Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

今日の朝刊より

2005-05-18 18:31:34 | diary

asahi.com:うつ病の診断書、「表現弱める」医師9割 復職に配慮 - 暮らし

私も「配慮」されて「抑うつ状態」という診断のままです。
配慮というより、何となく後腐れないように医師が判断したように思えます。

うつ病に対する理解度、患者に対する対応の現状をよく表した「配慮」だなあと
感心して記事を読みました。

病名がはっきりすると解雇の材料となる。
軽度の印象を与えれば復職を前提とした休職という措置につながる。
裏を返せば、しっかりしたケアが復職後も必要なら、解雇の方が都合がよい。

これは企業対患者の関係の中だけで考えるべき問題ではない。
社会全体で「我々はどのような社会を目指すのか」を考え、
そのビジョンに基づいた結論を出して、その方向に動くんだという意志がなければ、
当然患者に不利な論理しか出てきません。

やれやれ

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2 コメント

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はじめましてです。 (がちゃぴん。)
2005-05-20 22:14:12
はじめましてです。

精神保健福祉に従事している

がちゃぴん。と申します。

検索して辿り着きました。



『うつ病の診断書、「表現弱める」医師9割 復職に配慮』

の記事、私も見ました。

メンタルケアに理解のない社会の現われではないでしょうか...



あつかましくも、このニュースに関する記事を

トラバさせていただきました。

どうぞよろしくお願いいたします。
返信する
はじめまして (manimani)
2005-05-21 17:16:27
がちゃぴん。さん、初めまして。



いろいろと考えることが多いですね。

こちらからもTBさせてください。
返信する

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