それはまた別のお話

観劇とか映画とかの感想文を少しずつ

地球ゴージャス 20th Anniversary GALA CONCERT(ライブビューイング) 3/29

2015-03-30 | 舞台
地球ゴージャス 20th Anniversary GALA CONCERT ライブ・ビューイング
3/29(日)17:00~19:00 
【ライブビューイング会場】横浜ブルク13 

【出演】 植木豪(PaniCrew) / 湖月わたる / 施鐘泰(JONTE) / 大地真央 / 戸田恵子 / 中川晃教 / 藤林美沙 / 三浦春馬 / 宮澤佐江 / 森公美子 / YU-KI(TRF)     岸谷五朗 / 寺脇康文

【構成・演出】岸谷五朗


舞浜アンフィシアターで開催されたガラコンサートを、ライブビューイングで観てきました。
ライブの様子は翌日のワイドショーでも放映されたので、ここでは個人的な感想だけを。

実は「ライブビューイング」となるものは人生初。拍手とかヒューヒューはOKなの?とか飲食可能なの?とか緊張しましたが、ほぼフツーの映画と同じなのね。開演前の予告編が映画ではなくてライブビューイングの予告ばかりだったけど。
客層は若い女性グループが多かったようですが、年配のご夫婦もお見かけしました。チケットもこの会場は完売だったようで、人気の深さを感じました。開始5分ほど前から会場の様子を見せてくれていましたが、舞浜の会場も満杯。客席と近いのが羨ましい…

向こうだけで盛り上がって置いてきぼりになるかも、と心配しましたが、出演者の名前や曲名、歌詞も字幕で出てきてわかりやすかった。当たり前だけどこれは配信で見ている人だけのオマケだよね。歌の部分はもちろん、岸+寺の漫才部分(笑)もちゃんとカット割りされてて、見やすかったし違和感ありませんでした。

それに、途中で寺さんが「ライブビューイングで見ているみなさ~ん!」って呼びかけてくれるのも嬉しかったです。横浜会場ではスクリーンに向かって手を振る人もちらほら見えました(笑) 「今まで地球ゴージャスの作品どれぐらい観てるんでしょうか?初演の『瓶詰の地獄』観たひと~!」って聞かれて私も勢いよく手を挙げましたがこれは伝わらなかったかな…

全体としては、過去作品からのナンバーを数曲づつ当時の出演者やアンサンブルが繋いでいく構成。私は最近作を観ていないので、『海盗セブン』や『クザリアーナの翼』なんかは初めて聞いたけれど、どれも耳馴染みある曲で楽しめました。映画館では拍手もヒューヒューも出なかったけど、ゆったり椅子に座ってお茶飲みながらライブを見るのも新鮮でよかったです。

あっきー。
オープニングからすぐの『X day』だったので、思わず一緒に手をバッテンにして「えーっくすっ!」ってやりましたよスクリーンに向かって…
舞台でも当時の映像が写されて、懐かしく思い出しました。
そしてソロ曲は「白い恋人達」、これはねぇ、「ぼくの高音域を聞いてください!」という歌でしたね…でも素晴らしかった。
衣装は寛斎さんデザインで「花魁」とか「かいまき布団」とか呼ばれてましたが、そのエキセントリック具合と歌声の正統派具合がガチンコ。全国津々浦々の映画館の大スクリーンに、このあっきーの姿が大写しになるなんて、感無量だった~!
ラストの「FRIENDS」は姿は映らなくてもフェイクが冴え冴えと響き渡り、ベテラン歌手さんたちの中でこの役を果たせることが何よりも嬉しいです。

ま、今回の収穫は「ライブビューイングってお得かも?」ってことに気がついたことかもね…
もう一度「白い恋人達」を聴きたいのでぜひDVD発売をお願いしますっ!
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「CONNECTION」 3/21 ソワレ (トークショー編)

2015-03-22 | 舞台
「THE SHOW INFECTED "CONNECTION"」 3/21(土)ソワレ終了後 トークショー

【登壇者】 中川晃教 / 蓮水ゆうや / TATSUO / TAKAYUKI / 神谷直樹 / 千田真司(司会)

トークショーの様子をだらだら起こします。
特にまとめずにメモ書きをそのまま起こすので、読みづらいと思いますがご容赦ください。また発言者違い、意味の取り違え、私の勝手な解釈があると思いますがこちらも見逃してくださいませ





司会進行は千田さん。カテコの派手色衣装ではなくスーツ衣装で登場、キマッってました!

