それはまた別のお話

観劇とか映画とかの感想文を少しずつ

「銀河鉄道999」制作発表記者会見

2018-03-27 | 舞台
銀河鉄道999 40周年記念作品 舞台「銀河鉄道999」~GALAXY OPERA~ 制作発表記者会見
3/27(火) 15:30~ 八芳園

ご縁があって制作発表にオーディエンスで参加させていただきました。
以下、簡単なメモ書き程度のレポで聞き違いなどあると思われますが、メディアからオフィシャルなレポが出るまでのつなぎになれば幸いです。


(発表会で配布されたチラシ。両開きを開くとキャストのメインビジュアルが現れます)

制作発表に集まったのは、一般観覧者約100名のほかマスコミ取材者が20名ぐらい。動画カメラも何台か入っていました。
(取材が始まる前に音声さんが出演者それぞれのマイクを試したり歌唱披露のオケを流して「オッケーです!」と確認したり、テキパキと作業するのが見られました。リアルなヘッズアップ!)

■ スタッフご挨拶

司会はTBSアナウンサーの杉山さん。
プロデューサーの方のご挨拶に続き、脚本の坪田文さんのご挨拶がありました。
いつもはドラマ脚本を書くことが多いが「中川さんが演じる鉄郎が観たい!」という一心で取り組んだそうです。「制作側もムチャブリなト書きにも答えてくれました」とも。
音楽監督の久保田さんは「三世代に渡って観ている人が楽しんでもらえれば」と語ってました。

■ キャストご挨拶

続いて、6名のキャスト(中川晃教さん、凰稀かなめさん、ハルカさん、矢沢洋子さん、入野自由さん、平方元基さん)と原作の松本零士先生(御年80歳)が登場しました!
ご挨拶の様子はエントレさんの動画をご覧くださいませ。



黒の衣装でカッコよく決めたキャストが揃ったあと、最後に松本零士先生があの帽子で現れたときには「うわー!ホンモノだー!」と感激してしまいました…それぞれの役どころを印象的な言葉で語るキャストの方ももちろん、「とても嬉しいです」と繰り返す松本先生に胸が熱くなります。

■ メインビジュアルの撮影について

本日初公開のメインビジュアルボードが公開されました。

(これは会見終了後にロビーで撮影したもの。ナナメっててすみません…)

撮影時の雰囲気はどうでしたか?の質問に対しては、
中川さん「コスチュームがリアルに再現されていて、身にまとったときにスイッチが入ります」
凰稀さん「顔に傷(特殊メイク)の位置を合わせるのが大変でしたが、単純に嬉しかったです」
入野くん「小道具も原作に合わせて、サイズや向き方も再現しているんですよね」
平方くん「汗だくでした…」(確かに暑そうな衣装だよね)
などなど。私も原作はあまり触れていない世代ですが、ビジュアルがリアルに再現されていてビックリ。

■ 作品の見どころを教えてください

中川さん「松本先生のご両親や出会ってきた方が主人公になる、実体験が元になっている作品なので、先生との出会いを大切にしています。気負う気持ちもありますが、先生とお話させてもらって、疑問を先生に伺えるのも頼もしいと思っています。自分にとっても挑戦です」
平方くん「…あっきーさんが熱くて、自分も汗かいています!ハーロックの台詞を過去の自分に聴かせてあげたいとも思っています」
入野くん「プロジェクションマッピングなど、現代の技術が凝縮させているところも楽しみにしてもらえれば」

松本先生によると、作品中の役名にもそれぞれエピソードがあるそう。
「宝石のエメラルドの色は赤だと思っていたので、エメラルダスの衣装は赤なんですが、エメラルドは本当は緑なんですね(凰稀さんから「目(カラコン)は緑です」とフォローありました)
「ハーロックというのも、小さい頃に「ハー、ロック!ハー、ロック!」と号令を掛けながら歩いていたから。」(これもビックリしました。きっと外国の有名人由来だと思っていたので。平方くんはこのネタを本番でアドリブで使ってくれるかも)

■ テーマソング歌唱披露

先ほどの動画では1分間のみですが、リズムや雰囲気が途中で大きく変化する壮大な組曲のようなテーマでした!
(3/26にRKBラジオで冒頭のみオンエアありました。期間内なら、radikoタイムフリーで聴けるかも)
あっきーの歌メインでしたが、途中から入野くんがハーモニーをつけ、最後は全員でおおらかに歌い上げていました。これはぜひフルバージョンの動画が見たいし、なんなら音源化してもらっても。素敵なジャケ写で会場販売してくれたら買っちゃうよ!
歌い終わっても万雷の拍手が鳴りやみませんでした。

