Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

猫沢エミLive @ La cave IDEALE 神楽坂

2010-11-17 01:24:11 | 猫沢エミ
Bonozur Japon 創刊3周年記念・猫沢エミLive @ La cave IDEALE 神楽坂”
2010年10月16日(土)
1?re -open 17 :30 start 18 :00
2?me-open 20 :00 start 20 :30

出演:猫沢エミ(Vo,per)円山天使(G)岩見継吾(Wb)


書くのが遅くなっちまった。
先月のライブです。


すごーーーく久しぶりに神楽坂という所に行ったのだが、記憶がダメなのか街のほうが変わってしまったのか、見覚えのまるでない景色で驚いた。
何回か行ったことのある由緒正しそうなコーヒーショップはありそうなところには見当たらなかった。
飯田橋の坂の始まるところの角はペコちゃん焼を売っていたと思ったが、ペコちゃん焼は奥まったところに移動していて、角は不動産屋になっていた。これはこちらの記憶も怪しいが。
たしかウェンディーズもあったと思うのだが、先日の撤退のためかあるいはそれ以前からか、やはり見当たらなかった。
そのかわりこじんまりとして居心地よさそうなレストラン、ビストロ、バー?の類がたくさんあって、楽しそうな街でもあった。
坂の上の点心などを売っている店はちゃんとあった。なんていうとこだっけ?

という中で、やはりもちろん見覚えのないワイン屋さん(ワインカーヴというのか)が今回のライブ会場。
ワインセラーが壁面に並び、フロアではスタンドテーブルやカウンターで軽くワインが飲める。おつまみもラスク豚のサラミとかチーズとかがある。ワイン好きにはいいですねーワタシは飲めませんがね^^;

そこは南フランスの??地方のワインを扱っているということです。猫沢さんはその縁でボンズールの取材で同地方の町セットに行っています。
セットは若き日のアニエス・ヴァルダが疎開した町で、そこで彼女はフィルムを取り始めたといこと。処女作もその町を舞台にしているとか。
猫沢さんは先日のヴァルダ『アニエスの浜辺』でプロモートをしていたこともあって、このつながりの妙。(と仰ってました。)

*******

さてと、ライブのほうですが、例によって女子率の高いスタンディングなライブw。お客さんはとても行儀がよく、なんとなくやりにくそうにする猫沢さんもいつものとおりw

それでもこの空間に臆することなく音の方はパワフルで、割とハードな曲もぶちかましてました。

<セットリスト>
C'est vous sur le pont
scooter
私の世界
Les Cafes
Zo-wa-zo Oiseaux
Mon petit chat

Attends
I am a kitten
TABACの森
Madrigal
Zobi la mouche
夏の模様




今回の事件wは、新曲「Madrigal」があったことですね~。歌詞がよく聞き取れなかったのですが、かわいそうな私?人?の歌?だ?というような印象でした(なんのこっちゃ)。暗い雰囲気、シャンソン的な感覚を踏まえつつビート感のある曲。21世紀の猫沢エミはこれなのだなあと変な感想を抱く。
曲のあとに題名を言ったのですが、ワタシの耳には「みどりがめ」と聴こえたので、手元のメモにはもちろん「みどりがめ」と残っていますw

「スクーター」もやりましたねー!バンド編成では前にやりましたが小編成でのこれもなかなかステキでした。若々しい曲で、前へ前へと行く疾走感がたまらんですよ。

1曲目の「C'est vous sur le pont」は、以前にもまして言葉が曲に溶けて溶けて、これは初めて聴く人には歌詞がわからないのではないだろうか?ともおもうし、リピーターにはそのなんというかワビサビ的領域に突入してきた歌い技が大変心地よいのだ。

「Attends」では途中ビートが倍?になったりして、単調さを回避してるとこなど、技に支えられつつ、小編成でのライブにしっくりくる曲に仕上がっていると思う。いい曲なんだよねーー。

「Mon petit chat」は、これは泣けた。愛猫ピキさんのことがあってからはこの曲の意味も変わってきていて、歌い方も遠くを見る目の先にあるものも変わってきているのだろうな。と思うとこっちもうるうる。

そんな感じですかね。

帰りがけ、スタッフの方に「最後の方にやった激しい曲のCDはないんですか?」と訊いているお客さんもいて、あれはインパクトあったみたいですねー(Zobi la mouche)。



今回はワタシの新しいボーカリストMさんといっしょでしたが、彼女は「ベースの人すごいはじけてましたね」とぽつりと(笑)
いや、普通でしたよ?(笑)

ギターもまた飛び道具を仕込んで不思議なエコーを返したり、ガットギターのディストーションサウンドを聞かせたりw




*********

この日は2部制だったので、終演後うだうだとしたのち、第二部のお客さんと入れ替わりで会場を後にしました。第二部参加の猫沢友達Kさんともすれ違うことができてラッキーにゃ^^

バスク豚のサラミとチーズも食ったぞ。



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猫沢エミ@渋谷巴里祭2010

2010-07-15 02:40:52 | 猫沢エミ
猫沢エミ@渋谷巴里祭2010
2010.7.14wed
渋谷7thfloor


渋谷巴里祭について知りたい方は
適当にググってもらってw

そのなかの1ステージを猫沢エミさんがやるというので
参戦してきました。


およそ20分というこじんまりとしたセットでした。
猫沢隊も最小構成であろうギター円山氏と猫沢さんだけ
猫沢さんもいつものパーカッションセットを縮小し
座ってジャンベと小物だけという、
なかなか見ることのない光景でした。

座って歌う猫沢さんを見るのは初めてだと思うし、
そのうえオープニングではピアノを弾いてました!
こりゃ珍しいものを見たw


この日の7thfloorはどうやらシャンソンな世界がテーマの会場らしく
猫沢さんの前のセットはこてこてのシャンソンなひとたち。
なので猫沢さんもそういう雰囲気を意識した選曲だったです。

シャンソンつながりできていたお客さんに
猫沢さんの楽曲と声質と歌い方はどう伝わったんだろう
興味あるところです。

歌のほうは
構成のせいもあってか、
より歌手!という感じで歌の表現にずしりと重みをおいていたように思います。

前回のドゥ・マゴのときも感じたのですが
以前よりも歌そのものの表現力が増したというか
ぐっと感情がこもった歌い方をするようになってきたなあと思います。
表現力はありながらもどこか突き放したような無機的なところがある
というのがメジャーでアルバムを出していた頃の彼女の特徴であり
魅力でもあったわけですが、
そのありかたも変わってきているということでしょうか

人間は変わるから面白いよね。

******

セットリスト

夏の模様
私のパパ
つむじ風
TABACの森
Le Noyee

あれ?こんだけ?
もっとやった気がするけど
こんなもんだったんだね

猫沢さんのオリジナルは「夏~」「TABAC~」
「私のパパ」はプッチーニの「ジャンニスキッキ」から(の替え歌)
つむじ風は映画「突然炎のごとく」でジャンヌ・モローが歌っている歌
「Le Noyee」はゲンズブールが生前TVで1回だけ歌ったという歌。
(そのTV放映はYouTubeさがすと観ることが出来ると思う)

ふう



そうそう、今回は不覚にもカメラを持っていき忘れたので
iPhoneのカメラで撮りました。
シャッター音がちょっと大きかったかも^^;

********

イベント自体はなんだかよくわからない
東京で巴里祭という時点でまあゆるゆると偽物っぽく楽しむ感じですかね

いっぱい人が出入りするけど、ほとんどのひとが
バックステージパスっていうの?あれをつけていて
なんか関係者率高いな~~という印象

普通のお客さんはみんな客席でおとなしく座ってたから目立たなかったのかな
ああなると、まともにお金払って観に行くのが
虚しい気分にならなくもなかったな。
うちわでもりあがるんだったらサイショからうちわだけでやれよみたいな?


などと荒んだ感想を書いてしまったなー
いかんなー





まあいいか
そう思ったのは事実だからそう書いておこう。
イベントのあり方を考える機会になるね。


おしまい。


渋谷の夕暮れ



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猫沢エミLIVE le paysage

2010-07-01 01:06:50 | 猫沢エミ
Bunkamura ザ・ミュージアム
「ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景」開催記念
猫沢エミLIVE Le paysage
2010.6.30 wed
Bunkamura ドゥ マゴ パリ テラス
出演:猫沢エミ(Vo,perc)、円山天使(g)、坂和也(key)

という長いタイトルのライブに行ってきました。

今回は美術館企画ということで、場所も客層も
いつもとはちょっと違った雰囲気。

ドゥマゴへ降りるエスカレータから下を見た時点で、
き・客層がなにか違う・・・

テラスをひろびろと使って、大きなスペースになっているところも
いつもとはちょっと勝手が違うという感じ。

最初のうちは猫沢さんもどうしたもんかと思っていたのか
そんな感じに見えました。
お客さんはみなおとなしいというか、音楽を聴いても微動だにせずステージを凝視し、まさにご静聴ってところ。
曲が終わっても、猫沢サンが「ありがとうございました」とか言わないと拍手が始まらないwクラシックか?

ということで、ハラハラどきどきしていましたが、
まあワタシがハラハラする筋のモンでもないし、
ドキドキしてもどうしようもないのですけどね。

でも後半はこのアウェーな空間をどう掴めばいいかを
本能的に理解したのか、
猫沢さんはいつもの1.5倍くらいの感情と表現を歌に込めていたように思えます。
そういう点で、いつもと違う姿を見れたのがよかったのと、
猫沢さんのアーティスト魂に感動したのです。

こんなアウェー感



プログラム後半では
「Mon petit chat」がなぜかすごくよかったのです。
抑制が効いていて空間にうまくはまったというのかなあ。
なんだろうなあ、いつもと違う感じだった。

それと最後の「睡蓮」
これは極上の歌でした。
最近は「睡蓮」もライブのレパートリーに入ってきましたが、
ここまで歌い込んだのは初めて聞きました。
広い会場の不確かなお客さんの心に届けるには
こうやって前へ一歩も二歩も出て思いを強く飛ばすことが必要なんだろうなと
思うとともに、
それをその場で感じてやってしまう猫沢さんのすごさを知りました。

猫沢さん


しかし「睡蓮」、これがメジャーデビューアルバム収録曲だなんて。
音大出とはいえ曲作りを初めて間もない人の作った曲だなんて。
もう10年以上たっているのに
十分に力のある曲ですよ。
すごいなあ。



*********************
ということで、セットリスト

Filiti can-can
The Return of Alan Bean
夏の模様
私の世界
Les Cafés
TABACの森
Attends

C'est vous sur le pont
I am a kitten
Mon petit chat
つむじ風
T'en va pas
K.
睡蓮

Le Noyee

*****************

大事件としては、「Attends」をやった!ということでしょう。
名曲なのでライブに復活はじつに喜ばしい。
フィルムノワールのことを歌ったものだとのことで、へーそうだったのか。

「つむじ風」はトリュフォー「突然炎のごとく」でジャンヌ・モローが歌う歌ですね。猫沢さんは歌詞シートを見ながら歌っていたが、あのテキストはどこから採取したんだろう?そういうことを訊いて帰ってこないとだめだよな。。

「The Return of~」はスティーナのカバー
「I am a kitten」はカヒミ・カリィのカバー

「TABACの森」などで叩いたジャンベはおそろしくよいサウンドだった。
PAはオーチャードホールの人がやったという話ですが、
低音もよく拾えていて、高域も倍音豊かな響きで
スペース全体が楽器的な響きでみたされました。
見事なもんです。

ジャンベの猫沢さん


円山さんと坂さんについては
アウェー感はほとんど感じずw
アレンジやオープニングでの軽いジャムっぽいところなどのあしらいが
ちょっといつもよりオサレ寄りだったところに
配慮が見られたくらいでしょうか?w
場数を踏んだ人たち~

円山さん

坂さんはスタンドなどの影になって
写りませんでした~~

それと
ステージの横がエレベータなんだけど
演奏中こいつが光を放って上下し客席を照らすのが
なんだか安っぽいSF映画みたいで面白かったな



あと、いつもは物販などを取り仕切るのはシトロンプリュスの方なんですが
今回はBunkamuraやNadifの人たち。
シトロンのかたは地味に隅っこで見守っておられたのが
妙に微笑ましかったです。


1ドリンクとロレーヌ地方の料理プレートがついて4000円たあ安い。


食っちまった



あ、そうそう
今回はついったー友(だと思う)のアネコンさんといっしょでした。
アネコンさんどうも~
ほかにもこいとさんとかmadachiさんとかの猫沢友もいて
そろってちょっと隅っこなポジションでしたww


********

えーと
7月14日に「渋谷巴里祭」てのがあるようで
7th FLOORのステージに猫沢さんが出演だそうです。
マイア・バルーも出るとか楽しそう。

Bunkamura関係では
ミュージアムでブリューゲル版画をやるんですね~
ワタシの芸術体験の原点みたいなものなので
これは行くでしょうねーーーー


なとこですか。


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ジョン(犬)&猫沢の‘ピキ(猫) 追悼ライブ’@銀座ブギウギ

2010-04-30 03:11:50 | 猫沢エミ
ジョン(犬)&猫沢の‘ピキ(猫)追悼ライブ’
2010.4.29thu@銀座ブギウギ
出演:ジョン(犬)
   猫沢エミ(vo.per)+円山天使(g)+坂和也(Key)


猫沢エミさんの愛猫ピキさんが亡くなったのです。
その追悼ライブに行ってきました。

ピキさんの生前の笑い話しを交えつつ
猫についてのうたや、久しぶりのマシュマロ・ワルツなど
世の生き死にについて思いを馳せるようなものを選んでいたと思います。

マシュマロ・ワルツやK、TABACの森などはなにやら圧倒的な説得力を持って歌い、
ここにきてなんだか貫禄のようなものがでてきたなあと思いつつ、
こちらも目を閉じてあの歌声を聞いていると、これはまさにあの声だ、猫沢エミの声だ、となにか一期一会的な感情とともに、ピキさんへの思い(勝手な)やピキさんを亡くされた猫沢さんの思いなどに寄り添って、ついうるうると感じ入ってしまうのでした。

猫沢さんは元気そうで、しかも歌にこれだけのものを込められるのは見事でした。すっかりマダムな風格の猫沢さんの歌。
一つのステキな人生(猫生)があった。これは素晴らしいことだという気持ちを会場の皆も共有したのでは?

ということで、今回はシンプルに。



<セットリスト>
ムッシュ・ダンダン
Filiti can-can
Les Cafés
私の世界
Mon petit chat
Marshmallow-Waltz
TABACの森
K.
I am a kitten(カヒミ・カリィの曲だそうです)
C'est vous sur le pont
T'en va pas
Le Noyee
わたしのピキ


あと、ギター+坂さんのキーボードという編成での猫沢エミは初めて聞いたのだけれど、これはとてもいい編成だと思いましたね。キーボードがあるので音の表情が豊かになりますね。ギターとベースとかだとやっぱりウワもの感に欠けると思うので。

おふたり





【追記】
あと、曲によってボーカルにリバーブをかけていたのがよかったな。
あれは採用!ですね。


*********

ところで!!

冒頭の写真は、オープニングアクトのジョン(犬)さんの演奏風景です。
ジョンさんはオオカミの着ぐるみを着て、足踏みオルガンを弾いて、調子の絶妙に外れたメロディと、関節をぽきぽき外しちゃうような人を食った歌詞で、タラちゃんのような声で歌うのです。

ユーモアは常に必要なのだけれど、これは本当に面白かった。
なんだか骨抜きになったハンス・アイスラー・ブレヒト歌曲集みたいな?

ついジョン(犬)さんのCDを購入。
まだ聴いていませんが。
ジョン・ゾーンのレーベル(だと思う)から出てるんですよね~

Smoke

Tzadik

このアイテムの詳細を見る


猫沢さんとはアルバム「Cafe Tu RONRONNES」で共演しています。
そして、ここで告白すると、このアルバムでの「じゅまぺーるじょ~ん」ていう歌を歌っているのが、このジョンさんなんだ!とはじめて気がつきました。
猫沢ファンにあるまじき失態。
なんですが、あのアルバムのライナーは字がちいさくて老眼にはちとムリ。なのでまあいいか(自分には甘い)


というわけで、
猫沢さんの次回ライブは6月30日
渋谷のカフェ・ドゥ・マゴです。
詳しくはbunkamuraのサイトを探してみてください。


ではでは。。



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猫沢エミLIVE Fete Blanche‐フェット・ブロンシュ/白の祭

2010-03-15 01:50:53 | 猫沢エミ
猫沢エミLIVE
Fete Blanche‐フェット・ブロンシュ/白の祭 2010 @下北沢440
2010年3月14日(日)
猫沢エミ(vo.per)円山天使(g)坂和也(key)岩見継吾(w.b)末藤健二(d)三谷峰生(Vln)高橋保行(Trb)



例によって行ってきました猫沢エミライブ。

今回はいつものバンド編成にプラスバイオリンとトロンボーンが加わっての新しい試みのようなので、期待大でした。

ライブはそれはもう夢の中の出来事のようで、え、こんな曲もやるのか~こういうアレンジなのか~と、ホントの夢でありがちなおどろきが実際に形になっているという感じ。
MCで今年の抱負として(というかいつもの抱負として)猫沢さんが思っていることは「アイディアを形にする」ということだと言ってましたが、そういう感じです。

実際バイオリンやトロンボーンでメロディ楽器が加わることで、やはりアレンジは深みを増すのだなあと実感。最近の猫沢バンドはわりとバッキング系楽器で成り立っていて、ギターやキーボートで旋律を弾く以外には横に流れる音が少なかったので、メロ楽器を加える路線はよい方向だと思います。

以前はフルートやアコーディオンも加わることがありましたが(岩下さんと田ノ岡さんw)そういう楽器を入れて行くのはいいですね。
結果としてレパートリーも増えていって、昔の曲で往年のファンを喜ばせるもよし、新しいファンの人に過去の名作達を披露するもよし、てことですね。

メロディ楽器が増えると、アレンジをきっちり決めていって、ここはバイオリンが立つところ!とかメリハリをつけるともっとよいのかもしれません。ベースとなる4人+1人のグルーヴは適当でもどうにかなりそうですし(違wあとはウワものの処理と考えるといいのかも。

自分もバイオリンをライブで弾いたりしていたのでわかるのですが、バンドでのバイオリンの音作りはかなりムズカしく、たいがいうまくいかないのです(自分の場合ね)
高域を立てると音が固くなってしまって耳障りになるので、演奏する方も高域を落とし気味にするとやりやすいのですが、こんどはバンドで鳴ったときに埋もれちゃうということになる。そこのバランスをうまくとるのがね~。それこそリハのときは上手く行っても客席にお客さん入ると全然だめになっちゃうとかあるし。
今回のライブでは、微妙に埋もれ側に傾いてしまった感じでやや残念ですが、耳障りよりははるかによいと思いますね~

あとバイオリンはエフェクトかけるのもムズカしくてね!
持続音だからかなあ、位相が変に変わっちゃうとすぐ音質が楽器っぽくなくなっちゃったりするんだよね~



あらら、例によって感想らしくなくなってきて・・・・


あ、そうそう、それと、前もちょっと感じたのだけれど、音量の問題かイコライジングの問題なのか、ボーカルが沈み気味な気がしました。声量で勝負するタイプではないので拾うのがむずかしいのかな。。なにしろとにかく歌詞と声質が合わさったところにこそ猫沢的快楽がある!ので、ライブでの歌声の抜けをもっと追求するといいなあ。
箱やお客さんの入り具合で変わっちゃうからむずかしいんだよね~~

このへんにしとくか。


にしても、全部で17曲。サービス満点ですよ。


******

以下セットリストを兼ねて一言コメント。
一言にしないとね。長過ぎちゃう。

30分押しくらいで始まったのですが、
今回ギター円山氏とキーボード坂氏のまえにマイクがあるのが
気になるね~~w

Les Cafés
定番のちょっとこわれぎみなベースリフが印象的なカフェソング
(カフェソングっていうと、すごいイメージ違うww)
ギターのボトルネックがしょっぱなから聴けてうれしいのです。円山さん上手いす。
これはいつものメンツ5人での演奏。

Alaskaの恋
CDのシンセ音を再現するアレンジでした。これもなかなかいいね。
ここからバイオリン登場。ちょっと緊張気味か今ひとつ音がとけ込んでいないような感じ・・・
そして案の定、円山氏のコーラスが!!初めて聞いた?かも?

