2018年に放映されたドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版。信用詐欺師たちが日本を飛び出し、香港で一世一代の大仕事に挑む。監督はドラマ版の演出を務めた田中亮。キャストに『散歩する侵略者』などの長澤まさみ、『寝ても覚めても』などの東出昌大、『不灯港』などの小手伸也、『サバイバルファミリー』などの小日向文世とおなじみのメンバーが結集する。
「みんな、まんまと騙されたでしょ」と予告篇でダー子(長澤まさみ)が自信たっぷりに言ってのける。
えっそんなわけないじゃん、こっちだってテレビドラマでさんざん騙されてきたんだからその手に乗るか!と目をランランとさせて観に行きました。
結果、まんまと騙されました…
って途中までは「あーそうなるよねーここまでは想定済み」と思うんだけど、最後までオセロゲームのようにパタパタと攻守が入れ替わる。
裏の裏の裏…までは予想してたけど、裏の裏の裏の裏の裏までありました。
過去のテレビシリーズに出た役者さんがカメオ出演、これも伏線かな?と思わせてそうだったりそうでなかったり。
後から考えると完璧にできているわけではない。
天才的な詐欺師なら真贋をきちんと調べろよ…とかそもそもあんな風に持ち歩かないよね…とか、ね。
そういうことを吹っ飛ばす小気味良さと、画面の隅々まで仕込んだコネタが楽しめました。
一番笑ったのはジャッキーちゃんかな?
ゲストの三浦春馬がよかったです。
流暢に中国語(広東語かな)を喋り、恋愛詐欺師としての色気もたっぷりで笑顔もカワイイ。
私だったら東出くんよりも春馬に騙されたいです…