ちなみに今日初めて全員で合わせたそうで、司会の方が「さっきは初めて練習したんですよね」と紹介したのに対し、あっきーは「そんな付け焼刃みたいに言ってるけどそんなことないんですよ!」と反論。終わったあと司会の方から「心もトリハダが立ちました」との感想を引き出すことにも成功してました。
(いやでも楽曲自体は複雑に変化する「いわゆるあっきー曲独特の難しさ」満載で、よく歌えましたよね…としみじみと)

■ 撮影タイム

なんつっても今日のお目当てはコレ。一般観覧者限定の「撮影タイム」があり、自由に撮影できました。


(なんかポーズ取って撮影してもらおう!と声掛けしたカッコいい真ん中の人は)


(なぜかパーでんねんみたいなポーズ取ってました)

「いやいや一般の人も撮影できるって言ってもプロ写真にはかなわないし」と思ってましたが、自分のスマホに推しのナマ写真が保存されると思うと、気持ちあがるー!とバシバシとシャッターを切るワタシ。楽しかったです♪

■ まとめ

とにかく「中川晃教ありき」の舞台なんだということを実感。座長として作品を盛り上げる気概がびしびしと伝わってきました。
トークの間も始終目線を配り、少し冗長になってきたら凰稀さんや平方くんに話を振る。
松本先生のお話が長くなりがちなのも面白く拾って、でも先生が椅子に座るときにはそっとサポートする。
司会のアナウンサーさんとのやりとりを利用して、テーマ曲への意気込みを強調する。
ワタシ稽古場に入った経験は全くありませんが、なぜか「この人についていけば大丈夫」と信頼感でいっぱいです。
きっと今回の稽古場もびゅーびゅーと先輩風が暴風雨のようになっていると思われますが、きっと素晴らしい作品になると期待しています!

おまけ。
本日の会場は目黒にある八芳園で行われました。お庭の桜が見事でした。


結婚式を挙げたのでしょうか、打掛を羽織った新婦さんと紋付き袴の新郎さんが何組も写真を撮っていました。
素敵な場所に連れて行ってもらえてよかったです。
(実は間際まで「椿山荘」だと思ってて焦りました…今度は雅叙園にも連れてってね♡)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これからのあっきー予定を考える【3月中旬】

2018-03-14 | 日記
12月のミュージカルが発表になりました。
これで年内のおおまかなスケジュールは出揃ったというところかな。

「サムシング・ロッテン!」は既に公式サイトもありますが、
主催がテレビ局なので番宣も期待したい。
でもクリスマス時期に「WIZ」というセンはほぼ期待できなくなりました…

合間合間にライブやゲスト出演を挟んでくれると思うので、
どこかで無理くりにでもWIZナンバーを差し込んでくれることを望みます。

ワタクシゴトで恐縮ですが、昨日3月17日は「あっきー記念日」でした。
2007年3月17日、日生劇場で「THE Who's TOMMY」を観たのがそもそもの出会いでした。
あれから11年も経ったのが信じられないぐらい時間は早く過ぎていきますが、
あのときと同じように舞台の真ん中に立っている彼を見られることに無限の幸せを感じます。
この幸せがこれからもずっと続きますように。


3/17 NHKアニメ「クラシカロイド」歌唱出演(NHK Eテレ)
3/24 「グリーン&ブラックス」12話出演(WOWOW)
3/31 マシュー・モリソン in コンサート放映(WOWOW)

4/1 中川晃教Symphonic Concert「Spring has come」(大阪 ザ・シンフォニーホール)
4/8 中川晃教Symphonic Concert 2018「Spring has come」(りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館)
4/15 中川晃教Symphonic Concert 2018「Spring has come」(サントリーホール)
4/21 中川晃教Symphonic Concert 2018「Spring has come」(東京板橋区立文化会館)
4/22 中川晃教Symphonic Concert 2018「Spring has come」(市川市文化会館)
4/29 中川晃教Symphonic Concert 2018「Spring has come」(鈴鹿市文化会館)

4/26 「Hibiya Festival」オープニングセレモニー特別出演

5/12~13 ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」イン コンサート(シアターオーブ)

6/23~30 銀河鉄道999~GALAXY OPERA~(明治座)
7/21~22 銀河鉄道999~GALAXY OPERA~(北九州芸術劇場大ホール)
7/25~29 銀河鉄道999~GALAXY OPERA~(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ )

9/7~10/3 ジャージー・ボーイズ(シアタークリエ)

10/8 ジャージー・ボーイズ(秋田・大館市民文化会館)
10/12~13 ジャージー・ボーイズ(岩手・岩手県民会館)
10/17~18 ジャージー・ボーイズ(愛知・日本特殊陶業市民会館)
10/24~28 ジャージー・ボーイズ(大阪・新歌舞伎座)

11/3~4 ジャージー・ボーイズ(福岡・久留米シティプラザ)

12/17~30 ブロードウェイ・ミュージカル「サムシング・ロッテン!」(東京国際フォーラムC)

2019年
1月 ブロードウェイ・ミュージカル「サムシング・ロッテン!」(大阪・オリックス劇場)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「HEADS UP!」 3/12 マチネ(大千穐楽)

2018-03-12 | 舞台
ミュージカル「HEADS UP!」 赤坂ACTシアター
3/7(水)マチネ 1階P列センター
3/12(月)マチネ 1階A列センター

【脚本】倉持裕
【原案・作詞・演出】ラサール石井
【作曲・音楽監督】玉麻尚一
【振付】川崎悦子

【出演】哀川翔 / 相葉裕樹 / 橋本じゅん / 青木さやか / 池田純矢 / 今拓哉 / オレノグラフィティ / 陰山泰 / 芋洗坂係長 / 岡田誠 / 河本章宏彦 / 井上珠美 / 新良エツ子 / 外岡えりか / 大空ゆうひ / 中川晃教 ほか

初演の2015年KAAT公演も何回か観ています。
2017年12月の再演初日も。
だからこの作品の笑いどころもオチも熟知しているのに、
「何度観てもそのたびに笑えるし、泣ける」というのが素晴らしい。

本日は大千穐楽でした。
相変わらず私は何度も爆笑し、何度も頬を涙が伝いました。
そして、何度観ても新しい発見がある作品だということにも気がつきました。

多くの人物が出てくる群像劇だけれど、ほぼ全員が「新しい一歩」を踏み出している。
舞監として自信をつけた新藤くんも、新藤くんにバトン代わりのナグリを渡した加賀美さんも。
新しい居場所を見つけたバイトくんも、あの嫌味な演出家さえも。
再演では桃子さんが舞台監督助手になれたのもよかったし、
「弁当も食べないでよ!」と言い合いしていた制作のまさこさんと演出助手のエリカさんは、最後にはアドレスを交換していたし。
運転手の四条さんは思いがけず舞台に立つことになっちゃったけど、カテコ(ドルガンチェの)でガッツポーズしてたから今後は俳優の道もありかな。

思いがけずといえば、大千穐楽を最前列で観られたのも予想外に楽しかった。
この列はオケピになることもあるから床が不安定で、隣で熊川よっしーが飛び跳ねると椅子も大きく揺れた。

特に大人数のナンバーでは、細かく動線が調整され、照明や音楽も寸分違わずのタイミングで動作していたのもよくわかった。
あと、舞台上ではいろんなものがよく落ちているのもよく見えた。
女優のドレスの羽根飾り、上から振ってくる雪片のかけら、
今日は新藤くんのポシェットから、キッカケを書いたメモ用紙(たぶん)や演出家の海老沢さんを拘束するゴムがポロッと落ちた。

でも次のタイミングでは、跡形もなく拾われていた。
誰かがわからないように自然に、または暗転のときに。
そうだよね、だって小山田先生は本当に裸足でお芝居するんだものね。
「釘一本残すな」という台詞の重み。

カテコ。
初演でも「出演者に序列をつけたくない」という理由で出演者がぐるぐる回ってたけど、そのまま踏襲でしたね。
大楽の挨拶も哀川さんのご挨拶のみでした。
というか、今日のカテコはラサールさんのためにあったような感じです。
「客席が毎日埋まっていたというわけではなかったけれど、今日は客席からの愛で超満員でした!」と泣きながらのご挨拶。
舞台奥からご自分のスマホで演者と客席の写真を撮ってました。 (→ ここ にアップされてます)
ラサールさんが写真撮るときに、キャストが口々に客席後ろのコンソールに向かって「客電!客電つけて!」と叫んでいたのがリアルだったよ!

リアルと言えば、全て終了し青木さやかさんのアナウンスが終わったあと、下手袖から拍手と歓声が聞こえてきたのもリアルでした。
これからリアルにバラシ、素舞台を素舞台に戻す作業をするんですよね。

総じて。
舞台好きが舞台好きのために作った舞台、本当によくできていて、何度でも楽しめました。
初演と変わらずあっきー演じるよっしーのダサさも磨きがかかっていたし、
先輩風をびゅーびゅー吹かして稽古したというコーラスも、すごく綺麗に聞こえました。
キャスト全取っ替えで再演しても、全然アリだと思います。
あ、でもやっぱりよっしーはあっきーに演じてほしいな…小山田さんはどうなるのかな…
今からいろいろ想像するのも楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする