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それはまた別のお話

観劇とか映画とかの感想文を少しずつ

「フランケンシュタイン」 1/8初日 中川ビクター+加藤アンリ 1/17 柿澤ビクター+小西アンリ

2020-01-22 | 舞台
ミュージカル「フランケンシュタイン」 日生劇場
1/8(水) ソワレ(初日) 1階M列下手
1/17(金) マチネ 2階F列下手

【音楽】イ・ソンジュン
【脚本/歌詞】ワン・ヨンボム
【潤色/演出】板垣恭一
【訳詞】森 雪之丞
【音楽監督】島 健

 【出演】
1/8 中川晃教 / 加藤和樹
1/17 柿澤勇人 / 小西遼生
音月 桂 / 鈴木壮麻 / 相島一之 / 露崎春女 ほか

2020年初の観劇。この作品がお正月に相応しいかは別として(初日カテコで和樹マンも心配してた)、日比谷の劇場で正統ミュージカルの主役を担うあっきーを観ることができて、本当に幸せでした。

正直言えば、この作品は私の中では5点満点でいえば3.5点ぐらい(初演時の印象)。
唐突すぎる展開、おどろおどろしい台詞… 
初演を初日に観たときに「うーんこれはリピはナイな」と思ったのに。
でも何故か盛り上がってきて、名古屋まで遠征しちゃったんですよね。
そうなんだよこのクセになる感覚、再演でもその不思議な魅力は健在でした。

ペアごとの違いや深い考察は既に多く出回っており、毎日読んでニマニマするのが楽しくもうこれ以上書いておくこともないのですが、雑多に印象を。

初演から大きく変わったところは見当たらなかったのですが、アンリの短いソロがカットされましたね。
舞踏会シーンのカツラなど衣装も若干変更あったのかな?
映像は使わずに照明や大道具の素早い動きで場面転換する技術も健在。

ビクター。
初演と同様、かっきーの丁寧なお芝居も進化していました。
三谷さんのシャーロックホームズで確立した(?)庇護欲をそそるキャラが私は好き。
十字を切る仕草、べろんべろんの酔っぱらい(オケの皆さんご迷惑)、姉さんに甘える声とかね。
あっきーさんは…相変わらず最初からネジが外れてる。
初演が1本外れているとしたら今回は10本ぐらい(笑)
ラストの解釈に関しては、「あーそーだった!」と思い出しました(過去日記)。
この時点ではまだあっきービクターは一度しか観ていないので、後半が楽しみ。

ジャック。
あっきーが帽子を脱いだときのトサカ頭の印象が強烈すぎて、あまり覚えていません…
私はこの場面の「おまえは怪物だ」が大好きなので、歌唱力の怪物ぶりを堪能いたしました。
そういえばこの場面の振付が躍動感マシマシで(当銀さん)、酒場場面とともにこちらも楽しみ。
かっきージャックのゲスぶりは、やってることは同じだけど少し薄まった?ビミョーな物真似とかも続けてほしい。

で、今回もアンリ/怪物にクギ付けです。
軍服が似合う気品と怪物の獰猛さを併せ持ち、バランスの良い肉体の偉丈夫であり、受けの芝居と慟哭の芝居、幅のある歌が歌える。
ミュー界に器量よしは多くあれど、この条件を持つ役者はそれほどいません。
誰もができるわけではないこの役を、和樹さんと小西さん(敢えて敬称)が担ってくれてこその作品です。
初演では何度観ても口アングリだったのが今回は若干冷静に身構えらるので、今度こそオペグラの焦点はアンリ/怪物合わせで臨みます。
では後半戦も皆様お怪我なく!





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今年観た舞台2019

2019-12-29 | 舞台
例年通りのペースでしたが、いつになく期待度と満足度が反比例したような気がします。
レミやエリザはやはり期待値が上がってしまい、終演後に「まあこんなもんかな」という気持ちと「でもチケ代高かったよね…」という気持ちがせめぎ合う。
自分でもセコくて嫌になるけれど、この高騰分は装置や衣装ではなく、人件費に注ぎ込まれているだろうな、たぶん。
テクニカルな部分の目覚ましい進化のスピードほど「芸」って進化しないんだなー…となんとなく思いました。

レベッカやラブネバ、パリアメは「必須科目」として観に行ったんですが、久々に劇団四季のレベルに圧倒されました。四季は体質に合わないって敬遠したんだけどご近所に来てくれるなら積極的に行きたいです。

で今年の三本は揺るがずに「グレコメ」「Q」「ロカビリー・ジャック」。
特に「Q」は過去のNODAMAPの中でも一二を争う感動ものでした。わかりやすい台本(ベースがロミジュリだし)、主演4人の佇まいの美しさ、紙飛行機に託された手紙のロマンチシズムとシベリア抑留の悲劇を行ったり来たりするある種の心地よさ。
まあ去年の「桜の森…」がチケ取れずに断念したことや今年の良席が感動を倍にしたのもあるかも。