SCOOTER
な~んと!スクーターやりました!!しつこくアンケートでリクエスト書いてたのですが(笑)いいんですよね~若々しくてスカッとした青空の下、パリの街をスクーターでどこまでも走ってくって感じがよく出ている。曲調もなんかその~、昭和30年代ころのヨーロッパへのまぶしいあこがれみたいな曲調でさ(何だそりゃ?)
一瞬ベースがびょ~~んてグリッサンドしたのがかっこよかった。
アルバム「GOLDFISH PIE」から




C'est vous sur le pont
何度も言うようですが素晴らしい曲だわよ。そして今回はバイオリンがオリジナル音源でのストリングスを再現して、ちょっと鳥肌でしたわよ。音色もフェイザー系かなにかでいい感じ~
オリジナルのオシャレなアレンジも大好きなのです。
Sunaga t'Experience「CROUKA」より←このアルバムも素敵だ。

目に見えないもの
ここからトロンボーンが参加。原曲には華麗なトロンボーンのソロがあるのです。
前奏間奏のホーンのリフをバイオリンとトロンボーンで重ねてやっていましたが、トロンボーンを普通にマイクで拾っているせいかバランスがはっきり定まらず、ちょっと残念。ホントはホーン3人くらいでやるとカッコいいのかもしれませんが、あまり大所帯もまたつまらないところもあるし・・
でも当時隆盛だったR&B(いわゆる)なアレンジでかっちょよいのです。
坂さんのハイトーンコーラスが聴き所か。



JANE
これもどこか影のある渋曲なのですが、いいんだけれど、かなり女の子な歌なので、ワタシが歌っていると自分でも不気味です^^;
フルート風の音をバイオリンでやってて気持ちよし。

Happy Song
キターー!的な選曲です。4月に結婚するというトロンボーン高橋氏に捧げますといって始まりました。トライアングルの響きが祝祭的でいいですね~パーカッションというのも音楽に深みを与えるね。
しかし衝撃的だったのは、坂+円山両氏による「しゃらららー」というコーラスだったのかもしれません(冗談です)
あ、バイオリンのピチカートがよかったですね。



ミルクの冠
この曲、某所の某活動によりカラオケ配信が決まったということで、そのお披露目とともに、あのイントロだけで悶絶するリズムで始まるのでした。
この名曲を皆で覚えてカラオケで歌いましょう。(男子が歌うと・・どうなんだろう??)

Colors
これはライブでやったことがあったっけ?地味な選曲です。
アルバム「Cafe Tu Ronronnes」に入っているのです。

ここでトロンボーン退場

****

ここで恒例の猫沢エミQ&Aコーナーでした。
予約時にメールに猫沢サンへの質問を書き込まなくてはいけないのですが(いけないってことはないのか?)そのなかから選んだ質問に応えるコーナー。
今回は回答を文章にしてきたようで、それを朗読/棒読み(笑)
この棒読みワタシはなかなか気に入りました。
言葉がしっかり選んであるし、簡潔だし、なんかライブ全体のメリハリに貢献しているような(笑)
あ、でも内容は忘れてしまったな^^;なんだったっけ??

*****

羊飼いの少年へ
最近はちょっと内省的なアレンジになっていたこの曲ですが、今回はアルバムにあるようなどこかキラキラした感じになっていました。どっちかというとこっちのほうが好きかな。
サビのコード進行が変わっていたのが今回はアルバムの通りとなり、これもこっちの方がいいなあやっぱり。サビ頭はキーのメジャーコード。でしょう。
円山氏のペダルがかっちょいい。
あとジャンベの音の拾い方はいままで聴いたなかでも最高の出来だと思いました。エンジニアの勝利。

K.
これも大分原曲に近いアレンジでした。末藤氏のドラムは暖かいけれども正確でメカニックなところもあるので、この際もっとクールに電子音に近いアレンジにしちゃっても面白いかなと思いながら聴きました。ジャンベのジャングルビートもかっこいいんだけれども。
神様はいるんだろうか、ワタシたちをみているんだろうか。。

ここでバイオリン退場




Mon petit chat
ワタシもパリに行ってちっちゃいアパルトマンに泊まったので、勝手にあのアパルトマンの裏庭や階段を猫がうろうろしたり昼寝をしたりしている姿を思い浮かべつつ、なんだかリアルな手触りの曲になって参りました。歌詞はフレンチなので全然わからんけれども^^;

TABACの森
オトナの曲ですよ。歌詞がもっと伝わるともっとかっこいい。
タバコが彼の白い骨で森と結びつけるてのは、なんというか、岡田史子的世界。

Air FRANCHESCA
えーるふらんちぇすか、と読むのが正しいようです。
あれ?ふらんしぇすか?
これも空飛んでるイメージがちゃんとアレンジに出ていてサスガだよな~
キーボードがおいしい曲です。

Zo-wa-zo Oiseaux
なんかこの曲は小編成の方がはじけ飛びかたが激しいような気がするw
今回はちょっと落ち着き気味。こっちもちょっと眠くなってきてたのでそう聴こえたのかもしれないが。




******
こっからアンコール

BROKEN SEWING MACHINE
いいねえ。しみじみするねえ。名曲だねえ。
バイオリンがまた参加で間奏のフレーズを弾いてくれる。
弾いてくれてありがとう。

Mandarin World
これで〆るとハッピーでいいですね。
愛はここに~~という歌詞のままですよ。
むわっとするほど愛が込められている。





***********

てことでした。

ライブのあとは滅多に来ない下北沢を観光し、通りや路地をぐるぐる。
しばらくしてライブハウスのほうまでまたもどって
裏側から表通りに出るところで片付け中の円山氏にばったり会ってしまって、
まだうろうろしてるのか的存在になってしまいちょっと恥ずかしかった。
実際まだウロウロしてたわけで、まあいいんですけど。

いろいろ物色し、美味しそうなラーメン屋でとんこつなラーメンをいただき、
これまたいろいろ物色していごこちよさそうなカフェをさがして
カフェオレをいただき、
読書してついったーいじりをしてました。

カフェ中に地震があったのでビックリしましたが
あとで聞くと震源地は猫沢さんの故郷付近だったので、
これもなにかの??不思議な力????ww


***

猫沢さん、次回は4月にライブをしたいと画策中だそうです。
興味のある方は猫沢さんのHPをマメにチェックしてみてください。
Ou est mon Chat?





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福原まりさんライブに猫沢エミさんも出演。。

2010-01-19 23:39:06 | 猫沢エミ
福原まりさんのライブがあるのですが
猫沢エミさんもperc+Voで参加されるようです。

2010/2/22(mon)南青山MANDALA
~MARI FUKUHARA /Fete de la musique mix~

福原まり(key,vo)、
中原信雄(bs)、越川歩(vln)、猫沢エミ(perc vo)、国吉静治(fl)
de-cika (+αフルヤン、ゲンタ)/Noahlewis' Maholon Taits

open 7:00 /start 7:30
3700yen(w.1drink)

てことだそうです。
福原さんの音楽もまたステキな世界ですよね。
「食堂かたつむり」の音楽などをやられているようです。

福原さんのブログ(だと思う)





問題は月曜日てとこですね~~
考えたらワタシ、チェンバロのレッスンじゃないですか;;
どうしたものか



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猫沢エミPetit concert de Noel‐‘my-an’@AKASAKA行きました。

2009-12-23 02:26:25 | 猫沢エミ
猫沢エミPetit concert de Noel‐‘my-an’@AKASAKA
2009.12.19sat


猫沢エミ:Vo,perc etc
円山天使:g
岩見継吾:b
special guest Mari-Mari:Vo

赤坂のちょっと奥まった通りにある小さなお店でのライブでした。
クリスマスなので、ディナープレートもついたウレシイ企画。
この日は2ステージ構成で、ワタシは後半2ステージ目に行ってきました。

店内の席は、そうねえ、10~15席くらいでしょうか?
そこに30名のお客さん。
う~ん、入り切るのか?と心配したのだが、やっぱり一部の人は
外のテラス席でのお食事となっていました。
ストーブがあるとはいえ、寒いよ~~

ライブがはじまっても外で聞いている人もいて、
扉を閉められなかったのですが、
おりしも東京では今年最低の気温となったらしい日だったので
夜が更けるにつれぐんぐん寒くなり、
室内でも結構冷えました。

ご老体にはこたえるのぉw

あの場所はちょっと冬はキツいかもなあと思いました。
夏の夕暮れならば気持ちがよいかもしれません。
でも外席ではあくまでもライブはガラス越しになってしまうので、
これもよろしくないかもね。
同じチャージ払ってある人は室内で、ある人は凍えながらガラス越しってのもねえww

ということで会場運営上はいろいろ課題が残るような気がいたしましたが、個人的には室内で座れたのもあって、結構それはそれで楽しかったんですけど。
お客さんも出演者も寒い寒いとストーブを取り囲んで雑談したりして、アットホームな苦行って感じでね(笑)
それに、お客さんはぬくぬく大事に扱われるべきとも思っていないので。

でも、楽しんだ人は場の雰囲気を良く知っているおなじみな人とかだったのかもしれない。初めてライブに足を運んだようなお客さんは所在ない思いをしたかもしれないな・・・・どうだろう。


お料理:ひっつみのラザニア、ラタトゥイユ、サラダ&クリスマス・シュトーレン

美味でした~

***********

さて、ライブ。
猫沢さんのパフォーマンスは前半と後半にわかれ、
後半の最初の方にスペシャルゲストMari-Mariさんが2曲やる
という構成でした。

会場がアットホームな雰囲気でリラックスしていたせいか、猫沢さんのパーカッションは一層ワイルドで、ばしばし鳴ってました。
グルこと岩見氏のベースもはじけぎみ。全体的にパワフルな演奏でした。
よく言えば元気よい演奏。悪く言うとちょっと荒い感じ?かも。




