素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 薬王院から高尾山へ ▲

2024年06月24日 | 国定公園

古くからの信仰の山ですが、それ以上に都民に親しまれている緑のオアシス。         ケーブルカーやリフト利用のほかにバラエティーに富んだ登山コースが幾つもあり、体力に応じた山歩きが楽しめます。 

ケーブルカーの高尾山駅前を7時 05分通過。                               薬王院に向かって進むと間もなく、根がタコの足のように曲がった大きな 『たこ杉』 が左手に見えます。                                            高さ:37m、目通り幹囲約6m、樹齢およそ450年の大杉で高尾山内にある東京都指定の飯盛杉につぐ大木だそうです。

鬱蒼とした杉林の参道脇に綺麗な色紙でバラやアジサイ、お人形、羽ばたくカワセミ、風車などの作品が目を引きました。

浄心門通過、7時 10分。 ここから薬王院有喜寺の境内になります。

浄心門を通り間もなく、仏舎利塔を回り込むようにある参道(男坂:左、女坂:右)の分岐が現われた。

私は 108段の階段を登る男坂に頑張って挑戦しました。

薬王院は奥深く更に参道が延びています。   

7時 25分、薬王院山門前に出た。 

薬王院有喜寺は高尾山の標高 525mの斜面に多くの堂宇が存在しています。

寺の建立は薬王院縁起によれば、天平 16年(744)聖武天皇の勅命を奉じて行基菩薩が、本尊薬師如来を安置し開基したと伝えられています。                                   川崎大師(平間寺)、成田不動(新勝寺)と並び関東三大霊場の一つに数えられています。

山門より中の参道を進むと天狗像のお出迎えあり。

天狗像の横には『懺悔 懺悔 : 六根清浄』の石碑あり。                               薬王院に来るまでの道中各所に 『六根清浄』 の石柱が見られました。 

懺悔 』とは、心を迷わせる、貪り(自分最優先の心)、怒り、愚痴(諦めたり挫けたりする弱い心)の3つの煩悩を悔い改め、反省の心を起こす意味だそうです。

六根清浄 』とは、人間の大切な感覚器官を指し、物事を見つめる眼、匂いをかぐ鼻、音を聴く耳、味覚を味わう舌、感触を感じる身、以上の大切な情報を判断する意(心)が清らかになる願いを神仏に祈る意味があるとのことです。

懺悔 懺悔  六根清浄 》 とお唱えしながら お回しいただき、自らの心を見つめ直したうえで、身も心も新たな気持ちで明日からの人生を精一杯ご精進下さい。と訓示が書かれていました。

薬王院の御本堂、御本社、奥之院へと《 懺悔 懺悔 六根清浄 》と心の中で唱えながら参拝させて頂きました。

高尾山の斜面に建つ堂宇であり、一つ一つ立派な階段を登って行きます。

薬王院飯縄(いづな)権現堂                                            拝殿は木造、単層、屋根は入母屋造り、銅板葺、三間四面の堂に廻り縁を付け、組物、彫刻などには彩色が施され、江戸時代中期の社殿建築として優れた技術がうかがわれ、この頃の権現造りとして優秀なものとのことです。                                       見た瞬間に社殿の鮮やかさにビックリしました。

キョロキョロしていて時間がかかってしまいましたが、薬王院境内の最上部に建つ奥之院へ向かう。 7時 40分。 

薬師信仰と飯縄(いづな)信仰の霊山として名高い高尾山薬王院有喜寺の奥之院  (高尾山不動堂)は、諸堂の中でも一番奥まった急峻な尾根上に建立されています。

不動堂は方形(ほうぎょう)造(平面形が正方形または八角形で、屋根面が一つの頂点に集まる建造物)の小さな堂宇です。                                               平成 13年(2001)に修理が完了し、外周の柱・縁は鮮やかな赤漆の色彩が甦りました。    木造不動明王および二童子立像が安置されています。

                                    

薬王院 最後の高尾山不動堂(奥之院)を参拝してから堂宇の右手に回り込み、高尾山(標高 599m)山頂を目指す。                                               登山道はスノコの様な形の木道を進む。

木道からコンクリートで造られた道路に変わったら、その先に大きな公衆 トイレが見えた。  山頂は近い。

山頂に出る緩い登り坂の途中でホタルブクロが見られた。

7時 54分、高尾山山頂に到着。     何人かの登山者が休憩されていた。

この山頂は甲斐、武蔵、相模をはじめ十三の国が見渡せるところから 十三州見晴台 と呼ばれ、薄雲が多かったが富士山は見えました。

※ 時間が早いので休憩後、奥高尾縦走コースで景信山を目指します。

 

 

 


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