで一旗揚げてやる」といった内容なのですが、その一節・・・
 And find I’m a number one,
 Top of the list,
 King of the hill, a number one...
と歌うくだりは、シナトラにかかるとまるで「俺が、ニューヨークが、アメリカが世界で一番さ!」と宣言しているようです。
自信満々の歌声を聞いていると、シナトラ=アメリカ人が自らを讃えるために歌っているように思えてしまいます。私の僻(ひがみ)根性のせいかもしれませんけれど。

さて、研修講師の中にもフランク・シナトラのような人がいます。(もちろん歌ったりしませんが)研修中の表情、声、ジェスチャー、立ち振る舞いすべてがゆるぎない自信によって支えられています。シナトラがステージの上で「NEW YORK, NEW YORK」を歌うように研修を進めます。まるで講師がエンターテイナーで受講者は観客のようです。当然、研修後のアンケートも大変高い評価になります。

私は常々「シナトラ講師」を見習いたいと思う反面、「自分のスタイルではないな」とも感じています。「それも僻みでは?」と言われるかもしれませんが、研修は決してエンターテインメントではないと思っているからです。

・・・とはいえ、フランク・シナトラの「NEW YORK, NEW YORK」は素晴らしいです。

http://www.youtube.com/watch?v=v_L10fsKvQc

(人材育成社)