で、恒例セットリストを兼ねた曲ごとのつぶやきをば↓



宇宙の法則
イントロにノイジーなインプロヴィゼーションを入れていたが、ギター円山氏がディレイとテープループをあわせたようなエフェクトを披露してました。ディレイ速度を変えると音程も変わってしまう懐かしいテープディレイ、いや、テープエコーwですが、アナログな機材は音楽的な味わいがあるよね。
で始まったのはアルバム「goldfish pie」からの1曲。いや、これ曲名がすぐにわかりませんでしたよ。なつかしい。原曲はなんとも怠惰なラテンの昼下がりみたいなリズム隊なのだが、今回はちょっと鋭角的(相対的にね)なのは、猫沢さんのコンガがパワフルなせいでしょう。後半のブレイクビートをくりかえすところは、結構ライブでウケル構成なんだな~

Les Cafés
続いてグル岩見氏のリフに導かれておなじみカフェチューン。今日はグルのソロ部分が妙にはじけている。変だw。どんなに変なところに迷い込んでもちゃんとテンポがキープされているところがサスガデアル。これは歌詞(和訳)を見ながら聴きたいな。
曲が終わったところで、猫沢さんがひとこと「手の水分が奪われてる!」乾燥しているらしい。あとでハンドクリームをスタッフから借りて塗っていた。すでにアットホーム。

ムッシュ・ダンダン
これもワリとおなじみな曲なんですが、考えてみたら誰の曲だ??(今まで知らなかった)で、ググってみたけれど、「ピチカート・ファイヴ初期メンバーだった鴨宮諒が、ボーカルに梶原もと子を迎えて結成したマンナのデビューシングル。」で正しいでしょうか?曲調から歌詞から猫沢ワールドにぴったりなので猫沢さんの曲かと思ってました。
猫沢さんがマラカスとともに器用に弾く鉄琴がかわいいのですが、あれを聴くといつも、楽器を弾き間違えるとかそういうことは、曲全体のよさとかにはあまり関係ないことなんだなあと思うw。

私の世界
これも最近の定番ですね。原曲はアントニオ・カルロス・ジョビンなんですが、曲の(というかコード進行の)ものすごさに気を奪われるのですが、原曲作詞もジョビンなんですね?猫沢さんは歌詞を猫沢界のあれこれに置き換えていて、また独自のものにしています。これは思うに21世紀の「Bath Room」なのかもな、とふと思う。
ギターのコードさばきがますます流麗になっているような気がする。これが弾けるようにならないと猫沢バンドのギタリストの座は奪えない。(なんの野心だ?w)

Alaskaの恋
ホース振り回したのはこれでしたっけ?アラスカを吹くであろう風の音を想像させるホース音ですが、今回は会場が狭く、ホースをときおりマイクスタンドにゴツンとぶつけて笑いを取っておりましたw 最近加わった新兵器ジャンベによるビートが似合う曲です。ジャンベはコンガに比べると音に色彩がないというか、ちょっと土っぽい音なので、猫沢セットに加わったことで全体の多彩さがぐっと増したと思う。よいね。

ホース!


K
で、またジャンベによる高速16ビートで始まったのはなんと、最近のライブでは初登場の「K」でした。アルバム「Gyan-Gyan」に入っている。原曲はちょっと宇宙っぽいシーケンスビートなんだけど、ここでは強力にジャングルビートになっていてかっこいい。まんなかサビ後のCメロ「ち~いさ~な~て~で」てとこが好きなんだよね~。ここをライブではちょっとさらりとやってしまったので、かすかに残念。

Röntgen
レントゲンもいいね~これはライブではまんなかのインスト部分でベースがランニングするジャジーなレゲエになるのがかっこいいんだよね~。今日のグルのランニングは荒々しい。どこまで走っていってしまうのかわからないのが楽しい。



ここで前半終わり。KのあとのMCでグルも猫沢さんと同郷の福島県出身だということがわかる。円さんが新潟ってのは知っていた。



The Rabbit Was Me
後半は、小さな手帳をみながらロリータな隠微な詩を朗読した後、MashCatのThe Rabbit Was Me。歌詞も曲もゲンズブールの世界でよい。歌詞はゲンズブールよりやばいかもしれない。バタイユの域?

C'est vous sur le pont
この曲を後半にやるのはめずらしい。前回だかに書いたが、言葉がどんどん音節をあいまいにしていき、歌とは音声なのだと思わせる傾向がますます強まっている。これはいかにこの歌が身体に染み付いているかということを表すと思う。サビのところで猫沢さんがマラカスと・・あれはなんていうのか?もう一個の鳴り物を両手で扱いながら歌うのを、前列に座っていたお客さんがとても楽しそうに見ていた。

Mon petit chat
冒頭に曲の主旨を解説してました。これもめずらしい。口笛の枯れ具合も絶好調で、なごみ系、会場の雰囲気に妙にあっていました。寒さとともにパリの冬の猫を想像させる感じ。


ここからスペシャルゲストMari-Mariさんの登場です。猫沢さんとMari-Mariさんはデビュー年が一緒だそうで、ほとんど同期会でのガールズトークになってました。いいなあガールズトーク。2曲やりました。

J
Sunrise Sunset


Mari-Mariさんと猫さん


猫沢バンドをバックにMari-Mariさんがリバーヴの効いたマイクで流麗に歌うのです。二人のボーカリストの個性の違いをしみじみ。声や歌い方の違いもあるけれど、結果として出る音の姿に求めるものが違う、と当たり前のことを強く感じる。
猫沢さんがコーラスをつける。いいなあ女性のコーラスは。
猫沢さんは自分のパフォーマンスでは無意識に歌の部分ではパーカッションをほどよい具合に抑え目にしているのだが、ここでは打楽器奏者なのでばしばし叩いている感じ。

TABACの森
猫沢バンド最小ユニットなのに、色彩感豊かな演奏になるのが不思議な曲。リフがそのままコード進行になっているからかな。この曲を聴くと岡田史子のマンガを思い出す。森に彼の骨を拾いに行く、タバコの白は骨の白だ、そんなイメージが岡田史子ぴったりだと思う。

ミルクの冠
冒頭のパーカッションパターンだけで悶絶してしまう、名曲だよなあ~。
あのパーカッションのイントロだけは変えないでもらいたいというくらい。

Zo-wa-zo Oiseaux
「暴れん坊の時間です」って言ったっけ?あれ?記憶が・・・
とにかくタダでさえ元気がいいのに、さらに元気を出す皆さん^^;
ベースのソロではもうぶっ飛んでしまって、ソロから復帰する時のテンポがえらく早くなってしまって、後半の歌がキツそうでウケましたww

グル~


猫沢さん~



T'en va pas
最後の曲ですといって始まったのがこれ。
80年代の終わりころにフレンチロリータ?ポップの代表格だった
エルザが歌ってヒットした曲なんだよね。
でも90年代初め頃にはもう日本盤も出ないでなかなか手に入らなくなっていたエルザ
いまはどうなんだろう。
最近にも新作を出しているようだ。
エルザのサイトなんか見つけちゃった。
原田知世ちゃんもカバーしていたが、これは原曲に近いビートのあるアレンジ。
猫沢さんのはもうちょっとしっとりした前半から、コードで刻む後半へと、抑制がきいたドラマという作り。これが一番好きかも~


さて、「ここからはアンコールなのでお時間のある方はきいてってください」といつものw自分でアンコール宣言しちゃうパターンw

Le Noyee
ゲンズブールの渋い曲。日本語の訳をつけたのはどんな人だろう?今度はこれを訊いてみよう。これも猫沢さんが歌うとまたぴったりな歌詞なんだな。

God Only Knows
「クリスマスなので神様という言葉が入っている曲を」といって始めたこれ。ビーチボーイズ、というかブライアン・ウィルソンの名作Pet Sounds収録の有名曲。これはもう曲の良さですが、これを猫沢さんの声で聴くと猫沢さんの曲に聴こえるから不思議だよね~
この曲のおかげですっかり最後に気分がふわふわよくなってしまった。




猫沢さん、終演後にちょっと赤い顔をしていたので心配です。風邪気味だったようですね~



終わってからはストーブ囲んでお客さんどうし雑談とかでなごむ。
twitterでフォローしていた人に会えたりした。

帰りは寒いね~といいながらKさんと歩き南北線に乗りました。
猫沢ライブでほとんど今年が終わった気分になってました。。。



あ、そうそう。ホースを振り回す時に上を見上げる猫沢さんの顔は、
まさしくあのアルバム「BROKEN SEWING MACHINE」のスリーブ写真の顔そのものでした。なんか感動したな~^^





あと、Mari-Mariさんとmanimaniさんは名前が似ているねww


おしまい。




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猫沢エミLIVE CHATS HIVERNAUX‐シャ・ズィヴェルノー冬の猫たち2009

2009-11-08 00:36:14 | 猫沢エミ
猫沢エミLIVE CHATS HIVERNAUX‐シャ・ズィヴェルノー冬の猫たち2009
2009.11.07sat @下北沢440

猫沢エミさんのライブに行ってきました。
冬の猫たちというタイトルながら
外はぽかぽか陽気でした。

が、
ライブはその上をいく白熱感!
(あれ?迫熱?)
近年最高の出来ではないでしょうか?