逆に「ロカビリー・ジャック」は「その場作品」(予習も考察も不要でその場限りで楽しめる)としては大変満足度が高かったです。
ほどよいB級感、演者の個性を最大限見せてくれて、幕切れもスッキリして年末にぴったりでした。
岸谷さんのこのシリーズ、屋良くんとあっきーと海宝くんの順列組み合わせでいくらでもおかわりできそう。年イチでお願いします。

来年は「フランケンシュタイン」が観劇初め。
でもあっきー主演4本もあるので半分ぐらい予定が決まっているみたいなもんですが、ミュー作品インフレな年でもあるので気張っていきたいです。


■ 2019年に観た舞台

1月
ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812(東京芸術劇場プレイハウス)
スリル・ミー(東京芸術劇場シアターウエスト) ✕ 2
レベッカ(シアタークリエ)
ラブ・ネバー・ダイ(日生劇場)

4月
BLUE/ORANGE(DDD青山クロスシアター)
Hymns(博品館劇場)
笑う男 The Eternal Love(日生劇場)
銀河鉄道999 さよならメーテル~僕の永遠(明治座) ✕ 2
キンキーブーツ(シアターオーブ)
良い子はみんなご褒美がもらえる(赤坂ACTシアター)
レ・ミゼラブル(帝国劇場)

5月
レ・ミゼラブル(帝国劇場)
Color of Life(DDD青山クロスシアター)

6月
海辺のカフカ(赤坂ACTシアター)

7月
恋のヴェネチア狂騒曲(新国立劇場 中劇場)
エリザベート(帝国劇場)
パリのアメリカ人(KAAT神奈川芸術劇場)

8月
エリザベート(帝国劇場)

9月
怪人と探偵(KAAT神奈川芸術劇場) ✕ 4
愛と哀しみのシャーロック・ホームズ(世田谷パブリックシアター)

10月
THE CIRCUS -エピソードFINAL-
ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート(シアターオーブ)
組曲虐殺(天王洲銀河劇場)
夜空と月のメロディ2(はまぎんこども宇宙科学館)

11月
井上芳雄 by MYSELF リスナー感謝祭(LINE CUBE SHIBUYA)
Q : A Night At The Kabuki(東京芸術劇場プレイハウス)
カリギュラ(新国立劇場 中劇場)
ビッグフィッシュ(シアタークリエ)
ダンスオブヴァンパイア(帝国劇場)
天使にラブソングを~シスター・アクト~(シアターオーブ)

12月
ロックオペラ モーツァルト(ライブ中継)
タージマハルの衛兵(新国立劇場 小劇場)
ロカビリー・ジャック(シアタークリエ) ✕ 2


(演劇他 37公演 31演目) (ライブ 20本) (映画37本)
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「怪人と探偵」 9/25マチネ

2019-09-25 | 舞台
新作ミュージカル「怪人と探偵」 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
9月25日(水) マチネ 1階12列下手

来たよ下手席!
前回の上手壁際席で気がついたのは、「大事な場面に限って下手寄り」ということ。
ってことで今日は明智先生のベッド場面を堪能させていただきました。

怪人さんは昨日の休演日もお仕事だったのに(中の人がBS歌番組収録の司会を担当)、とてもお元気なご様子で安心いたしました。
そうなんです。
まずこの作品の特徴は「あっきー全部盛り」ということです。

まず、脚本の台詞が全体的に文語調で時代がかっているんだけど、これがいつものあっきーの台詞回しにピッタリ。
くっきりと子音を立てて発音するのがとても気持ちよく聞こえて、怪人が東京タワーで朗々と「世界で一番綺麗な宝石」を語るところなど本当にゾクゾクします。

竜太郎の最初の登場で見せるズッコケは吉本百年物語やプロミセス✕2で培った賜物だろうし、怪人と明智の対決シーンで見せる敏捷な動きは「ゲゲゲのゲ」の鬼太郎を思い出させるし。
あっきーはキャラモノ役(スヌーピーや鉄郎)もダークヒーロー役(鬼太郎やウキョウ様)の両方を担える貴重な存在でもありますが、私の中ではあの鬼太郎を超える役が久々に来た感じです。

曲も(たぶん雪之丞さんが当て書きしてくれたと思うけど)とっても合っている。
竜太郎として甘い高音で歌う「微笑みの影」、台詞と歌がシームレスな「幾つもの告白」、ウキョウ様を思い出す「光が降る~」、一作品の中でこんなにバラエティに富んだ曲を聴かせてくれるなんて。

