平成27年春、7年に一度の御開帳との事で勝縁を頂けたらと思い参拝して来ました。 初めて知りましたが、善光寺は6寺有るとの事です。
この春の御開帳は平成27年4月5日(日)~5月31日(日)まで六善光寺同時御開帳されております。 その六寺とは、信濃善光寺(長野県) 甲斐善光寺(山梨県) 飯田元善光寺(長野県) 善光寺東海別院(愛知県) 関善光寺(岐阜県) 岐阜善光寺(岐阜県)であります。
甲斐善光寺は、開基「武田信玄」公が、川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558)ご本尊「善光寺如来像」をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したことに始まるようです。
ここ板垣の里は、善光寺建立の大檀那「本田 善光」公 葬送の地と伝えられ、信濃より大本願「鏡空上人」以下、一山ことごとくお迎えされました。
その後、武田氏滅亡により、ご本尊は織田・徳川・豊臣氏を転々といたしましたが、慶長3年(1598)信濃に帰座なさいました。 甲府では新たに、今回御開帳の前立仏(まえだちぶつ)をご本尊と定め、現在に至っております。
豪壮な七堂伽藍は、江戸時代に一度焼失いたしましたが再建され、金堂は東日本最大級の伽藍として、山門と共に国の重要文化財に指定されております。 また、金堂下には「心」の字をかたどる、珍しい「お戒壇巡り」があり、真っ暗な中を手すり伝いに進み、ご本尊下にある鍵に触れることができました。 ご本尊様とご縁を結べ、良い年となることを、お祈りして来ました。
また、金堂中陣天井に、巨大な龍が二頭描かれており、その廊下部分のみ吊り天井で、手をたたくと多重反響現象による共鳴が起こり、日本一の鳴き龍の声をしっかり聞いて来ました。
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