バンド全体が一丸となって前のめりに突っ走る。
「猫沢エミ」の枠を越え、音楽の魂がそこにある的な充実感でありました。

聴いているこちらも、椅子に座るのももどかしく
プレイヤーとともにノリノリで、だいぶ体力を消耗した感があり^^;

この調子でぐんぐん突っ走っていってもらいたいファン心でありまする。。




****

さて、前回のレビューでセットリストを兼ね曲ごとに感想を書いてみたんですが、
なかなか楽しかったので今回もそのスタイルでいっちゃおうと思います。

Pas de chat
いきなりギター弾きまくり!で始まる混沌の中から浮かんで来たのはパ・ドゥ・シャ。ハードなガールロックですね。
猫沢エミ的インモラルな世界が子猫/雌猫の境界でゆらめく歌です。
こういう淫微なことを歌う時はロックテイストになるような気がふとするが、まちがっているだろか?
1曲目から円山氏のボトルネックギターが聴けて幸せ。
あれ?違ったかな?やっぱり普通に弾き狂っていたかな?(記憶が・・)

アルバム「BROKEN SEWING MACHINE」から。
で、この曲のリフはビートルズHey Bulldogに似てるよねww

Les Cafes
フランス語のアクサンだかなんだかの文字は、うちのMacで打つとwebで文字化けするらしいので英語的表記でご勘弁を(いまさらww)
1曲目がハードロック的混沌から始まったとするなら、2曲目はフレンチな混沌?を担うイントロ。
歌詞はフランス語なんですけど、内容は結構変で好きなんですよね。覚えてはいないけどさ。

   イタリア並木にある
   「ノーティーボーイズ」というカフェで
   プードルとシスターが
   女のマスターを食べているのを見た

アルバム「CAFE TU RONRONNES」より

c'est vous sur le pont
この曲はライブでは欠かさずやっているので、すごくこなれて来ていると思う。
前も書いたけれど歌のことばはどんどん記号であることをやめて音にまざっていくし、バックの演奏も疾走感あふれるです。
アルバムでの演奏もすごい好きだけれど、このバンドでの録音があってもいいなあ。
歌詞がホントにステキで。ステキな歌詞とはこの曲のことで。
出だし歌詞間違えていたような気もしましたがwww?

  イエスコリの橋の上で
  ダイアリーを焼くにおい
  それはさよならっていう合図
  (ちょっとうろおぼえ)

アルバムSunaga t'experience「クローカ」から

c'est vous sur le pontを歌う猫沢さん



ミルクの冠
!!これはですね、涙なくしては聴けない名曲なのですね。
最初のパーカッションのパターンでもう何の曲かわかって、鳥肌なワタシ。
恋を誰もが一度は見ているであろうあの瞬間映像、ミルクに水滴(というかミルク滴)が落ちるときにできる冠波紋になぞらえる、この思いつきそうで実は神業的な歌詞が実にいいですね。
「深い~~」のあとにくる「ぱっぱらっぱっぱー」というブラスの音を、今回はギターでちゃんと弾いてくれたのがすばらしいと思います。

アルバム「BROKEN SEWING MACHINE」から。
で、某進行中プロジェクトの課題曲(謎)

赤い星
「ミルクの冠」からメドレーでつながったのがなんとこの曲。
以前バンドでやった時とはちょっとアレンジが変わっていて、ワタシは今回の方が断然好きです。カッコいい曲になっていると思います。
ベースが4分弾きでなくなって、代わりにキーボードが4分を刻む。
で、ギターはやっぱり「ぎょわぉわぉわぉわ~~~ん」とペダルをきかせてほしいですよね~~!!!

これも恋人?たちの間にふとながれる虚無のような瞬間を言葉にした感じの、なんというか、クールな曲ですね~
歌詞と歌い方がクールなんだけど、曲の構造や演奏にはすごいエネルギーがこもっていて、猫沢的最高峰の一つだと思いまする。
はっきりいってめちゃめちゃ好きでもうどうしよう??
アルバム「Gyan-Gyan」から。

目に見えないもの
「ミルク~」→「赤い星」の時点でもう昇天しそうになっていたのに、その次になんとこの曲がっ!
と盛り上がりたいのだが、なんだかこの曲の音像が頭に残っていない~;;
やったよね?これやったよね?どうやら昇天しちゃったらしいワタシ。。
本当にやったのであれば、ライブで聴くのはおそらく20世紀だったクアトロワンマン以来かも?(ワタシがね)
アルバム「Gyan-Gyan」から。

TAO
最近お披目になったあたらしい曲ですね。
前回も書きましたが猫沢的山下達郎世界なんだそうで、今回はじっくりどのへんが達郎なんだか聴きましたww
そしたら本当に山下達郎の声が聴こえてきて、こりゃいかんwww

Air FRANCHESCA
この曲はですね、キーボードのハモンドオルガン的うねりが命ですよね。ロングトーンでオルガンがうねるとエモイワレヌグルーヴが出るんよね。
空を飛んで行くようなスピード感があるですね。
テーマのラインを弾くキーボードの音量が小さめだったのがちと残念。
CD-R「Bois de TABAC」より

キーボード坂さん

ドラムの末藤さんはワタシの席からは全く見えませんでした。

Shampoo
この曲をやるとはっ!?!
とオドロキの選曲ですが、アルバムではちょっとフェイクなロックンロールだったですが、このバンドではストレートな感じで、かっこよい。
取扱説明書にNo more tearsって書いてあるって発想がいいですよね~~
アルバム「Gyan-Gyan」から。
最近このアルバム聴いてないんで曲名がわからなかった~

グルもとい岩見さんbと円山サンg



ここで恒例Q&Aコーナー~~パチパチパチパチが
はさまりまして、クールダウンしたところで絶妙な選曲が次の曲

Mon petit chat
パリ風味満載のほんわかした曲です。猫沢さんの愛猫ピキさんの姿がうかんでいるのでしょうか。これを歌う猫沢さんの目は遠いです。。ああどこを見ているんでしょう??
なんつって前回レビュー文をそのままコピペするww
最近はピキさんのテーマソングだと思ってお姿を思い浮かべつつ聴いてます。
アルバム「CAFE TU RONRONNES」より

TABACの森
これも回を重ねるにつれ味わいがわかってくる曲。
ああ、わかってきた~~って感じです。最近。
今回はワタシの好きな「鳥が~ないぃてぇいぃるぅ」のところで
ハウリングかなにかのノイズが入ってしまったのが非常に残念です。
(と細かいことを言う)
この曲はふと思うのですが、符点音符のリフが静かに弾かれるときと、はげしく弾かれるときの両方にそれぞれ味わいがあって、1曲のなかの起伏を大きくしても平気で耐えられるというのがかっこいいのではないかと?
なので劇的な曲なのです。
CD-R「Bois de TABAC」より

新兵器ジャンベをたたいてます


Zo-wa-zo Oiseaux
これは激しい曲ですね。ダイナミックな場面を作るのはこの曲かゾビ・ラ・ムーシュかって感じですかね?
今回はバンドもかなり振り切れていて、崩壊寸前でも崩壊しないという、ワタシの好きな状態になっておりました。雑じゃなくて、でも丁寧すぎない、しかもほどほどにおさまらない、っていう?
これは前回レビューにSalut_mon_amisさんからコメントいただき、音源を知ったのでありまして、その後無事音源を入手いたしました~^^
アルバム「clip records omnibus」より

とっても とっても とっても・・・
こいつは前回もやっていたので、驚かないww
歌詞がさすがに若いかも。うふふ~
若いから悪いとは全然思わないのでいいんですけど。
むしろこの曲がぴったりくる年代での猫沢さんより、今これを歌う猫沢さんのほうがカワイイかも・・?(とほんとうに思ったんですけどね)
アルバム「GOLDFISH PIE」より

睡蓮
この曲のサビのラインは実は天才的だなあと今回思いましたよ。
すげえ。
「空飛んでゆこうよ」の「ゆ・こ・お・よ~」がよいし。
この曲はコーラスが欲しいねえ。そらみみでコーラスが聴こえました。
コーラス入れましょうよ。
アルバム「GOLDFISH PIE」より
アルバムバージョンもなかなかアレンジがいいですね

サンフラワーの歌
最後の曲と言って始まったのは猫沢最高峰のウチのひとつ、サンフラワー。
アルバムではいきなりボーカルが入るが、ライブではギターストロークのイントロ付き。
コードがギター向きなので、バンドでは非常にいい感じに仕上がると思う。サビ頭とかでがーんと決めるコードがEなので、ギターとベースの最低音でがーんといける。(Eコードの開放感はギターやる人ならわかるよねえ?)
歌が終わってからサビのコード進行でインストが復活するんだけれど、このコード進行はそれ自体ですごいドラマチックなので、ワタシ的には復活後も延々やってほしかったなあ。。今回は短めでクローズ。
高音がちょっと苦しそうな猫沢さんでした。あの国宝級ヴォイスを保つために発声法とか呼吸法とか研究されたらどうかなあとか思っておりました^^;

****

ここからアンコールですが、アンコールは形式的になってしまっていてどうも・・とちょっと懐疑的な猫沢さんでした。
確かにそういう面があるけれど、内容が悪かったらやっぱりアンコールは起こらないと思う。もっとお客さんの評価を信頼していいと思う。

でも、アンコールは1回だけっていう感じがあるのは、やっぱり形式化しているのかなあ。感動したら何回でもアンコールしちゃうですけどね、ワタシは。


で、
私の世界Le Monde
でぃんどんでぃんどん
口笛がさえてましたね。
ああ、一句できましたね。
   口笛は 調子っぱずれが ちょうどいい。
ww
後半早くなるところで最近はカウントが入るので
ああ、こうなってたのね~とリズムを理解する。

Mandarin World
これはハッピーな曲だよねえ
聴くたびハッピー
照明もマンダリン色になってました。
これと「睡蓮」はどこか繋がっていると思う。
バンドの音もワームフルでステキ。
これでライブが終わると幸せだ。

りりしい。


******

というわけで、そんなことでした。
曲解説かライブの感想かよくわからなくなってくるので、
実はこのスタイルマズいかも^^;

質問コーナーでは、えーと、
「パリの建物は概して古く防音もなってないけれど、ミュージシャンの人は
練習に苦労したりしていないのか?」みたいな質問で、
昼間はワリと音出しても大丈夫だけど夜はダメ、とか
feteといってホームパーティみたいなのをよくやるのだがその時の音の出し方が半端じゃない、とか
いちおうパリにも練習用スタジオがあるとか。

よく考えたらこれはワタシがメールした質問でした^^;
途中まで気づかなかった。忘れてて。

それから、えー、「猫沢さんが理想とする男性像は?」という質問で、
単刀直入に「オダギリジョー」って答えてました。
でも一緒に暮らすならバナナマンのあの面白い顔のひと(名前を失念したよ)だってww