まずは下手側から自己紹介。
「ダンサーのTATSUOです」
「同じくダンサーの中川晃教です(笑)」
「蓮水ゆうやでございます」
「ダンサーのTAKAYUKIです。面白いことは言えないと思います」
「こんにちは、ルパン三世です」(神谷さんの衣装がルパン三世にそっくりでした(笑))

千田「今日の昼公演終わったあと、あっきーが『楽しい!』って言ってましたけど、どうですか?」
あっきー「ホント楽しいです!ショーってお客さんが入って成立するんだなって改めて思いました」
千田「賢也さんも舞台中のトークでお客さんのパワーを貰っているって言ってましたね」

(ここからは一応台本に沿って質問に答えてもらう形で進めます…と千田さんがメモを見る)

■ 第一印象と今の印象が一番違う人は誰か教えてください

神谷「蓮水さんとは初めましてだったんですが、最初の稽古のときから和やかにスッと入れました。お酒好きということで意気投合しちゃって」
蓮水「日本酒をお風呂に入れると疲れが取れるんです。鬼殺しがいいんです(笑) 昨日もカテコのときにルパンに煽られてテンションが上がり、ドレス姿なのに仁王立ちで登場しちゃって。気づいたら林家ペーみたいで夫婦漫才になってました」

TAKAYUKI「第一印象と違って意外だったのは…そうだな…ナオキ(神谷さん)が稽古場では真面目で、こういうとこはちゃんとしてるんだなって(笑)」

あっきー「僕はTAKAYUKIさんは、ハッピーオーラか腹黒いかどっちかな?と思ったら、どっちでもなくて自然な人でした」
千田「動きとかもハンパないですよね、関節大丈夫ですか」
あっきー「踊っているとき、顔の筋肉が体の動きと連動してるんですよね(笑)」
(会場中が「へー」と思った瞬間。次に観劇する方はぜひオペグラでTAKAYUKIさんの顔の筋肉を観察してください)

TATSUO「僕はあっきーは最初から直感的に気が合うと思いました、B型なんですよね」
(しばし血液型談義が続く。6名中4人がB型で占拠率多し、逆にA型はスタッフ含めTAKAYUKIさん一人だけというマイノリティ)

■ あっきーは稽古場を引っ張ってマイケルが降臨してきたかのようなパワーですが、何か拘りは

あっきー「とにかく…不安をみんなで共有したいと思ってました。(Smooth Criminalの歌詞の)"Annie Are You Ok,So, Annie Are You Ok"とか(歌いづらそう)」
神谷「言ってみ?言ってみ?とみんなに言ってた」
あっきー「でも俺だけじゃないんだなって。TAKAYUKIさんは稽古中の目が違っていて、一人だけ国が違う…というか、拉致られて連れてこられたみたい(笑)なのに一生懸命振りを覚えていて。Smooth Criminalも僕が死にそうになって覚えていると、横に来て『あっきー振り覚えるの早いね』と言ってくれた」
TAKAYUKI「オレが二日ぐらいかけて覚えた振りをあっきーは30分ぐらいで覚えてた」(オマエダンサーだろ!と一斉に突っ込まれる)
あっきー「一生懸命やっている人って目が行くんだよね」

蓮水「私は稽古場を見ているだけで楽しかったです。個人的には『Glory』が一番好きでした」
(…ここからTAKAYUKIさんによるGloryの振付再現、棒を持って真顔でハケる練習中の様子、地下鉄で理不尽に怖がられた話…が続きます。これは文字で再現できないので省略)


■ (蓮水さんに)宝塚のショーと違うところや新しい発見は

蓮水「今まで人をリフトする側でしたが今回はたくさんリフトしてもらって、やっぱり安定感がありました。男性の筋肉って違うなって」
千田「今までは上げていたんですか」
蓮水「そう、だからまだ力瘤が残ってて健在です。あれ?引いてる?」
(そして見事な力瘤を見せてくれました。今日のトークショー中で一番の歓声!うおおお~!)

あっきー「賢也さん主催のご飯会のとき、ちーちゃん(蓮水さん)はビール飲んでて、俺が飲んでた日本酒の熱燗を『飲む?』と言ったらすぐに『飲む!』って。それからワインも自分から飲み始めて、その夜すんごい面白いことになりました」
蓮水「熱弁ふるっちゃいましたね、ホントにみんな素晴らしいんですよ~とか」
あっきー「で『私泣くんですよ!』と言われ『めんどくさっ』って思いました。でも全てひっくるめて愛してます


■ Mr.Bojanglesの歌詞の意味を聴かせてください

あっきー「実在したダンサーの話で、若い頃『ジャンプしたら床につくまでの時間がとてつもなく長い』と言われたダンサー。賢也さんの想いが凝縮されています。なかなか歌えないし聴けないし踊れない曲です…」
(すみません私が大幅に説明カットしてます…)


時間が来てしまい、ここで終了。
「みなさんもコネクションを存分に使っていただいて、明日もお友達を誘って来てください!」と締めの言葉がありました。

とても和やかで、カンパニーの仲の良さが伺えるトークショーでした。面白いことが言えないと言ってたのにすんごい面白かったTAKAYUKIさん、見事な力瘤を見せてオトコマエだった蓮水さん、あっきーから疲れて目がくぼんでるんじゃない?と言われ違います!と半ばキレ気味の千田さん、終始ルパンだった神谷さん、マイクを椅子に置いちゃって注意されるTATSUOさん…のおかげで、あっきーの天然っぷりが全く出てきませんでした…
みなさま一丸となって臨んだこの素晴らしい作品が、無事に千穐楽を迎えられますように。

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「CONNECTION」 3/19 初日

2015-03-20 | 舞台


「THE SHOW INFECTED "CONNECTION"」 3/19(木)ソワレ 天王洲銀河劇場 D列センター

【構成・演出・振付・出演】大澄賢也

【出演者】中川晃教 / 蓮水ゆうや / 辻本知彦 / TATSUO / TAKAYUKI / 大野幸人 / 千田真司 / 神谷直樹
【ゲスト】河村隆一

(演出などのネタバレ含みます)



初日を観てまいりました。
率直な感想は「…あっと言う間だった…」に尽きます。19:30開演で、3回のカテコ終わっても21:00ちょい前ぐらいだった。
盛り沢山、というよりは凝縮された、というステージでした。

SCENE1「白鳥の湖」は、「コミュニケーション」をテーマとしたストーリーが下敷きになってますが、実はこれ開演前から幕に投射された映像と繋がっています。これは凝っていて面白かったなぁ。タイムスリップした現代の男と未来の女との出会い、それを俯瞰する「神」の存在…という設定は理解できましたが、私の席(センターやや下手寄り)だと若干歌詞とモノローグが聞き取りにくかったです…

しかしそれを補うダンスの素晴らしさ!既視のダンサーさんは大野くんだけなんだけど、体系もスタイルも全然違う6名が「ビシッと揃ってはいないけれどもニュアンスがピッタリと合っている」(…という表現でいいのか)醍醐味。フリーで踊ると突然饒舌になる個性。四羽(四羽の白鳥の踊り)のダンスがとっても面白かった~!

あっきーは白の衣装で清楚な出で立ち、蓮水さんは近未来のSFチックな黒衣装で、素敵でした(この際身長差は目に入らないことにする)。
このSCENE1は、エントレのニュース映像( → ここ)と、ルッキュ・シアターの映像( → ここ)に配信されております。よくわかります。

でもでも、私はSCENE2の方を配信してほしかった!あっきーファンとして、これほどカッコいい彼を見られる日が来るとは!という感慨にむせび泣きです。観る前は「まさかマイケルをそのままの形で再現しないよね…」と思っていたんだけど、確かにモノマネではないし、かと言って「曲だけ同じです」でもないんだけど、誰もが知っている「BAD」とか「Smooth Criminal」、本気でした。いえ私はMJを聞き込んでいるわけでもないし曲について語ることもできないけれど。あれだけ踊りながら全くヴォーカルがブレないのを目の当たりにして、なんだかもう震えがくるレベルでした。

ダンスも(そりゃダンサーさんたちとは動きの量が違うけれど)要所要所の決めどころがすんごいカッコよくて。きっとこれは振付の賜物だと思います(笑) 大昔に習っていたダンスの師匠が言った「ダンス素人なのに立ってるだけでサマになる才能というものがある」という言葉を思い出しました。1曲終わるごとに歓声が上がるのもあっきーならでは。いやーええもん見た!

ええもん見た、というならば、ダンサーの中ではやはり大野くんが目を引きました(見慣れているせいかも)。Mr.Bojanglesのダンスは腕のしなりがとても綺麗だった。この日は最後のカテコで見事な足伸ばしバク宙(正式な技名称分からず)を披露してくれました。
ほかにも関節外しダンス、バレエ要素の高いダンス、老練なダンス…とても見応えがありました。

…実は観る前はアンパレやピトレスクみたいなものを予想していたんだけれど、あれほどの緻密な構成ではなく、衣装替えタイムで朗読(蓮水さん)や挨拶(賢也さん)があったりします。「Who's BAD」のアドリブでの素のあっきーに少し動悸が早くなります(笑)。カテコは何にも考えてないのかもしれません(これはりゅういちさん中心に改善されているという噂)。
でもでも楽しかったよ~!、短期間だしそれほど話題にもならないだろうけど、東京ベイサイドの洒脱な劇場でこんな舞台が見られる幸せ、それはとても素敵なことだと思います。

