3DCGアニメ『STAND BY ME ドラえもん』のシリーズ第2弾。原作コミックの一編「おばあちゃんのおもいで」を基に、タイムマシンで過去に戻ったのび太と、亡くなった祖母の再会を描く。『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』でも組んだ山崎貴と八木竜一が前作に引き続き監督を務める。
シリーズ1はTVでチラ見する程度で、映画館での3Dドラえもんは初めて。
まず映像の質感にびっくり。
ドラえもんは低反発素材でポヨンポヨンしてて、鼻の頭はカチカチしてるし首の鈴はキランキランだし…
なのに見慣れた平面ドラえもんのイメージは損なわず。
昔の産院の待合室の空気感と、未来都市の空気感の落差のつけかた。
あと、しずかちゃんがめちゃめちゃカワイイ。
ウエディングドレスのときの揺れるピアス、どこに売ってるの?買います!
前作は誰もが「ドラ泣き」できたけど、今回はそれほどでもなかった。
タイムマシンで時空を頻繁に行き来するし、後半に伏線ががーっと回収されるけれど子供には少しわかりにくいかも。
むしろ結婚式を挙げた経験のある人に刺さる内容でしたね。
とにかくのび太は幸せ者だよー!
今後このシリーズも量産されていくのかな…
原作マンガに思い入れのある人には癇に障るかもしれないけれど、設定とキャラを大切にしてくれれば、のび太の結婚ネタ以外に少しずつ自由にプロットを考えてほしい気もする。
毎年過去の名作をリメイクしている2D子供向け映画と上手く棲み分けしてほしいです。