****

ライブ後に、猫沢さんに、ライブがとてもよかった話をし、
大胆にもパリみやげを渡してしまいました。
猫沢エミにパリみやげ?10年早い!
な感じですけどねww


ライブハウスですが、前回もでしたけど
他に例がないくらい非常に音抜けがよいところで、
よい音楽が聴けるところです。
すばらしい。

あとは、お昼ライブなので、夜のイベントの仕込みなどの関係で
ライブ後にゆっくりできないのがちょっと残念でした。


****

ああ、長い。
長いレビューでしたがおしまいです。
レビューというより、「ファンの身悶え」のような内容ですね(笑)

ではみなさまごきげんよう。。。。
ああ疲れた


あ、そうだ、
「イワズモガナ・グル」
を忘れていた。
岩見サンの芸名案が今日出ました。



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猫沢エミLIVE CHATS ESTIVAUX‐シャゼスティヴォー 夏の猫たち 2009

2009-08-23 04:04:38 | 猫沢エミ
猫沢エミLIVE
CHATS ESTIVAUX‐シャゼスティヴォー 夏の猫たち2009
@下北沢440
open 12:00 start 12:30

猫沢エミ(vo.per)
円山天使(g)坂和也(key)岩見継吾(w.b)末藤健二(d)



行ってきました。
2年ぶりのバンドライブということで
楽しみでした。

今回は意外な選曲も含め、新旧たくさんの曲をやってくれました。
ひさしぶりに新曲もありましたし、バンドの皆さんも慣れたうえにも生命力を失わない演奏で、充実LIVEでした。

下北に(半島ぢゃないよ)こんなお店があったんだ~という感じの、
見た目普通のカフェっぽいのに奥はしっかりしたライブハウスで、いいかんじ。
音もとてもよかったし。
特にベースの音がよかったです。低音がしっかりでているのに輪郭もはっきりしている。でも高域がうるさくない。ウッドベースらしさはちょっとなかったかもしれないですが、バンドとのとけ込み具合がよかったです。

あら?いきなり細かいハナシしている・・・ww

これは猫沢さんのお車ではないかしら??



お店でのスペシャルメニューの一品「きのこのクロックムッシュ」

どのような特徴を以てクロックムッシュと定義づけられるのかワタシはしらない・・

****

今回は趣向を変えて、セットリストを兼ねて一曲ずつちょびっとずつ書いてみようかなと思ふ・・・

Bath Room
アルバム「Chelsea girl」に入っている曲で、ジャズ風味のバックに猫沢さんの女子語りが乗る異色曲なんですが、これを1曲目にやるのは最近ときどきありますね。考えてみるとライブのお客さんへの挨拶代わりになっていいですねえ。会場がバスルーム。ボディタオルと不感症のくだりが好きです。
オリジナルのピアノを弾いている鶴来さんとはちょっとだけ話をしたことがあるなあ。と急に思い出す。

Les Cafes
クアトロレーベル?から出たアルバム「CAFE TU RONRONNES」の1曲目にはいっています。ライブでは猫沢さんがサイレンの音?が出る笛を吹き、岩見さんがベースでリフをべしべし弾く定番ですね。バンドだとまたチープなオルガンの音が加わって雰囲気出ます~
歌詞がフランス語なのでなんていっているのかさっぱり??なんですが、CDの歌詞カードをみると・・けっこうぶっ飛んだ歌詞なんですよね~スゴい好きかも。
  ハサミ通りのカフェの前に
  シトロエン2CVを駐車しようとしてたら
  2匹のラクダにぶつけちゃった
  あちゃ!でも私のせいじゃない
(笑)てな調子でカフェの近辺での出来事がつづってあるんですね~(無断転載乞許)

しかし何年ぶりかで歌詞カードを見てみると・・・老眼が進行したのがよくわかる;;

c'est vous sur le pont
大好き。大好き。大好きな曲ですよ。ライブではすっかり定番だし、なんかやる度によくなっていくような気がする。成長する曲。
Sunaga tExperienceのアルバム「クローカ」に入っているのです。このアルバムもかなり好きなんですわ。
ライブ、やる度に猫沢さんの歌い方が変わっていく・・言葉を聞き取りにくい方向にいっている。業界では言葉が伝わりにくいとNG出されることが多いけど、ワタシは必ずしもそれが悪いとは思わないのです。言葉もまた音楽の一部であって、言葉の意味だけ切り出したように伝えることにはあまり魅力を感じない。ほら、グレゴリオ聖歌とかお経とか、言葉を崩壊寸前まで引き回すじゃないですか。あれは言葉を意味でなく「音」として現前させることなわけですよね。そういうところに音楽の原点があるように思うなあ。
で、猫沢さんのこの歌は、お経とは全然違うんですけど(笑)独特のなまりというか音便のような感じで言葉を崩しているのが、ワタシにはステキに聴こえるのです。

といいつつ、
  片目をつぶって、見える果てまで~
というところがスゴくすきなのですけれども

ステージはこんなかんじ


私の世界
え~と、これは、アントニオ・カルロス・ジョビンの「三月の水」(で合ってるんでしたかね?ちがったら誰か教えてください)に猫沢さんが歌詞を着けたものですね。これも定番曲ですね。そうかあ猫沢さんの世界ってこうなんだ~~ふう~~ん と興味津々で聞き始めるんだけれど、いつもいつのまにか円山さんの弾くギターのコードを必死にチェックしているmanimaniでした^^;
これは・・会場売りしているCD-Rの「ALASKA」とかに入っていますね。

Air FRANCHESCA
これをやるのはちょっと久しぶり?きっと2年ぶりなんでしょう。
これも会場売りしているCD-R「Bois de TABAC」に入っています。あれはまだ売っているのかな?
実は読み方をわかっていない。フランチェスカ?というとイタリアな感じがする。なので勝手に頭の中でイタリアの空を鳥が羽ばたく姿を想像している。なかなか歌詞が深いのです。
  今咲くのは赤く錆びついたデイジー
  さあ目を閉じて
このあとは
  Before 生まれる前に見てた
  Before 夢の中
  Before ひなぎくの花と
となるのです。

イタリアの次は「ひなぎく」となり頭はチェコにいってしまうのですが、デイジーと聞くとHAL9000が出てきてしまう^^;

The End of the World
「Chelsea girl」1曲目ですね。曲は渡辺善太郎さんなんですよね。これでぐぐっと心つかまれちゃった人も多いでしょうね~というくらい良い曲。
この曲を円山さんはエレキではなくガットギターのストロークで弾くというのが意外なのです。エレキのカッティングも似合いそうだけど、似合いすぎるのかも。
フランチェスカもそうだけど、ライブでもときどきコーラスが欲しくなる。出来れば猫沢さんの声で(笑)
おお、オリジナルのベースはMECKENさんだ。。

新曲(「TAO」という曲です、とワタシには聴こえた)
イントロにかぶさって「新曲ですよ~~っ」と宣言して歌われた(笑)久々の新曲は・・・猫沢版山下達郎だそうですwwww
なるほど~アップテンポでサビのメロディが印象的。ああ、山下達郎が歌うとそれっぽくなっちゃうねえきっとww
この調子で新しいアルバムを作ってほしいです~~

グルもとい岩見さんと猫沢さん


Mon petit chat
  もんぷてぃ しゃ
  とぅおれどぅまんたん
とうたっているようにきこえる。
パリ風味満載のほんわかした曲です。猫沢さんの愛猫ピキさんの姿がうかんでいるのでしょうか。これを歌う猫沢さんの目は遠いです。。ああどこを見ているんでしょう??

羊飼いの少年へ
きたーー!という感じですが、ワタクシが初めて買ったアルバム「BROKEN SEWING MACHINE」収録の名曲です。というかあのアルバムは名曲でない曲はないんですけど!と考えると、今回あのアルバムからはこれ1曲だけですね~恐るべき隠し球をまだいっぱい持っているのですあの人は(笑)
この曲はライブだとなんか内省的というか求道的な感じがしてきましたね~
イントロとエンディングのちょっと暗めな感じ(ホースぶんまわすの)と、猫沢さんがたたく太鼓(アレはなんていうタイコ?)、それからサビのコードがマイナー始まりに変わっているからではないでしょうかねえ??これも成長する曲。

TABACの森
これもセンスいい曲ですよ~歌詞がカッコいいですよ。
彼の骨を拾うとそれが白いタバコになって、火をつけるとワタシの胸の中に広がる、、って、それ、なかなか書けないでしょ。スゴすぎる。
ライブではまた埃っぽいエレピの音が渋いんですよ。それから
  鳥がないいてえいいるう
ってとこの下降音が好きですね~~

Zo-wa-zo Oiseaux
さて、この曲は、知っているしタイトルも知っているのに、音源は持っていないという不思議なことになっているのです。これはどこかに収録されているのでしょうか?
前のワタシのライブ記事を読返してみたらこの件について「次回猫沢さんに聞いてみよう」とか書いているのですが、いざというときはそんなことすっかり忘れている自分が情けない^^;
めずらしく早い3拍子の曲ですが、3拍子にときおりパーカッションが2つ割でたたくのがかっちょえーですの。

たたく!