その分…衣装が…マントを何度もばっっっさーーーーとさせるのは気持ちよかろう…とは思うけど、昭和初期のスーツのフォルムを忠実に再現しているのか、早替えのための着ぶくれなのかがわからずちょっと困惑。
和樹マンの明智先生のスリーピースがそれはそれはお似合いで、スーツの襟をピシィッと直す動作などを見てると何度もハートズッキュンになり完敗なんですが、
それは「フランケンシュタイン」でリベンジすればいいのかな(いつの話だ)。

あと手持ちは千穐楽を残すのみなんですが、怪人さんはカテコでも絶対キャラを崩さないんですね。
ちょっとぐらいニコッとしてくれてもバチは当たらないだろうに…無理かな…
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「怪人と探偵」 9/14初日・9/19ソワレ

2019-09-22 | 舞台
新作ミュージカル「怪人と探偵」 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
9月14日(土) ソワレ 1階21列センター
9月19日(木) ソワレ 1階6列上手

【原案】江戸川乱歩
【作・作詞・楽曲プロデュース】森雪之丞
【テーマ音楽】東京スカパラダイスオーケストラ
【作曲】杉本雄治(WEAVER)
【音楽監督】島健
【演出】白井晃
 
【出演】
中川晃教 / 加藤和樹 / 大原櫻子
水田航生 / フランク莉奈 / 今拓哉 / 樹里咲穂
有川マコト / 山岸門人 / 中山義紘 / 石賀和輝 / 高橋由美子 / 六角精児 ほか.

 
(KAATお馴染みの大看板。撮り方イマイチですがかなりデカイです)

新作の初日の緊張感と盛り上がりを久しぶりに味わいました。
初日にありがちな長蛇のグッズ列、開演直前の客席の静まり、カテコの高揚。
(グッズのパーカーとランチトートがさっそく売り切れになってたのがなんとも…)

江戸川乱歩作「怪人二十面相」を一応予習してから臨みましたが、「思ってたのと違う方向だった」というのが正直なところ。
もちっとお宝を盗む細々とした謎解きがあるのかなーと思ってましたが、舞台で映える仕掛けがあり、スピーディなアクションもあって楽しめました。
一幕で事件の発端が見えるけれどあまり進まないので、終始「これ2幕で全部カタがつくの?」と心配になるレベル。
そこから2幕で急展開…というか少しゴーインな運びで、初見では人物(特にリリカ=ケイコ)の心情が見えず「ん?」となるところもありました。
スカパラさんのテーマ曲によるアバンタイトルも昭和テイストでレトロ、でもチープな印象はないし、大胆な映像も美術も良かった。もちろん歌も。

で、初日後にいろんな感想を漁って読みました。
大きく分けて「脚本と設定が曖昧なのが気になる」派と「ラストシーンの解釈を考察したい」派など。
原作をじっくり読んでいる方にとっては、まず時代設定が曖昧なのが気になる様子。明智先生は妻帯者のはずだし、小林くんの舞台上の年齢と原作では辻褄が合わないんですね。
私はもちろん原作厨ではないし、かと言ってあれこれ考察するアタマもないので、「楽しければいいじゃーん!」というミュージカルファンにありがちな派閥にはウケが良かったのかもしれません(偏見入ってます)。
その割には、劇中で話題に上る映画のタイトルや、モールス信号で情報が送られてくることなど時代性をきっちり強調しているので、「荒唐無稽なファンタジー」と捉えるのは作り手の意図に反するのかもしれませんね。

19日ソワレは追加チケット。
劇場が出している掲示では「1幕75分2幕75分」となっていましたが、実質1幕70分、2幕はカテコ入れて70分でした。
初日で六角さん演じる中村警部が客席の反応を伺っていたところを、サクサク進めている所以かと思います。

でも歌が抜群によくなってました。
座席との相性もあると思いますが、竜太郎とリリカのデュエット、一幕ラストの三人の「微笑みの影」など涙モノ。
もうはるか遠くなってしまった昭和の時代は、今から考えると夢のよう。
悪趣味ギリギリの嘘っぽさ、クールで異世界を感じる非現実感満載の中で、歌だけが真実味を帯びていました。
こういう世界観、大好きです。

あっきーについては別記事に。

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「エリザベート」 7/25ソワレ・8/10ソワレ

2019-08-13 | 舞台
ミュージカル「エリザベート」 帝国劇場
 
7/25(木)ソワレ 1階F列上手 愛希れいか / 古川雄大 / 平方元基 / 木村達成 / 香寿たつき / 成河
8/10(土)ソワレ 2階D列Dセンター 愛希れいか / 井上芳雄 / 田代万里生 / 三浦涼介 / 涼風真世 / 成河
 
