それはまた別のお話

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中川晃教 Symphonic Concert「Spring has Come」 4/21 板橋区立文化会館

2018-04-22 | ライブ
中川晃教 Symphonic Concert 2018 Spring has Come
4/21(土)14:00 板橋区立文化会館 1階21列センター

【出演】中川晃教 
【演奏】音屋室内管弦楽団
【指揮】高谷光信


(商店街の中に突然現れる文化会館。うまく撮影できずすみません)

予定が空き急遽カンフェティさんでチケットを入手して行ってまいりました。
でも板橋は予想外に遠かった…
しかも大山駅を降りたら、とっても庶民的な商店街が続いていてちょっとビックリ(文化会館っていうから別の雰囲気を予想)。
会場のコンサートホールは温かい雰囲気で、区民の人々の生活に根付いている様子がよくわかりました。

セットリストは、先週のサントリーホールと組み替えています。

【セットリスト】

第1部
1. 銀河鉄道999(「銀河鉄道999」~GALAXY OPERA~より)
2. LISTEN
3. 春
4. 旅人
5. Stereo Voice
6. フタツ、ヒトツ Futa-tu,Hitotu
 
第2部
7. Ease on Down the Road (英語詞)
8. Believe in Yourself (日本語詞と英語詞)
9. Home (日本語詞)(7、8、9はミュージカル『The Wiz』より )
10. Can't Take My Eyes Off You(ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」より)
11. ユーアーザスーパースター
12. 止まらない一秒
13. 相対性理論

アンコール
Enc1. I Will Get Your Kiss
Enc2. 僕こそ音楽(ミュージカル「モーツァルト!」より)

サントリーホールは会場の大きさを意識した曲が多かったように思いますが、
今日はオケもちょっとコンパクトな編成で、ティンパニもシンセドラム(でいいのかな?)で代用。
でも聞いているこちらには全く分からない迫力でした。

何よりも、あっきー自身が心からリラックスしていた様子がよくわかりました。
衣装も先週とほぼ同じでしたが、足元がスニーカー(?)になったおかげで、飛んだり跳ねたり身振りが最大限。
最初のオケの紹介のときから、指揮者の高谷さんを「みっつー!」と呼ぶ(会場にもコールさせる)。
客席も最初から温まっていきます。

「今年は桜が一気に満開になり、あっという間に散っていきました」との言葉には、
桜の花の健気さと同じようにライブでの音が一期一会であることが伝わってきました。
「春」「旅人」の2曲をつないだのはすごく効果的だと思います。

そしてこの日はMCでのあっきー節も満開(笑)。
「『POPSSIC』は僕の造語なんですけど、ポップスとクラシックを「…アン!」と合体して」と、なぜか突然ピコ太郎になる。
でもこれが縁でNHKEテレの「クラシカロイド」につながったとか(そうなんだ!)

毎回MCに取り入れている旅行話も、今日はクイズに発展していました…
スリランカに行きたいとのことで、 アユールヴェーダにも興味があるとか。
このあたりからおもむろに上着を脱ぎ、続く「Stereo Voice」は…素晴らしかったなぁ。
この超絶技巧曲をさらりと歌うところが実にあっきーらしかった。

第2部。
予想はしてたけど、「ミュージカル曲ということで今日はWIZから3曲」と聴いた瞬間に「よっしゃぁ!」と心の中で叫んだワタシ。
いつもように「それではWIZのストーリーを滑舌のよい僕が高速で説明します」と語り始めました。
第1部でMCに時間を取ってしまったのが原因なのか第2部のMCは全てが早送りモードだったのですが、
「それではWIZの中から、まず『HOME』、それから『Believe in Yourself』…」と曲順を紹介したところで
指揮者高谷さんが「ん?」って感じで譜面を確認する(焦)。
あ違った、最初は「Ease on Down the Road」でした…と訂正が入ったところで会場中が安堵。

そんなことがあろうがなかろうが、今日のWIZも凄かった。
『Believe in Yourself』は良い魔女を意識して、威厳のある低めの声でおおらかに。
『HOME』は大人に一歩近づいたドロシーを意識して、綺麗で張りのある声で高らかに。
周りが拍手喝采するところ、私はしばらく呆然としてしまうほど。
毎年この曲が聴けないと年を越せないカラダになってしまいましたが、曲終わりに早くも「今年はこれでWIZ納めなのか…」と心がザワザワしてしまう。

アンコールはデビュー曲と「僕こそ音楽」。
僕ミュのイントロが始まったときに、会場から「きゃぁ」という声が漏れる。
きっと「この曲だけは知っている」という観客も多かったのだと思います。

休日の14:00という行きやすい開演時間を配慮してくれたこと、
大阪シンフォニーホールやサントリーホールなどの格式ある会場に交えて自治体の文化会館を回ってくれたこと、
あっきー自身が行っていたように、「初めましての人にもいつも来てくれる方にも」、どちらでも楽しめたコンサートになりました。
終演後のCD販売が賑わっていたのも、長らくのファンとしてとても嬉しくなる光景でした。

「Spring has Come」シリーズはこの日がマイ楽でしたが、Symphonic Concertはこの後もずっと続けてほしいと思っています。
あと今年の暮れにもWIZが聴けますように(願)
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中川晃教 Symphonic Concert「Spring has Come」 4/15 サントリーホール