夏の模様
これはですねえ・・2004年だったと思うんですよね。吉祥寺と渋谷でライブをやったときに両方とも行った人にご褒美で配られたCD-Rに収録されてました。のちに「ALASKA」にも入っていますが。あ、「Bois de TABAC」にも入っている^^;
終わりの波の音が違うんですよね。2バージョンある。
で、ボサノバ世界のコードをフレンチに料理したような感じで、南フランスの海岸!て感じがしてます。勝手に。

青い虫
一瞬、ん?なんだっけこの曲?とか思ってしまったが、ああ、青い虫だよ!これも「Chelsea girl」。これも歌詞が強力すぎる。過ぎる。岩見さんのベースがサビでランニングするのがいいです。しびれました。コード的にはランニングはムズカシイのに容易くやってました。くそお。

レントゲン(もとい!)
「もとい」というのはタイトルではありません。歌いだしで猫沢さんがコケてやり直したんですよ~(笑)
前にもどこかで書いたけど、ミスったときサイショからやり直すというのはすごく良いことだと思うんですよね。余裕がないとできない。余裕がないとミスってもそのまま続けちゃうもんです。やり直すってことは、リラックスして楽しんでいるということ。それを見られることの喜び。
タイトルは本当はドイツ語?なのかな?オーウムラウトを含むのです。
で、この曲、ただごとでなくかっこいいんですよね。どうやったらこういう曲が書けるのか。(曲は朝本浩文さん)

とっても とっても とっても・・・
これは不覚にも、あ、知らん曲だ?と思ってしまった。サビでわかった。サイショのメジャーアルバム「GOLDFISH PIE」の曲ですが、これをライブで聞けるとは!?歌詞はとってもガーリーな世界で、えーと、若い!
こうしてみると猫沢ワールドも結構変遷しているんだなあ。
円山さんのロケンロールなギターがよかったなあ。


睡蓮
と思ったら、さらにビッグなサプライズが!睡蓮をヤルとは!これまた「GOLDFISH PIE」から。睡蓮ですよ!これはねえ良い曲なんだ。後の 「Mandarin World」にも通じるパラダイス感。こちらはちょっと東洋風味。
  ここはぱらだあいす ぱらだあいす
ついこのあいだ某mixiで睡蓮が好きって書いたばかりなので、予言しちゃったかな(笑)

サンフラワーの歌
などと思っていたらですね~、アンコールに超弩級サプライズが!!アルバム「Gyan-Gyan」のハイライト「サンフラワーの歌」が!!!!!!!
歌詞がですね、泣けるんですよ。なんかこう、いろいろなことがあるけれども芯のところはしっかり強く生きていこうという決意表明のようなところがあって、ああ、そうだよなあと。よくある前向きソングとかじゃ全然なくて、根元からちょん切られても落ちた種が芽を出して新しくまた始めるよみたいな。
うっかりすると本当に泣いてしまうので、間奏のボトルネックギターをどう処理するかなあと見ていましたら、円山さんがすこし慌て気味にボトルネックを準備したので、だいじょうびかな??とおもったけれど、ちゃんと間に合ってました。さすがプロ。円山さんのスライドギターはカッコいいので好きなのです。(ご本人もスライド得意だと仰ってました(笑))
この曲はあのスライドギターがすごく効果的なので、ライブでもちゃんとやってくれてうれしいです。

この曲をライブで聞くのはまだ20世紀だったクアトロワンマン以来です。
この曲のせいで、ライブが終わってからもしばらくはトリハダしてました。
ぶつぶつ(トリハダ音)

ブレる円山さん


**********

なんかライブレポでなくて曲の紹介みたいになってしまったなあ。

恒例質問コーナーもありましたが、ライブ終盤のサプライズ攻撃で興奮してしまい、Q&A内容をよく覚えていない^^;
「その若さと美貌を保つ秘訣は?(ストレッチ以外で)」という質問を覚えていますが、答えは・・どうだったかな??^^;
なんか欲望のまま生きるとよいのでは?みたいな結論になったような気が(笑)いいのか?ほんとうに?(笑)

あと、11月頃にもう一発ライブをやりたいと仰ってました。今年は日本でじっくり活動しようと思っていて、昔の曲にもかっこよいかたちで挑戦してみたいという趣旨のことも。なので、今年のライブは期待できますよ~~うれしいな。

*****

猫沢ライブ友達のKさんと一緒だったので、終わってから軽くお茶しました。
アップルパイを頼んだら、注文してから焼くのでお時間をいただきます、とのこと。
スゴく期待したら、期待通りおいしいパイがでてきて大満足。

Kさんも若いのにしっかりしていて自分をみがくことを心がけている人という風で、ステキな人なんです。ステキな人とおいしいパイを食べながらお茶、ってこれは最高でしょう。

パイ!!美味!!!


最高ついでに帰り道渋谷でシネマヴェーラに寄り、「トップハット」「大いなる幻影」を見る。ともに30年代の映画だけれど、それはもうおもしろかった。これについては別記事にしますが、そう、最後まで幸せな日でした。こういう日があるんだねえ人生。

家に帰ったのは結構遅かったんだけれど、家には下の子が作った夕ご飯が待っていた。これもうれしいですね^^幸せのしめくくり。



おしまいです。
ああ、長かった。






【追記】
あ、そうそう。
ライブの時に、猫沢サンが「曲名とかわからなかったら私をつかまえてきいてくださるか、あるいは、あそこの壁際にすわっているコアなファンがいるのであの人にきいてください」とか言って、いきなりワタシに振ってきましたのよ(笑)
いや、出席回数は多いですけど、知識はそんなにないんですよ~ファン歴も浅い方ですし~~それに加えて近年の著しい記憶力減退が・・^^;
とこれまたびっくりでしたのです。

【ついでに追記】
ライブの後、猫沢さんには、こちらが話をしたい!という気持ちだけで接してきましたが、ふと、おつかれさま~という気持ちが全然ないなあ自分、と気がつき。
ただ出席して自分の気持ちだけを満たすのではなく、なにか相手のためになることもしていけたらいいなあと、なにやらガラにもなく殊勝なことを考えた今日でした。

う~~ん。。とりあえず、、ここではいつも「行ってきました」しか書かないけど、こんどからは「今度猫沢さんのライブがあります」ということを書くとか??
(スケール小さい!)

廃盤となっているコロムビア時代のCDの再発に奔走する、というのが一番世のためになるかなあとは思うんですが・・・なにをどうやってやればいいの??

小川美潮さんのCDはめでたく版元を変えて再発されてましたけど、ああいう形でもうまくいかないでしょうかねぇぇぇ??



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猫沢エミLive‘Lecon 4- l’annee 2009’ a inspiration

2009-08-01 02:10:55 | 猫沢エミ
猫沢エミLIVE
‘Lecon 4- l'annee 2009’ a inspiration
2009年7月31日(金)
open 18:30 start 19:00
ギター:円山天使
ベース:岩見継吾


猫沢エミさんのライブに例によっていってまいりました。
アンティークな家具&雑貨のお店inspirationでのライブで
前回までのお店boiserieと同じ会社の新しいお店です。

まだ床材なんかが新しい香りがしてました。
新建材とかではなくてきれいな木材の床なので、いいにおい。

お店の感じ






ライブは1ドリンク(アールグレイのアイスティー)と、
今回は三田真由さん主宰によるTOSAKANMURI FOODSのキッシュとケーキが込みで、なんというか、うれしいんですけど非常に女子度の高い企画でした(笑)
お店をながめつつアールグレイを飲みつつ開演を待つというかんじ。

キッシュとケーキ


****

ライブはいきなりのホース振り回しで始まるFiliti can-canから、歯切れのよい半音進行的コードのThe Return of Alan Beanにつながり、おお、かっこええのお~
と、出だしからこなれた感じで突き進みました。

猫沢さん


ご本人たちはリハと音の響きがちがってやりにくそうに見えましたが、演奏自体はむしろ音のバランスもよく、特にベースの音の輪郭がいつになくはっきりして、まとまりのある音をつくっていたと思います。
ノリのよいc'est vous sur le pontや(これは何度聴いても名曲です)Les cafesなんかも音がぼわぼわにならずかっこよかったと思います。

円山さん


しっとり系の曲たちはもちろんいい感じにひびき、ベースの低音が怖い~という感じもなく、ワタシ的にはとっても気分よく聴きました。

guru・・いや、岩見さん


***

恒例の質問に答えるコーナー!では、今回はこんな感じだったでしょうか?

●春夏秋冬どんな食べ物に季節を感じますか?
えーと、夏はいかにたくさんスイカを食べるかに賭けているということ。
スイカを丸で買うと冷蔵庫にそれ以外はいらなくなってしまうので、スイカ専用冷蔵庫を買うかなあ・・・?(笑)とかね。
冬にはパリでやる鴨ソバがおいしい!ということで、パリでは鴨が日本より安く手に入るので、ソバとツユは日本からもっていき、鴨とネギをパリで調達して豪勢に食べるのだそうです。う~食べたい!ソバを食べたあとのツユにご飯を入れ、鴨をちょっとのせてタマゴを落として食べるのがいい~~ということです。ううう~食べたい!!
あとはパリの秋はキノコ類が充実しているそうで、キロ買いしてリゾットにしたりするそうです。
こうしてみるとまあ、日本人だなあ・・とワタシは思いましたです。

●パリで心がけていることはなんですか?
えー、質のよい素材のモノを食べること。
これは特にパリでなくても心がけたいですね~

●・・なんだっけ?
あ、そうそう!重大発表がアリ!
新しいアルバムをつくる予定などはありますか?という質問に対して、「この夏にはアルバムを完成させようと思っています」と。
この夏?って、今、夏じゃん!?
いつのまに猫沢さんそんなことをしていたのだ??まったく極秘隠密行動ですな^^;
というわけで、近日ニューアルバムが手に入るらしい!大期待ですね~~

ついでにもう一つ告知があり。
そうそう、今回はあのなつかしい、手書きOu est mon chat?が配られたんですよ^^
なつかし~~
で、そのペーパーに、8月22日(土)下北沢でバンドLIVEをやるそうです。
バンドか~いいなあ。というわけで、また期待。

なおかつもうひとつ、現代音楽をやる楽団も結成したそうです。猫沢さんは音大でパーカッションをやっていた方で、現代音楽のえんそうなどもやっていたそうですので、これはプロの演奏力を観るいい機会です。9月にライブ?をやるそうです。

いいなあ、ミュージシャンな人は。



*****

ということで、セットリスト・・なんですが、ギターの円山さんにお願いしてセットリストを撮影してきたんですけど見事にピンぼけ~~
で、1曲だけ曲名がわからないものがあり・・英語の歌詞で犬の鳴き声をちりばめた(猫沢さんがわんわんわんわんいうのはかわいかったです)、曲調としてはなんかブライアン・ウィルソンみたいま感じです。すごく聴いたことがあって、ところどころいっしょに歌えたくらいなんだけど、何の曲だろう?