今年はレミゼとエリザを両方とも上演するんですね。
1シーズン1観劇主義(シーズンに一度しか観ない)ではありますが…観ようと思ってもなかなかチケットが取れない状況。
いいのか悪いのか。
で、2回観劇することができました。シシィとルキーニ以外は上手くばらけたので良かった。
 
新演出になって、よりスピーディに、より豪華にサクサク進むのは気持ちがいい。
成河さんが「これだけ大掛かりだと台詞の語尾を変えただけでキッカケがわからなくなり、巨大な装置が動き出すタイミングがずれて大事故になりかねない(ので台詞は絶対にアレンジしない)」と言っていたのを実感。
なんのストレスもなく作品を楽しむことができるのは、そういった細かい努力の積み重ねの賜物なんだろうな。
 
まず成河さん。
まず思ったのが「ちっちゃーい!」ってことです。
男性キャストも女性キャストも長身が揃いに揃ってくる中で、ひとりチョコマカと動いているのですぐわかる。
ひとりだけ異次元であり、これが「成河劇場」と言われる所以なのかと実感。
ストーリーテラー=全てルキーニの妄想の中、ということが終始伝わってくる。
緩急のつけかた、現実と妄想の狭間、キッチュの客席の煽り、素晴らしかったです。
 
古川くんトート、初めて登場したときに思ったのは「なんて若いんだー!」
うら若き闇の帝王の所作は、ひたむきで青臭くて、わたしは青春を感じました。
芳雄さんトートは…やはり貫禄がある。
もちろんの一曲一曲の完成度の高さがすごい。
日頃「ラジオで面白いことを言う芳雄さん」や「深夜番組でコントをする芳雄さん」をずっと見てたので、このお方がミュー界のトップofトップであることを改めて認識させていただきました。
 
老け方が尋常でなかった万里生フランツに対し愛情深い平方フランツ。
ルドルフは木村くんも三浦くんも個性があって、あとちびルドは2回とも清史郎くんでしたが落ち着いてて将来有望だよ!とか、
とにかく何回観てもその都度新しい感動が貰える作品でした。
 
その勢いで滅多にやらないことをやってしまった。
そう、思わずDVDを売店で購入してしまった…(成河さんがいるBlack版)。
次のシーズンまでロスらないようにちょっとずつ視聴いたします。
 
 
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「銀河鉄道999」さよならメーテル~僕の永遠~ 4/24 マチネ(Bumpy Lensトークショー)

2019-04-25 | 舞台
銀河鉄道999 劇場公開40周年記念作品 舞台「銀河鉄道999」さよならメーテル~僕の永遠~
4/24(水)マチネ 明治座 1階17列

【出演】中川晃教 / 凰稀かなめ / 前山剛久 / 矢沢洋子 / 伊波杏樹 / 美山加恋 / お宮の松 / 塚原大助(声の出演) / 松下由樹 / 平方元基 / 他

2回目にしてマイ楽でした。
全体を通して目を配って…やっといろいろと繋がった!
というかメーテル!あなたって人は…と改めて二幕の展開にオドロキ。
ラストシーンも一層意味深く伝わり、とてもすがすがしい気持ちでカテコの拍手をすることができました。
これからもっともっと進化していくんだろうなぁ。

この日のメーテルは伊波杏樹さん。
囁くような台詞が大人でクールなイメージで、木下晴香さんとは全く違ったアプローチでした。
(後述しますが演出家落石さんによると「敢えて違う芝居にしている」とのこと)

あっきーの鉄郎は、よりいっそう野沢雅子さんに寄せているんですね。
後方席だったのでオペラグラスを駆使して、いろいろな表情を見ることができた。
原作映画も観ていないので、私の中の999は初演と今回の舞台のみ。
そんな私からすると、鉄郎は16歳なのに実に生き急いでいて少し胸が痛みます。
それでも、キャラクターを引き寄せて舞台の上に立ち、周りに目を配る座長(主演というより明治座にはこの役職名が相応しい)として全うしている姿が頼もしかったです。


終演後、「Bumpy Lens -in theatre-」さんの観劇イベント(アフタートークショー)に参加してきました。
演出の落石明憲と主演の中川晃教さんはふたりとも「あきのり」さん。
ナビゲーターの岩村美佳さんからの質問に対して、落石さんと中川さんが答える形で進みました。
以下時系列ではありませんが羅列します。

—今回の作品はどんなかたちで演出を考えましたか?
落石さん
東宝所属の演出家が東映作品を明治座で上演する…はじめはなにかのジョークかと思いました。
福岡出身で子供のとき「999」は再放送で見ていましたが、作品を知らない若い人にどうすれば理解してもらえるかに苦心しました。
所謂2.5次元の原作で、良いところは「予習ができる」こと。冒頭の人物紹介を軽めにすることができます。