2018-04-15 | ライブ
中川晃教 Symphonic Concert 2018 Spring has Come.
4/15(日)14:00 サントリーホール 1階8列センター

【出演】中川晃教 
【演奏】音屋室内管弦楽団
【指揮】高谷光信

この日の東京は、明け方に嵐のような横殴りの雨が降りましたが、開演するころにはすっきりと止みました。さすが晴れ男さん!
春の訪れのように、柔らかくて光に満ちた歌声を堪能することができました。


【セットリスト】(パンフレットから転載しました)

第1部
1. オペラ座の怪人(ミュージカル「オペラ座の怪人」より)
2. LISTEN
3. 春
4. 旅人
5. Stereo Voice
6.フタツ、ヒトツ Futa-tu,Hitotu
 
第2部
7. 僕こそ音楽(ミュージカル「モーツァルト!」より)
8. Can't Take My Eyes Off You(ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」より)
9. 偉大な生命創造の歴史が始まる(ミュージカル「フランケンシュタイン」より)
10. 銀河鉄道999(「銀河鉄道999」~GALAXY OPERA~より)
11. ユーアーザスーパースター
12. 止まらない一秒
13. 相対性理論

アンコール
Enc1. I Will Get Your Kiss
Enc2. 若者たち

今年のSymphonic Concertシリーズは、4/1大阪ザ・シンフォニーホールから始まり全6公演。
サントリーホールのセトリは大阪と同じとのことで、1曲目にパイプオルガンが響く「オペラ座の怪人」から始まりました。
おおーホンモノのパイプオルガンってああいう音がするのか!と迫力に大感激。

サントリーホールは確かに由緒ある素晴らしいコンサートホールであることは知っておりますが、実は少し不安があったんですよね。
2016年の中川晃教デビュー15周年記念コンサートのときに、時折オケとヴォーカルの音が何となくすれ違っているような印象を受けたから。
周囲から同様の声も聴いたし、芳雄さんもラジオで「オペラなら大丈夫だけれどもマイクを通すときは音響に苦労する(ニュアンス)」というような発言をしていたので、ホールの特性なのかも。
(後日リリースされたライブ盤の音は絶品だった)
しかしこの日の音響は、何事もなく…と素人のワタシが何か述べることは憚られますが、実にクリアに届きました。

セトリも予想外だった。
ミュージカルコーナーの3曲以外はオリジナル曲で、それもPOPSSIC寄りの選曲は「旅人」のみ。
豊中市民会館のフルオケのコンサートとは全く趣きが違います。
「Stereo Voice」を歌います…と聞いたとき「リズムはどうするんだろ?」と思いましたが、パーカッションの方がおもむろに座ったのは、カホン。
(カホンって叩く場所によっていろんな音が出るんですねー!)
カホンは「相対性理論」でも大活躍でした。この曲はここんとこのイチオシ曲で、バンドVer、ピアノVerといろんなアレンジがあるけれど、根底に刻むカホンのリズムがノリ(グルーヴ感といえばいいのかな)を支配していたような。
「LISTEN」「フタツ、ヒトツ」もデビューアルバムに収録されているけれど、どれもあっきーの多彩な歌声が盛り込まれた曲だということに改めて気づきました。よく考えられたセトリなんだなぁ。

全体的には「重厚感」よりも「躍動感」を感じました。「生命創造の…」はさすがにガツンと聞かせられたけど、「旅人」の自由度や自信に満ち満ちたミュー曲に心が躍りました。
あっきーのカジュアルな衣装も、オケの女性メンバーの衣装がとってもカラフルだったのも、計算されていたのかな。

新潟ではオペラ座が別曲になり、ミュージカル曲3曲が「WIZ」に差し替えられてたとのこと。
ということは板橋や市川に行けば「WIZ」が聴けるのかも?

【MC】
落ち着いた、予定調和のあるMCでした。以下雑多に。思い出したらまた書き足します。
・カンボジアに旅行したお話。ビザが短期間で取れたので、念願の遺跡を観に行けたそうです。
・「ユーアーザスーパースター」の前に、甥っ子姪っ子と遊んだ話。「あっくん」と呼ばれてるんだってー。
 この流れで「僕には子供が…」と言いかけて会場がビクッとなりました(笑)。「子供はいませんが」と続けるつもりだったのに、「僕には子供が」ときたら「子供がいます」になるよね…「が」と「は」を言い間違えた、と照れていました。
・プリンスのトリビュート企画番組に出演したそうです。まだ未発表とは思うけど、プリンス→羽生くんと連想して「いつか繋がれば」と念を送っておきました!

【パンフレット】

1500円。モノクロの写真が多くていつものあっきーとは違うソリッドな質感です。
あっきーの言葉がそのまま(恐らく何の加筆もないまま)掲載されていて、MCで聴くのと同じ語感の文章なので、何というかライブ感があるパンフレットでした。これは秀逸。



最後に。
「Spring has Come」は和訳すると「春が来た」ですが、has Comeは現在完了形。
これは「過去に起こったことが今も続いている」、ちょうど今ここに春が来ている…というイメージなんだ、ということを英語の授業で習ったのを思い出しました。
ということで(?)、私も急遽21日の板橋区民会館に参加することにいたしました!
WIZが聴けたらいいなー♡
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