オマケ。

Rock With You-Michael Jackson


非常に思い入れがある曲なんだけど、それは個人的な思い出にリンクしているから…(彼、元気にしてるかな)
ラストナンバーですが、この「♪ROCK WITH YOU」に続いての「♪ALL NIGHT~」と「♪SUNLIGHT~」を一緒に歌いたいです。
わたしは密かに歌っていると思います。
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「クリエ・ミュージカル・コレクションⅡ」 3/6 マチネ

2015-03-11 | 舞台


「クリエ・ミュージカル・コレクションⅡ」 3/6(金)マチネ シアタークリエ 11列センター

【演出】山田和也

【出演者】大塚千弘 / 涼風真世 / 保坂知寿 / 今拓哉 / 田代万里生 / 中川晃教 / 吉野圭吾 / 山口祐一郎 ほか


あっきー初日を観てきたんですが、それからチケ追加できず、あっきー初日=MY初日=MY楽になってしまいました。
で今更ながら感想文をこっそり書いています。

もともとネタバレ歓迎派なので、パンフに書いてあるセトリも予習済みだったんですが、見たことがない作品からの曲が多く不安を抱えながら着席。
ここ最近の東宝系平日マチネって、結構年齢層が高いのね。って私もその年齢層押し上げているけど。

幕開けの日直、この日は保坂さんでした。後ろ向きに椅子に座って語りだすところも14年クリコレと同じで、続けてランウェイから出演者が次々に出てきてポーズ…ってのも前と一緒でした。

観たことがない作品の曲は、とても新鮮でした。でもエニシング・ゴーズもミー&マイガールもガイズ&ドールズも、懐かしいメロディで「聴いたことあるかも」という気にさせられます。この「懐かしい」と「新しい」感じが交互に配置されていて、とても聴きごたえがありました。
あとクリコレ1と比較して、アンサンブルさんがダンス寄りになった。振付が本格的でバレエも綺麗でした。と思ったら振付は青山航士さんなんですね、ご本人のダンスも見たかったです。

この「クリコレ」というガラコンは、演出家山田さんのものであり、山裕さんのものでもあり。ラス曲「彼を返して」素晴らしかったです。
シスターアクトは「この中の誰も出ていないんじゃ?」と思いましたがそれはそれ、ヴァンパイアの出演者の濃さと足して2で割って丁度いい、というか。

あっきー。
今回のソロはソングライターズから「Dinosaur in My Heart」、中央にするするっとキーボードが運ばれてきて弾き語り。本作みたいに途中で天使さんが出てくるのかな?と思ったらそんなことはなく、終始ピーターではなくあっきーとして歌ってました。
男性キャスト4人で歌う「罪を着せろ」、これはそれぞれ個性が出ててよかったなぁ。意外だったのは保坂さんとのデュエットで三銃士から「すべて」、あっきーと知寿さんの音域って合うんですね。手を伸ばして掴むところの演出がステキでした。

そしてもちろん私もソロ曲「影を逃れて」を聴きにいったわけですが…
本作以外でコンサート版で聴いたこともあったけれど、コーラスが入ってくると全然違う。やはり圧巻でした。歌い終わるとすぐに爆裂拍手が鳴りやまず、ショーストップ寸前でした。みんなが「今日はこれ聴きにきました」と思っていることが手に取るようにわかりました。クリコレ1のときも書いたけれど(→ ここ)、あっきーがM!の曲を歌うのは、ミューファンにとっては特別なものなんだなぁとしみじみ思います。

でもこれって、とても幸せなことなのではないかな。「あの人のあの歌が聞きたい」が故にみんな劇場に来るなんて。
(比較としては本当にそぐわないと思いますが)紅白で石川さゆりが何年も「天城越え」を歌うのが許されるような感覚。
芳雄さんヴォルフ卒業を去年のM!東京楽で舞台上でお祝いできたことで、もうわだかまりは何ひとつ残っておらず、そしてあっきーがヴォルフを演ずることは二度となく(ROMは別ですが)、あっきーは持ち歌として永遠にこの曲を手に入れたような気がします。
今回のような「無理くりスケジュールに突っ込みました」という出演でも、待っている人に待っていた歌を届けることができるのは、この上なく幸せなことなんだと思う。
自由に、役に囚われず、これからもずっと歌っていってね。ずっと聴きにいくから。
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