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何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

新津鉄道資料館でじいさんがジーンときた瞬間

2022年05月22日 | 鉄道


少し天気が悪い時にでも子供たちを遊ばせることのできる場所として取っておいた感があるのだが、今回やっと訪れることができた「新潟市新津鉄道資料館」。もちろん私は行ったことはあるが、今回久しぶりの機会を得ることに。
ここは鉄道の町として町おこしにも力を入れている旧新津市が、1982年に国鉄OBや鉄道ファンが資料館の設置を求めたことに端を発し、1983年(昭和53年)に旧新津車両所(現・総合車両製作所新津事業所)の片隅にオープンさせたのが始まり。
1998年(平成10年)に現在の地に移転し、車両の静態保存などを含めて展示資料を充実させてきて、新潟市周辺市町村の広域合併により新津市も編入合併し、新潟市が管理運営することになった。



2014年(平成26年)にリニューアルオープン。私が前回訪れたのはそれ以前のことで、かなり資料も展示方法も充実していたという感じがする。
リニューアル時にはすでに屋外の静態保存スペースに200系新幹線とC57蒸気機関車が展示されていた。つまりこの実車展示を始めたのが2013年だから、この時以来の約10年ぶり資料館訪問。そりゃ内容も変わるでしょうよ!
以前からこだわっていたのは「新津」という鉄道の要所にある鉄道の町としてのアピールだ。また、新潟県の鉄道における歴史と発展、そして配線の記録なども多く、ローカルな話題が満載なのだが、来観客の半数近くは県外からのファンだT後いうことも驚きだ。



しかも、これまた新潟県にゆかりの深い485系電車(いなほ、北越などに使用)、115系(クモハ115)の新潟色塗装の近郊型電車、先に引退したE4新幹線Maxなど、静態保存は全部で7両と充実したラインナップになっていた。
残念なのが車両の中には入れないこと。子どもたちは動かないとはいえ初めての電車で楽しみにしていたので。ただ唯一、C57の運転台は開放されており、あちこち触って「これは何?」と蒸気機関車から離れようとしない。
新しく展示された車両は奥まったところにあるのだが、そこに展示されていたのは485系国鉄色のT18編成。小学生の時にC57を追いかけ、つい最近までは485系のこの編成を追いかけていた自分。新旧の友に再会できてジーンと来ていたじいさんでした。

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