逆に、例えばメーテルなどは、みんな自分の中に持つイメージがバラバラなんですね。
なので今回は敢えてWキャストの二人に違う芝居をさせています。

―中川さんがいらっしゃったので、鉄郎の話題に移ります
(あっきーは終演後すぐにお着換えとメイクOFFをして駆けつけてくれました。Tシャツとグレーのデニム、マッサラのスッピンでした)
中川さん
落石さんは999の初演を観てたんですよね。
(落石さんとあっきーは「CONNECTION」と「ジャージーボーイズ」で一緒だったそう)
初演では10歳という設定で…10歳っていうのが正直笑けてきた!嫌だったなー(しみじみ)

鉄郎という役と出会ったことで、目標ができました。
人間とは何だろう、自分とは何だろうという問題に踏み込むことになり、新作であるからこそ深いテーマに当たれた気がします。

落石さん
この作品は(他でありがちな)宗教に走らず神は出てこないんです。
原作者の松本零士先生が戦争や生死にかかわる体験をしていることが大きいですね。
鉄郎は全てを経験しますが、16歳という設定年齢は「大人でもなく子供でもない多感な年齢」ですよね(映画版の設定に倣ったとのこと)。

中川さん
36歳が16歳を演じているけど…(そのネタどの取材でも必ず出しますよね!と岩村さんからツッコミ)
実は今日久しぶりにプールで泳げたんですが(本番入ってからも場当たりなどで入りが早く毎日のルーティンがこなせなかったそう)
プールの中にめちゃくそ早く泳ぐおじいさんがいるんですよね!
レーンで抜かされそうになったりして。年齢を感じないで生きてゆきたいと思ってはいます。

--平方さんと凰稀かなめさんが両脇を支えています
落石さん
鉄郎が王将だとするとお二人が飛車と角かな?三角形のバランスは考えました。

中川さん
かなめさんは、元トップだからこそのオーラがあります。
トップとして「周りに意識を置く/置かない」という切替と、自分の役割を全うするところを見てて…この人好き♡と思ってます♡
平方くんの胸に飛び込む場面は力がこもります。
(このシーンはスタッフさんから「ぶつかり稽古」と呼ばれているらしい)
サムシングロッテンでは弟役だったのにね。この絆は永遠に切れることがないと思ってます(劇中台詞を引用してました)。
若いから期待しています。
(エリザベートで)フランツ演るんだよね?なんで?
(歴代最年少ではなく過去田代万里生くんが演じていると聞いて)じゃあハーロックの経験がいきるかもね(ドヤ顏で)。

落石さん
松下由樹さんは本当にすごいよね、ラストの断末魔の叫びなんか。舞台がきゅっと締まります。
あの衣装とメイクなので本番前に挨拶に行くときビビるけど(見た目が怖いだけでご本人は優しい方とのこと)
因みにエメラルダスも怖くて、なんだか体育館の裏に呼び出されたみたいな感じでW

--落石さんを演出家として迎えて
中川さん
JBでは演出助手で、演出家の藤田さんを支える筆頭でもありキャストとのツナギでもありました。
おっちーは心強くて、「落石さんが言うんだからそうしよう!従おう!」とみんなに指示できて信頼関係ができました。

落石さん
あっきーはそれまで「おっちー」と呼んでくれたのに、999で「落石さん」と呼ばれたのは寂しかったです…
(あっきー「オレもそういうこと考えるような歳になった」。会場爆笑W)
(吉原)光男さんはふだん藤田さんを「ふじた!」って呼ぶのに、JBでは「落石さん」。やめてくれって思ったけど。
あっきーのことはM!で意識しはじめて、いつか一緒に仕事したいと思ってました。

僕はラカージュなど濃いモノ作品の担当で、東宝の演出家の中で唯一レミゼに絡んでないんです。
みんなレミのTシャツとか持ってるのに僕だけ物販で並んで買わないとダメ(笑)
999の冒頭の赤い旗を振りながら菱形体制になる場面、あれはもちろん意識してますw

--999では大きな蒸気機関車が出てきます
落石さん
あれは単純に出したかった、拘りです。
スケールが大きい宇宙の話なので、かなり照明の力を借りています。床に灯りを入れて2階席から見る楽しみも作ってます。

--「自分の歌を歌って終わりたい」という台詞がありますね
中川さん
(手元の台本をパラパラめくりながら)台本を読んでびっくりしました。
運命、結ぶ、というワードが多く出て台本を覚えるのに苦労したところもあったけど。
歌も多くなってミュージカルの方程式があります。

落石さん
(既存作品と違って)自由度があるから、曲の入りのキッカケを作るのに苦労したり。

--そろそろ時間なので、これから観る方に期待してほしいことをお願いします
落石さん
鉄郎は感情移入もしやすいので、鉄郎の魅力を楽しんでください。
「人は一人ではなく繋がっている」というテーマを、昭和に生まれた作品を平成と令和にまたがり上演していくことに意義を感じています。

中川さん
「もう時間?おなか空いてきたよー!」と言いながら熱く語ってくれたのは、
・伊波さんと木下さんのメーテルはアプローチが違うという話
・女性の生き方ということで自分の身近な存在と重なる(おばあちゃんが婦人会で活躍した話)
などなど私の文章力ではうまくまとめられませんが、「魂の絆」という言葉を何度も口にしていました。

こんな感じで30分間、とても内容の濃いトークだった。
何より演出家さん自らの言葉が伺えて、なんというか「あーその狙い伝わってます!」と首をぶんぶん振るところが何度もありました。
出演者が登壇するオフィシャルのアフタートークもそれはそれで面白いのですが、作品の意図や狙いがナマの声で聴けるのは貴重でした。
Bumpy Lensならではの企画をこれからも続けてほしいです。
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「銀河鉄道999」さよならメーテル~僕の永遠~  4/20 初日

2019-04-21 | 舞台
銀河鉄道999 劇場公開40周年記念作品 舞台「銀河鉄道999」さよならメーテル~僕の永遠~
4/20(土)ソワレ初日 明治座 1階4列センター

【原作・総監修】松本零士
【脚本・作詞】石丸さち子
【演出】落合明憲
【映像演出】ムーチョ村松

【出演】中川晃教 / 凰稀かなめ / 前山剛久 / 矢沢洋子 / 木下晴香 / 美山加恋 / お宮の松 / 塚原大助(声の出演) / 松下由樹 / 平方元基 / 他

(かなめさんの幟と仲良く並んでおります)


2018年の初演のときは若干置いてきぼりだったのですが、今日感じたのはまず「なんだー面白いじゃん!」ということ。
私は原作の銀河鉄道999に何の興味もなく、もちろん今回も予習ゼロ。
見やすいお席だったのが良かったのか、それとも自分の中の期待値が低かったのか。

というよりも、誰でも楽しめる演出になっていた。
奥行きを感じさせる演出、凝りに凝った映像美術、大掛かりな大道具。
特にあの可動性抜群な列車の座席が面白かった。
未来なのに何故銀河鉄道の座席に昔の東海道線のような旧式の座席を採用するのかが謎でしたが、
あれ一度座ってみたい!

歌もたっぷりで、バラード調、ノリのよいポップス調、コーラス重視の曲もあればセンター不動で歌うソロ曲もいっぱい。
そんなところが「なんとなく東宝っぽいなー」と思いましたが、幕間のロビーでは「キャラメルボックスっぽい」との声も聞こえました。

「あのキャラのあの場面が見たい」の声も拾い上げてくれていた。
かなめさん演じるエメラルダスのサーベル捌きはオスカル様を思い出させるし、宇宙船に座って長い脚を組むポーズは「待ってました!」ってことかな。平方くんのバランス良い立ち姿もよく見えたし、ソロ曲も見せ場も多くて嬉しかったです。
サムシングロッテンでキャベツのスープを啜っていた気弱な弟とは思えません…
前山くん。パンフで写真見たときは絶対女の子だと思ったよ!
ハミルと機械伯爵の落差もきっちり演じていて、私の中では意外な伏兵でした(意味不明)。
木下晴香さんはロミジュリ終わりで稽古期間も短かったとのことですが、綺麗で張りのある歌声が本当に素晴らしかったです。
聞いたところによると、リューズが歌う曲のみアニメ版からの採用なんだとか。そんな気遣いも全方位方向なのかな。

アンサンブルさんたちも実力者ぞろい。
ガッツリな殺陣もあったし男女ふたりのお任せ場面もあったし。単調な会話場面の奥で白石さんが靴下を脱ぐ小芝居してて面白かったからみんな見てあげてねw

結局、舞台って、脚本と演出が全てなんだなーと強く思いました。
今回あっきーはいい意味で「埋もれて」いて、この壮大な物語の主人公は、鉄郎でありメーテルでありエメラルダスでもあり。
あっきーはどこから見ても16歳の少年で、「アーーーーーーーーッッッッ」の雄叫びが何度も聴けたのも初演の踏襲でしょうか。
この辺はもう一度観劇したときに。

以下雑多に。

上演時間3時間超えはちょっと長いかも。休憩30分は明治座タイムなので納得ですが、結構なスローテンポなのはこれから改善されるのかな。
パンフレットの鼎談(前山+木下+伊波)で、「あっきーさん」「中川さん」の文字が無限に出てきます。でも2500円は高い(泣)
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「スリル・ミー」 1/10 マチネ(成河✕福士)ソワレ(松下✕柿澤) 

