中川晃教コンサート2014 『I Sing ~Believe in~』
9/26(金)19:00~ 東京国際フォーラム ホールC 1階16列センター
東京国際フォーラムC。天井が高く座席もゆったりとしていて、とてもゴージャスなホールです。
ここでライブをやる、と聞いたときに「埋まるのか?」と心配にもなりましたが、
そういう余計なことを気にするファンのお節介など取るに足らず。
「I Sing」シリーズが、コクーン→銀河→オペラシティ→国際フォーラム、と駆け上がってきたことに意味がある。
落ち着いた、実にシンプルで直球なコンサートでした。
2時間半ただただ歌いっぱなし。
衣装は黒の三つ揃えスーツで、いつものようにジャケット脱いでベスト脱いで(野球拳方式と呼ぶ)と…特に変わりなし。
(アンコールは販売Tシャツをリメイクしてきたけど、あのパフスリーブだったら買ったかも)
バックのオジサマミュージシャンたちも、微塵も自己主張をしない。
そしてセットリストも「想定内」でした。
パーカッションが入るから「What are you afraid of?」はあるよねと思ってたけれど
そこからの流れも気持ちよく入れました。
弾き語りは、旭さんとピアノを交代した「I Will~」と、ダブルアンコールの「Miracle of love」だけ。
短いMCを何度か挟んだけれど、あとはただひたすらマイクに向かう。
途中に「ここからはミュージカルコーナー」というところがあって、
「僕はこの作品に出合ったから…」と語り始めたので、ああきっとM!からの曲なのね、
でもROMから「君の胸のタトゥー」なんて久々に聞きたいかも…と思っていたら、
まさかの「TOMMY」。
私のあっきー人生は07年3月17日日生劇場2階C列で「TOMMY」を観たときからはじまっているから、
なおさら感激でした。もう一度ピンボールウィザードで天を指させるなんてね。
TOMMYを聴きながらしみじみ思う。
あの頃のあっきーの歌声って、もっと高音がギラついていて青々しかった。
今はもっと円熟していて幅広くて豊潤で。
もちろんいつでも「今」が好きだから、今の歌声が大好きだけど、昔とは違うんだな、と思う。
でもね。
「音楽が消えることのないDANCE FLOOR」でサビをオクターブ下げていても全然不安にはならない。
ああいう声って年齢が上がっても保てるのか?と他の歌手の方を見て考えることはあるけれど、
新曲でファルセットを続けているところを聞いて、私たちには見えない取捨選択をしているだろうなって。
ラストのほうで「あっ」と思うところもあったけれど、そんなの何でもない。
そういう心配を一切せずに見ていられるライブって本当に幸せ。
俳優でシンガーソングライター、そして稀有な歌手。
今日のあなたは、可愛いとかカッコいいとかではなくて、「綺麗」でした。
いつまでも。
【その他思ったこと羅列】
・今回の席はわりかし後ろめのセンターブロックで、「FCで買ったのに!」とムクれてましたが、
あっきーと一体になっているファンの向こうにいる彼を見る、という光景が素晴らしかった。
ただ傾斜がキツくて、スタンディングだとちょっと足がつらい。
・MCで「なぜこの仕事が僕に来たのか?と疑問に思うこともあったり」とお口滑らかしがありましたが、
これって何のことかなぁ、というのが終演後反省会(お友達との飲み会)の話題でした。
【セットリスト】
Don't change my soul
I WILL GIVE U WHAT U WANT
愛には愛が必要
JUST CALL MY NAME
See me,Feel me~Listening To You~Pinball Wizard (From『TOMMY』)
音楽が消えることのないDANCE FLOOR
LISTEN
Love Never Dies
To Be Is To Do
止まらない一秒
What are you afraid of?
マタドール
チャイナガール
BRAND
We will let you go
I will get your kiss
フタツ、ヒトツ Futa-tsu, Hito-tsu
(アンコール)
イッツ マジカル
この世界より大きく小さな愛
Miracle of love
【サポートミュージシャン】
大坪 正(KEYBOARD)
旭 純(PIANO)
鈴木 英俊(GUITAR)
渡辺 等(BASS)
伊藤 史郎(DRUM)
MATARO(PERCUSSION)