それはまた別のお話

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「スリル・ミー」 1/10 マチネ(成河✕福士)ソワレ(松下✕柿澤) 

2019-01-15 | 舞台
ミュージカル「スリル・ミー」 東京芸術劇場 シアターウエスト
1/10(木)マチネ 「私」成河 ✕「彼」福士誠治 ピアノ伴奏:朴 勝哲 J列センター
1/10(木)ソワレ 「私」松下洸平 ✕「彼」柿澤勇人 ピアノ伴奏:落合崇史 K列センター

【脚本・音楽・歌詞】テファン・ドルギノフ
【演出】栗山民也

みなさまは「鬼門」の作品はありますか?
初演の評判が良かったり、誰もが観るような定番作品だったりするのに、躊躇してしまう作品。

私の場合は「ミス・サイゴン」と「スリル・ミー」がこれに当たります。
どちらも年端もいかない男の子が不幸に巻き込まれる…というストーリーだから。
分かってはいるけれど受け付けない。

スリル・ミーを初めて観たのは2012年銀河劇場の万里生くんと新納さん
あれから時間も立ち息子も大きくなり、なんってったって成河さんが出演するんだからこれは観に行かないと。
同じ日のマチソワのチケを揃えるのにちょっと苦労いたしました。

多くのファンに見守られているこの作品、私ごときが今さら何か語ることはできませんが、
一言申し上げるとすれば「成河さん出演してくれてありがとうございました」。
私の中でずっと心の奥にあった、しかも鬼門と位置付けられたまま奥に眠っていた作品。
思っていたのと全然違っていた。
というか初めてこの作品がよくわかった、という印象でした。

成河「私」は「彼」を一点に見つめロックオン。
台詞が歌のように、歌が台詞のように流れてきて、誰かが言っていた「究極のストプレのよう」を思い出します。
19歳と審議委員会の席に立つ50歳代との落差は技術的な裏打ちが見えて、照明に照らされる角度も考えていたのではと思います。
そんな「私」にロックオンされる福士「彼」はなんとまあカッコいい…と言ってしまうと身も蓋もないけれど、身長差が萌える。
身長差でキャスティグしたんだろうな、ってぐらい。
なのにこの二人からはBL色が全く感じられず、生々しくて実に恐怖を感じました。

かっきー「彼」の台詞は最初は抑揚がなくて、ライターをカチャカチャするところなんか本当にイラつく。
洸平くんの「私」が実直で可愛げがあるからますますイライラします。
この二人の関係はシーソーのよう。

…ああこれ以上は語れません、というか私自身も書いているよりネット検索したほうがオモロイです。
上演時間100分をマチソワ(間の時間で水族館も見学した)しましたが、ひたすら心地よい疲れを味わいました。
「ラヴ・レターズ」のように多くの若手俳優さんがこの作品を受け継いでいってほしいです。

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