2019-01-15 | 舞台
ミュージカル「スリル・ミー」 東京芸術劇場 シアターウエスト
1/10(木)マチネ 「私」成河 ✕「彼」福士誠治 ピアノ伴奏:朴 勝哲 J列センター
1/10(木)ソワレ 「私」松下洸平 ✕「彼」柿澤勇人 ピアノ伴奏:落合崇史 K列センター

【脚本・音楽・歌詞】テファン・ドルギノフ
【演出】栗山民也

みなさまは「鬼門」の作品はありますか?
初演の評判が良かったり、誰もが観るような定番作品だったりするのに、躊躇してしまう作品。

私の場合は「ミス・サイゴン」と「スリル・ミー」がこれに当たります。
どちらも年端もいかない男の子が不幸に巻き込まれる…というストーリーだから。
分かってはいるけれど受け付けない。

スリル・ミーを初めて観たのは2012年銀河劇場の万里生くんと新納さん
あれから時間も立ち息子も大きくなり、なんってったって成河さんが出演するんだからこれは観に行かないと。
同じ日のマチソワのチケを揃えるのにちょっと苦労いたしました。

多くのファンに見守られているこの作品、私ごときが今さら何か語ることはできませんが、
一言申し上げるとすれば「成河さん出演してくれてありがとうございました」。
私の中でずっと心の奥にあった、しかも鬼門と位置付けられたまま奥に眠っていた作品。
思っていたのと全然違っていた。
というか初めてこの作品がよくわかった、という印象でした。

成河「私」は「彼」を一点に見つめロックオン。
台詞が歌のように、歌が台詞のように流れてきて、誰かが言っていた「究極のストプレのよう」を思い出します。
19歳と審議委員会の席に立つ50歳代との落差は技術的な裏打ちが見えて、照明に照らされる角度も考えていたのではと思います。
そんな「私」にロックオンされる福士「彼」はなんとまあカッコいい…と言ってしまうと身も蓋もないけれど、身長差が萌える。
身長差でキャスティグしたんだろうな、ってぐらい。
なのにこの二人からはBL色が全く感じられず、生々しくて実に恐怖を感じました。

かっきー「彼」の台詞は最初は抑揚がなくて、ライターをカチャカチャするところなんか本当にイラつく。
洸平くんの「私」が実直で可愛げがあるからますますイライラします。
この二人の関係はシーソーのよう。

…ああこれ以上は語れません、というか私自身も書いているよりネット検索したほうがオモロイです。
上演時間100分をマチソワ(間の時間で水族館も見学した)しましたが、ひたすら心地よい疲れを味わいました。
「ラヴ・レターズ」のように多くの若手俳優さんがこの作品を受け継いでいってほしいです。
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「サムシング・ロッテン」 12/30東京千穐楽

2019-01-04 | 舞台
「サムシング・ロッテン」 東京国際フォーラム ホールC
12/22(土)マチネ  B席 3階9列センター
12/27(木)マチネ  S席 1階15列センター
12/30(日)マチネ  B席 3階9列センター

東京公演の期間は約2週間。
チケットを手配するときに「後からでも追加できるかどうか、3階から観ても楽しめるかどうか」ということを真剣に考えるのですが、今回は「もちっと近くの席を手配しておけばよかった」と思っています。
1階席での臨場感と、3階席からの高みの見物では没入感が全く違うのは当たり前ですが、やっぱりダンスの迫力が1階席だとハンパなかったです。
観れば観るほど面白みが出てきたし、初日の「なんとなく間が空いてしまう」という感覚がなくなってきました。
アドリブは日に日に増え、30日の東京公演千穐楽では当初の上演時間予定を20分ほどオーバー。
初日と比べてこれほどブッコミが多くなった公演は私は初めてでした。

私がこのテの逸脱で首を傾げてしまうのは、中の人の素に戻ってしまうこと。
もちろん台本からして時空を超えたネタ(CMソングとかね)が書き込まれていたので「素」と言えばそうなのですが、
ニック・ボトムはその人そのままであってほしい。
今回はどれだけアドリブタイムが伸びようが、この点は守られていたと思います。
ニックの外観はとても可愛らしく見えるように作ってあるし、台詞回しも一人だけ硬くてスローテンポ。
これも「何とかして芝居を成功させたい、ついてきてくれる出演者も女房も弟も幸せにしたい」という気持ちを体現したのかな。

その「一人だけ真面目」という姿勢は、東京千穐楽のカテコにも現れました。
福田さん演出舞台では恒例の、アンサンブルさん含めキャスト全員のご挨拶。
誰もが笑えるコメントを話すなか、座長のあっきーさん(敬称付き)はバンドやスタッフさんへの謝辞から始めて真っ当なご挨拶を延々と…
が途中で西川さんが絶妙なタイミングで「真面目か!」とツッコミを入れて、そこでまた笑いが起きました。
(「真面目か!」というのは劇中でのさとしさんの台詞でもあるので一度言ってみたかったとのこと)
BW版支持派はこの節操ない日本独自ネタが気になるのだろうと思いますが、大劇場で客層もバラバラな状況、BW版支持派はぶっちぎって最適解を探したんじゃないかな。

あっきー。
BW版の映像を見たときに「うえっ、タップダンスが避けられなさそう」と気を揉みましたが全然心配なかった…
シェイクスピアとの対決シーンだから相手のダンス力量にも寄るけど、タップ音がきちんと聞こえたし安心して楽しめたし、
何より初日より楽のほうが素晴らしく進化してた!
上演前の稽古場映像で練習風景がちらっと映ってましたが、すごくいっぱい練習したんだろうなー。
観る前はビミョーな気持ちだったけど、東京楽を終えると「あーもっかい観たい!」と心から思える、印象深い作品になりました。

大阪だとアドリブネタが全く変わるのでしょうね。
皆様のご報告が楽しみです。
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今年観た舞台2018

2018-12-31 | 舞台
息子の受験が終わったのでほっと一息ついた1年でした。
そしてジャージー・ボーイズを追いかけた1年でもありました。

そして、チケットが取りづらかった1年でした…
と言ってもガツガツ取らなかったのが本当のところでもあるけれど。
「ナイツ・テイル」やNODAMAP「贋作・桜の森の満開の下」などの人気公演は、正攻法で希望を出しても取りづらくあちこちアンテナを張っていないと厳しかったです。
とはいえグランドミュージカルからストプレ、バレエもアイスショーも、広く浅く楽しめたとポジティブに思い返しています。

マイベストはJB以外では「メアリー・ポピンズ」と「メタルマクベス」、あと井上芳雄さんの八面六臂な活躍。
芳雄さんの舞台をあれこれ観に行ったわけではないのですが、それ以外のテレビ出演もラジオ番組も隙がなくどれも余すところなく楽しめて。
来年は芳雄傾向が増すかもしれません。

ということで2019年観劇ライフは「グレート・コメット」から始まります。
どの舞台も事故なく、無事に初日の幕が開いて大千穐楽まで無事に終れますように。
初詣で5番目ぐらいの優先度でお願いしておきます!


■ 2018年に観た舞台(アイスショー・ラジオ番組ライブを含む)

1月
TENTH(シアタークリエ)
黒蜥蜴(日生劇場)

3月
ジキル&ハイド(東京国際フォーラムC)
HEADS UP!(赤坂ACTシアター)✕2

4月
メリー・ポピンズ(シアターオーブ)✕2
修羅天魔~髑髏城の七人 Season極(ライブビューイング)
Continues ~with Wings~(武蔵の森総合スポーツプラザ)

5月
ジャージー・ボーイズ イン コンサート(シアターオーブ) ✕3
ノートルダムの鐘(KAAT神奈川芸術劇場)
修羅天魔~髑髏城の七人 Season極(ライブビューイング)

6月
ラヴ・レターズ(草月ホール)
モーツァルト!(帝国劇場)✕2
銀河鉄道999~GARAXY OPERA~(明治座) ✕3

7月
フリー・コミティッド(DDD青山クロスシアター)

8月
メタルマクベス disc1(ステージアラウンド東京)
宝塚BOYS(東京芸術劇場プレイハウス)

9月
ジャージー・ボーイズ(シアタークリエ) ✕4

10月
ジャージー・ボーイズ(シアタークリエ)
マシューボーンのシンデレラ(シアターオーブ)
タイタニック(日本青年館ホール)
ジャージー・ボーイズ(日本特殊陶業会館ビレッジホール)
マリー・アントワネット(帝国劇場)

11月
ジャージー・ボーイズ(久留米シティプラザ) ✕2
ジャージー・ボーイズ(神奈川県民ホール) ✕2
TOP HAT(シアターオーブ)
井上芳雄 by MYSELFスペシャルライブ(東京国際フォーラムA)

12月
メタルマクベス disc3(ライブビューイング)
日本の歴史(世田谷パブリックシアター)
民衆の敵(シアターコクーン)
NO.9 不滅の旋律(KAAT神奈川芸術劇場)
サムシング・ロッテン(東京国際フォーラム ホールC)✕4

2018年 (演劇)44公演24演目 (ライブ)8本 (映画)35本
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