それはまた別のお話

観劇とか映画とかの感想文を少しずつ

「怪人と探偵」 9/14初日・9/19ソワレ

2019-09-22 | 舞台
新作ミュージカル「怪人と探偵」 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
9月14日(土) ソワレ 1階21列センター
9月19日(木) ソワレ 1階6列上手

【原案】江戸川乱歩
【作・作詞・楽曲プロデュース】森雪之丞
【テーマ音楽】東京スカパラダイスオーケストラ
【作曲】杉本雄治(WEAVER)
【音楽監督】島健
【演出】白井晃
 
【出演】
中川晃教 / 加藤和樹 / 大原櫻子
水田航生 / フランク莉奈 / 今拓哉 / 樹里咲穂
有川マコト / 山岸門人 / 中山義紘 / 石賀和輝 / 高橋由美子 / 六角精児 ほか.

 
(KAATお馴染みの大看板。撮り方イマイチですがかなりデカイです)

新作の初日の緊張感と盛り上がりを久しぶりに味わいました。
初日にありがちな長蛇のグッズ列、開演直前の客席の静まり、カテコの高揚。
(グッズのパーカーとランチトートがさっそく売り切れになってたのがなんとも…)

江戸川乱歩作「怪人二十面相」を一応予習してから臨みましたが、「思ってたのと違う方向だった」というのが正直なところ。
もちっとお宝を盗む細々とした謎解きがあるのかなーと思ってましたが、舞台で映える仕掛けがあり、スピーディなアクションもあって楽しめました。
一幕で事件の発端が見えるけれどあまり進まないので、終始「これ2幕で全部カタがつくの?」と心配になるレベル。
そこから2幕で急展開…というか少しゴーインな運びで、初見では人物(特にリリカ=ケイコ)の心情が見えず「ん?」となるところもありました。
スカパラさんのテーマ曲によるアバンタイトルも昭和テイストでレトロ、でもチープな印象はないし、大胆な映像も美術も良かった。もちろん歌も。

で、初日後にいろんな感想を漁って読みました。
大きく分けて「脚本と設定が曖昧なのが気になる」派と「ラストシーンの解釈を考察したい」派など。
原作をじっくり読んでいる方にとっては、まず時代設定が曖昧なのが気になる様子。明智先生は妻帯者のはずだし、小林くんの舞台上の年齢と原作では辻褄が合わないんですね。
私はもちろん原作厨ではないし、かと言ってあれこれ考察するアタマもないので、「楽しければいいじゃーん!」というミュージカルファンにありがちな派閥にはウケが良かったのかもしれません(偏見入ってます)。
その割には、劇中で話題に上る映画のタイトルや、モールス信号で情報が送られてくることなど時代性をきっちり強調しているので、「荒唐無稽なファンタジー」と捉えるのは作り手の意図に反するのかもしれませんね。

19日ソワレは追加チケット。
劇場が出している掲示では「1幕75分2幕75分」となっていましたが、実質1幕70分、2幕はカテコ入れて70分でした。
初日で六角さん演じる中村警部が客席の反応を伺っていたところを、サクサク進めている所以かと思います。

でも歌が抜群によくなってました。
座席との相性もあると思いますが、竜太郎とリリカのデュエット、一幕ラストの三人の「微笑みの影」など涙モノ。
もうはるか遠くなってしまった昭和の時代は、今から考えると夢のよう。
悪趣味ギリギリの嘘っぽさ、クールで異世界を感じる非現実感満載の中で、歌だけが真実味を帯びていました。
こういう世界観、大好きです。

あっきーについては別記事に。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「記憶にございません!」  | トップ | 「怪人と探偵」 9/25マチネ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

舞台」カテゴリの最新記事