銀河鉄道999 40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~ 明治座
6/23(土)初日 1階15列上手
6/25(月)マチネ 3階右サイド
【原案・原作・監修】松本零士
【劇作・脚本】坪田文
【演出】児玉明子
【出演】中川晃教 / ハルカ / 染谷俊之 / 矢沢洋子 / 雅原慶 / 美山加恋 / 入野自由 / お宮の松 / 小野妃香里 / 塚原大助 / 凰稀かなめ / 平方元基 / 他
私は作品名を知っているだけで、今回は予習も全くしませんでした。
「鉄郎」「メーテル」「キャプテン・ハーロック」という人物名とそのビジュアルは何となく思い浮かぶのですが、どんな人物なのかもマッサラ状態。
そんなわけで初日は煙に巻かれてしまいました。
一幕は「あーなるほどね、それで銀河鉄道に乗ることになるのね…」とふむふむ観ていたのですが、二幕からは置いてきぼりを食らいました。
感覚的には舞台版「銀河英雄伝説」を初めて観たときと同じような気持ちでした。
番宣であっきーが「劇場版を元にしています」と何度も言っていたのは、「劇場版を見て予習してきてねっ」ってことだったのか。反省。
諸事情あって致し方ないのだとは思うのですが、
演出が…なんというか単調で、私は何度か観劇中に意識を失いました(置いてけぼりくらうのも当然)。
(こんなこと言うのはヤボだと百も承知しておりますが)ここ最近観たのは、帝劇ミュージカル「M!」の豪華な演出、劇団☆新感線「髑髏城」の最先端の映像技術、「メリー・ポピンズ」の斬新な舞台美術。
舞台って規模もテイストも幅が広いなぁ…としみじみ感じました。
そして今日は2回目の観劇。
やっと人物関係とストーリーが理解できました。
この回は3階のサイド席という超見切れ席だったので、大事な場面が全く見えなかったというハンデを背負いながらも没入できた。
(上手の袖付近、酒場のとこや鉄道の客室のところがほぼ見えなかった。番号で言うと上手2番から袖まであたり)
(おまけに3階席は1階2階に置かれているエアウィーヴのクッションもなし。そこまで差別化しなくてもバチあたらないと思うんだけど)
なので「アルカディア号って何故"わが青春の"という前置詞がつくのか?」とか「トチローって結局ナニモノ?」という疑問はふっ飛ばして、登場人物のパフォーマンスに意識を傾ける。
いや、改めて見ると実に多彩な出演者なんですね。
印象に残ったのは、機械伯爵の染谷くん。
去年こっそり「IWGP」で拝見していました。機械伯爵は(舞台篇では)美味しい役回りかと思うのですが、
あの甲高い笑い声とかサイコー!
シャドウ役の雅原さんは元四季の方だったのね。歌がトリバダでした。
車掌のお宮の松さん、アフタートークでも見事な転びっぷりを再現してくれました。こういう役者さんがいるとホッとします。
幕間のクレアとのアナウンスは毎日ナマでアドリブなんですね。掛け合い漫才みたいで客席から拍手沸いてました。
あっきー。
「35歳が16歳を演じます」と謙遜しているけど、これは「僕の16歳っぷりを見てくれ」という自信なのでしょう。
甘えた子供時代の声、目の前で母を殺されたときの叫びとも唸りとも捉えられる声。
ラップで歌ったかと思えば結構激しめのヒップホップダンス、後半はガンアクションも。
ずっと出ずっぱりで歌も思ったより曲数多め。
「中川晃教ありき」の作品であったことは間違いありません。
トチローと別れ旅立つときの歌が絶品だった。M!で言えば「残酷な人生」、SHIROHで言えば「砂の城」に匹敵する「慟哭ソング」でした。
何も予習せずに劇場に入るのはホントに申し訳ないし、この作品は「松本零士先生の功労を原作ファンと一緒にお祝いする」のが目的なのかとは思いますが、もう少し歩み寄ってほしいのが本音です。
パンフに人物相関図やも少し踏み込んだ粗筋が欲しかったなあ…(もしかしたらまだ未読の対談部分に書いてあるかもだけど)
「ミュージカル」ではないにしろ「オペラ」なんだから、曲名も書いてほしかった。
というよりあの慟哭ソングの曲名を教えてほしい!
