行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

中国山地の横断中、新潟生まれに遭遇

2015年09月04日 | 旅行記・まち歩き

思いがけずに長い夏休みと、長い秋休みをいただくことになったので、地元のお祭りの喧騒を離れて、一人旅に出た。
未だ走破していない中国山地の山間を横断するコース。戦時中は、物資輸送路を複数確保する意味からも、国鉄が力を入れた姫新線や芸備線。姫新線の姫路近郊や芸備線の広島市に近いところを除き、押しも押されぬ超ローカル線になっている場所。
大河ドラマの黒田官兵衛が姫路時代に西の勢力・毛利と戦った歴史ある場所であるが、つまりは国境線で、秀吉の天下統一の最前線の舞台となった付近。播磨・美作・備後と列車を乗り継ぐ。上月から三次までは、ほんと山の中。
乗り換え地点である、津山、新見、三次(みよし)には国鉄時代の機関区が置かれ、SL時代は知る人ぞ知る鉄道の町として賑わった。津山には扇形の機関庫が残っていて、鉄道ファンには聖地的な場所なのだ。
ローカル線?いやいや、鉄ちゃんで一両編成の気動車はいっぱい。同じこと考えているんだよなー。結構、朝から同一行動の間違いなく鉄分が入った人、単に電車に乗りに来た人だらけでした。
私として嬉しいことは、姫新線・芸備線で使用されている新型キハ127、そして少々古く見えてしまうキハ120(写真上と写真下は車内)ですが、いずれも新潟生まれの車両でして、大勢乗り合わせた鉄道ファンの中で、一人ニンマリ自己満足に浸っていました。(写真下:新潟鉄工所(現新潟トランシス製)の銘板が誇らしげに車両端部に掲げられていた。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする