ワールド・ミュージカル・コンサート「ソング&ダンス・オブ・ブロードウェイ」
10/7(土) 18:00 東急シアターオーブ 2階12列センター
【出演】アール・カーペンター / シボーン・ディロン / ウィレマイン・フェルカイック / エリック・クーンジー
【ゲスト】中川晃教
オーブのミュージカルコンサート、私は初めての参加でした。
ACT1は、ニューヨークそしてブロードウェイをテーマとした歌とダンス。
MCもなくサクサクと進みました。
BWっぽいナンバーやシアターダンスを観てなんとなく思い出したのは、ディズニーシーの「ビッグバンドビート」。
(あれも相当なレベルのパフォーマンスだと思う。ドラムもダンスも堪能なミッキーさん)
お洒落で小粋で、舞台天井に取り付けられた巨大な装置がくるくると動くのもすごい。
とても良かったんですが、なにかモヤモヤする。
ACT1はあっきー出演しないんですが、彼の持ち歌が多かったんですね。
On Broadway、Ease on down the road、I will always love you…
(Act2もIt Don't Mean A Thingから始まったし)
最近聴いたばかりなので、頭の中からあっきー節が離れない。うーん
あっきーはACT2途中で登場しました。
舞台上手から颯爽と出てきたとき「あっきー、ちっちゃっ… そして可愛い」とオーブの観客全員が思ったのは間違いありません。
女性お二人とも背が高いうえに高いヒールだったので「いっそのこと」と考えたのかどうか不明ですが、
衣装もワインレッドのタキシードに黒のリボンタイ、左胸にきらりと光るブローチでキュートな方向。
今迄の出演作品を紹介するように促されると、
「『モーツァルト!』でデビューしました。それから『CHESS』(One Night In Bangkokを一節)、『Tommy』(See Me Feel Meを一節)、あとは『Jersey Boys』…あとは…many many!」
と外国人にもわかるようにちょこっと歌うところがさらにキュート。
通訳さんが話しているのに「なんでそんな高音が出るんですか」と日本語で話しかけるところもMAXキュート。
ゲスト曲は2曲、まずデュエットで「Last Night of The World(世界が終わる夜のように)」。
これは声の重なり方が素晴らしかったです。
そしてあっきーソロはWest Side Storyから「Somewhere」。
「先日ここシアターオーブでのWWS…じゃなくてWSSを観てとても感激した」というコメント通り熱を帯びた歌いっぷりで、最後のロングトーンの伸びること伸びること。
持ち歌ではなく英語歌詞なのに、圧巻でした。
ただ、今日一番会場を熱狂させたのは、ウィレマイン・フェルカイックさんの「Defying Gravity」でした。
というかそれぞれの持ち歌がまあなんとも言いようがないぐらいの素晴らしさだったのですが、
これほどの圧力を持った「Defying Gravity」は聞いたことがありませんでした。ショーストップになるのも納得。
アンコール2曲目の「Conga」、出演者がみんな下にいるのに、あれ?壇上のセットの上に誰かいる?と思ったら、まさかのあっきーがセンターに。
いいんでしょうか~とも思ったけど、本当に楽しそうで楽しそうで。
奇しくも今日は、俳優デビュー15周年にあたるそうです。
2002年10月7日に日生劇場「モーツァルト!」で初めてミュージカルの舞台に立ってから15年。
15年間最前線に立ち続け、世界トップレベルのミュージカルアクターと肩を並べているのを観ることができて、私たちもこの上なく幸せな気持ちです。