6/23(土)初日 1階15列上手
6/25(月)マチネ 3階右サイド
【原案・原作・監修】松本零士
【劇作・脚本】坪田文
【演出】児玉明子
【出演】中川晃教 / ハルカ / 染谷俊之 / 矢沢洋子 / 雅原慶 / 美山加恋 / 入野自由 / お宮の松 / 小野妃香里 / 塚原大助 / 凰稀かなめ / 平方元基 / 他
(明治座は主要道路の四つ角に建っているので、どこからでもこの幟が目立って見えます。よっ、座長!)
私は作品名を知っているだけで、今回は予習も全くしませんでした。
「鉄郎」「メーテル」「キャプテン・ハーロック」という人物名とそのビジュアルは何となく思い浮かぶのですが、どんな人物なのかもマッサラ状態。
そんなわけで初日は煙に巻かれてしまいました。
一幕は「あーなるほどね、それで銀河鉄道に乗ることになるのね…」とふむふむ観ていたのですが、二幕からは置いてきぼりを食らいました。
感覚的には舞台版「銀河英雄伝説」を初めて観たときと同じような気持ちでした。
番宣であっきーが「劇場版を元にしています」と何度も言っていたのは、「劇場版を見て予習してきてねっ」ってことだったのか。反省。
諸事情あって致し方ないのだとは思うのですが、
演出が…なんというか単調で、私は何度か観劇中に意識を失いました(置いてけぼりくらうのも当然)。
(こんなこと言うのはヤボだと百も承知しておりますが)ここ最近観たのは、帝劇ミュージカル「M!」の豪華な演出、劇団☆新感線「髑髏城」の最先端の映像技術、「メリー・ポピンズ」の斬新な舞台美術。
舞台って規模もテイストも幅が広いなぁ…としみじみ感じました。
そして今日は2回目の観劇。
やっと人物関係とストーリーが理解できました。
この回は3階のサイド席という超見切れ席だったので、大事な場面が全く見えなかったというハンデを背負いながらも没入できた。
(上手の袖付近、酒場のとこや鉄道の客室のところがほぼ見えなかった。番号で言うと上手2番から袖まであたり)
(おまけに3階席は1階2階に置かれているエアウィーヴのクッションもなし。そこまで差別化しなくてもバチあたらないと思うんだけど)
なので「アルカディア号って何故"わが青春の"という前置詞がつくのか?」とか「トチローって結局ナニモノ?」という疑問はふっ飛ばして、登場人物のパフォーマンスに意識を傾ける。
いや、改めて見ると実に多彩な出演者なんですね。
印象に残ったのは、機械伯爵の染谷くん。
去年こっそり「IWGP」で拝見していました。機械伯爵は(舞台篇では)美味しい役回りかと思うのですが、
あの甲高い笑い声とかサイコー!
シャドウ役の雅原さんは元四季の方だったのね。歌がトリバダでした。
車掌のお宮の松さん、アフタートークでも見事な転びっぷりを再現してくれました。こういう役者さんがいるとホッとします。
幕間のクレアとのアナウンスは毎日ナマでアドリブなんですね。掛け合い漫才みたいで客席から拍手沸いてました。
あっきー。
「35歳が16歳を演じます」と謙遜しているけど、これは「僕の16歳っぷりを見てくれ」という自信なのでしょう。
甘えた子供時代の声、目の前で母を殺されたときの叫びとも唸りとも捉えられる声。
ラップで歌ったかと思えば結構激しめのヒップホップダンス、後半はガンアクションも。
ずっと出ずっぱりで歌も思ったより曲数多め。
「中川晃教ありき」の作品であったことは間違いありません。
トチローと別れ旅立つときの歌が絶品だった。M!で言えば「残酷な人生」、SHIROHで言えば「砂の城」に匹敵する「慟哭ソング」でした。
何も予習せずに劇場に入るのはホントに申し訳ないし、この作品は「松本零士先生の功労を原作ファンと一緒にお祝いする」のが目的なのかとは思いますが、もう少し歩み寄ってほしいのが本音です。
パンフに人物相関図やも少し踏み込んだ粗筋が欲しかったなあ…(もしかしたらまだ未読の対談部分に書いてあるかもだけど)
「ミュージカル」ではないにしろ「オペラ」なんだから、曲名も書いてほしかった。
というよりあの慟哭ソングの曲名を教えてほしい!