1 Filiti can-can
2 The Return of Alan Bean(スティーナのカバーですな)
3 c'est vous sur le pont(名曲だ!)
4 ムッシュ・ダンダン
5 羊飼いの少年へ
6 TABACの森
7 Les Cafes
8 ??(これよ、わからんの↓わかったので下に追記しました)
9 Mon petit chat
10 T'en va pas(何度聴いても泣ける)
11 夏の模様
12 私の世界
13 The end of the world(!)
14 私のパパ(プッチーニ「ジャンニスキッキ」私のお父さんの替え歌)


さてさて、この日アンコールがなかったんですけれど(!)、アンコールにはこれが用意されていたようです~

Fry me to the moon
Mandarin world

ああ、どちらも聴きたかった。
恥ずかしがらずにアンコールの拍手を煽動するんだった。
いつもなら率先してやるのになあ・・なんで遠慮しちゃったかな~

【追記】
??の曲名がわかりましたので追記します。
猫沢さんとモーマスのユニットMASHCATのアルバムに入っていた曲でした
どおりで歌えたはずだ^^;

8 Firestone Baby

なにがブライアン・ウィルソンだ^^;

【追記終わり】

***

こんかいギターの円山さんはまた新兵器を投入していて、みたこともないマルチエフェクターでした。フットスイッチが15個くらいついている。
それにガットギターつないで、派手でなくスパイス系の音作りをするので、渋いです。

手前床に新兵器



でも一番のハイライトは円山さんのクツだったでしょう。ワタシには買えないな、ああいうクツは(笑)

クツ


****

帰りはバスで目黒駅へという渋いコースで。


そして締めくくりのスタバではこれで、胸キュンとなって一日が終わるのです^^







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猫沢エミLive Lecon 3-Bonne annee 2009 a boiserie

2009-01-17 22:10:28 | 猫沢エミ
猫沢エミさんのライブに行ってきました。
Lecon 3-Bonne annee 2009 a boiserie 1/17sat
目黒のアンティークショップ「ボワズリー」でのライブも
これで3回目だそうです。
確かに3回行ったような気がする。。

昼の部と夜の部とあって昼の部に出席。

開場前に入口から外の通りにずらっと一列に人の列が出来ていて、
なんだかとても行儀がいいなあと思う。
ライブハウスの周辺って昔はほんとに迷惑施設ってくらい小汚い若者がたむろったものですが、今日の会場はそもそもライブハウスではないし、猫沢さんの客層もほんっとにおしゃれな女子ばかりで、なんというか???やっぱりお行儀がいい!!

ざっと見渡して男性は30人中6人くらいと思われ。
これは高校のときに所属したオーケストラでの比率にかなり近い(笑)
しかし、ワタシは小学校の時図書委員になって集まりにでてみたら
男は自分一人だけだったという経験をもつくらいで、ジョシ率高いのは全然苦にならん・・というかむしろ居心地がいい(笑)



と、ドオでもいい話ばっかりしてる場合ではない。

猫沢さん、今回は前置きトーク無しで、登場と同時にいきなりライブに突入。
そのせいかちょっとヒートアップするのに時間がかかったように思われた。

小さなスペースでかつオールスタンディングなので、お客さんも目の前に壁のように立ちはだかっているし、この関係に慣れて音楽が生き生きとしてくるのにはやっぱりちょっと探りをいれつつという感じになるだろう。

猫沢さん、ロシア人?な帽子を頂き、でも服装は南国系?という、なにやら不思議ないでたちでした。



1曲目は思い切り意表をついて、アルバム「チェルシーガール」から「Bath Room」
これはジャジーなノリとコードにのせてエミさんが語る曲なのです。
うーむ、誰もこれが1曲目だとは予想していなかったはずだ・・

その後はLes cafes、Mon petit chatとおなじみ曲が続きます。
やっぱりc'est vous sur le pontは名曲だと思いつつ。
久しぶりにやった「TABACの森」もいいです。なんかこれをやるような予感がしていたんですよ~

途中、チケット予約のときに猫沢さんに質問を募集していて、
集まったうちのいくつかに回答するコーナー!(長い)があり、

●パリでのタバコ情勢について
 自販機は存在しない。タバコを売っているところも一部のカフェとかしかなく
 運悪くタバコを切らしてしかも変えない状況にある人は、そこらのムッシュに一本ねだったりするとか
 カフェとかでもすえる場所が少なくなって来ているとか
 ちょっと上の世代が小さい頃は「タバコすうと頭が良くなる」とかいって、親も平気で子供に吸わせていたとか(笑)
 そんな話でした。

●世界同時株安+ユーロ安ですがエミさん周辺での反応は?
 ヨーロッパは慢性的不況なので、一部の上流階級をのぞきみんな貧乏である。
 だから金融危機といっても別にかわらないじゃん?というのが実感ではないかということ。
 日本のニュースを見ると金融不安とか不安一色であおっているけれど、個人としてみるならそういう不安な面もあるけどそうでない面もあるので、マスコミの不安感に飲まれてしまうのもよくないことではないか、てなことを。。

●パリで好きな場所はどこですか?
 いろいろ仰ってましたがワタシはパリに不案内なので、全然記憶できてません。
 最近短期のアパルトマンをあちこち渡り歩いたそうで、普通なら住めないようなところ(お金持ちエリア)にも住み、結果そういう生活感のないところは自分には合わないと思ったとかいうことでした

あとなんだっけ??
あ、そうそう
●日本の男とフランスの男の違い
(こういう質問からも女子率高いのわかりますね~)
なんだっけな、、薄情なのは圧倒的にフランス人だよということで
個人主義が徹底していて、一人で生まれて一人で死んでゆく~みたいな感覚があり、離婚率も高いし、女は死ぬまで女、男も死ぬまで男ですって

ふ~ん


後半はZobi la moucheとかでがーんとぶっ飛ばしつつ
T'en va pasで涙をさそい
マシュマロワルツでしめ
アンコールもこれぞという2曲をやってくださいました^^


新曲も聞きたいなと思わないでもないですが、
こうして毎回おなじみの曲たちが、時を追う毎に
あるいはそのときによってちがう表情を見せるのを味わうのもいいもんです。
音楽ってそもそもはそういうもの
時を経ることで深くなり身に付いていくもので、
絶えず新しいもの新しいものというものではなかったはずですもんね。

T'en va pasやノワイエが毎回新鮮に泣けるのもいいですね


あ、ノワイエといえば、日本語にすると土左衛門ですよという話になり。
なんで溺死者を「土左衛門」というようになったかという講義あり(笑)
気になる方は各自調べてみるとよいのでは??


終わったあと、さすがに足いてえ~~
となったんですが、そのあとさらに用事で新宿に出て
足が文字通り棒になったmanimaniでした
体重ヘラさんと・・・・

*****

【セットリスト】

Bath Room
Les Cafes
c'est vous sur le pont
TABACの森
レントゲン
JANE
Mon petit chat
羊飼いの少年へ
Zobi la mouche
Zo-wa-zo Oiseaux
T'en va pas
Marshmallow-Waltz
----
ノワイエ
Mandarin World


Zo-wa-zo Oiseauxって
何に入っている曲?
今度エミさんに訊いてみよう

猫沢さんに訊いてみたかったこと
・Zo-wa-zo Oiseauxって(以下省略)
・フェミナンな髪型を楽しみにしていたんですが披露しませんでしたね~
・親指の絆創膏はどうしたんですか?
・ノワイエの日本語詞を書いた人は誰?あれは原詞に即しているの?

そんなとこですかね

ワタシとしてはもっとミュージシャンの猫沢さんを味わいたい
とふと思いつつ帰ってきましたよ

ではでは

ギター円山天使さん(またお話できなかった)


ベース岩見圭吾さん(guru(笑))




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猫沢エミ+マイア・バルー@ボンズールアニヴェルセール

2008-08-03 01:20:46 | 猫沢エミ
行ってきました。
ボンズールジャポン創刊1周年記念パーティー
@オーバカナル紀尾井町2008.8.2(sat)


ボンズールジャポンというのは、猫沢サンが編集長をしている
フランス~ジャポンカルチャーミクスチャーみたいなフリーペーパー
オーバカナルとかにいくと置いてある(らしい)

創刊以来9号で1周年をむかえたということで、記念のパーティーがあったわけです。
編集長が言っていたが、フリーペーパーで1周年を迎えるのは結構大変なことなのだそうで、すごいことです。
きっとスタッフみんながものすごく頑張っているんだと思います。
なんだかパーティーもそういう熱意を感じましたよ。もりあがって。


ワタシの前を光速で過ぎる猫沢エミ(残像)


バカナルのランプ全部にネコお面が・・・



さて、パーティーの目玉(というか、ワタシにとってのですけどね)は、
猫沢さんのライブと、今回はマイア・バルーのライブも。
マイアはあのピエール・バルーの娘さんです。
なんか豪華な感じ~




猫沢さんのライブは、ギター円山さんとベース岩見さん編成。
パーティーなんでみんな雑談したり酒飲んだりタバコふかしたり
ざわざわした感じの中でのライブでした。
場の雰囲気に猫沢さんも曲が進むにつれテンション上がる上がる!


「レントゲン」よかったなあ


「レントゲン」がもともと独特のグルーヴのある曲なんだけど、
途中から8ビートノリのランニングベースですごいファンキーになって、
猫沢さんのパーカッションも冴え渡り、すごいいい出来でした。
本人もここまでうねるとは思っていなかったでしょう。
歌いながら笑っていました。

あとはこういう場にはすごいぴったりの「ゾビラムーシュ」が
これまたいつもの1.5倍くらいはじけてました。


はじけてます



ギターの音量がちょっと小さかったのが残念でしたが、
全体的に非常によいライブだったと思います。

そろそろ新曲も聴きたいけどね~
そのうちエミさんの身辺が落ち着いてからでいいですよ~
体壊さないように気をつけてください>猫沢さん(って読んでないよ(笑))

****


で、マイア

初めてみましたが、とっても魅力的なパフォーマーでした。
お母様は日本人で、本人も日本語学校に通ったとかで(あれ?どうだったっけ?)
とにかく、まったくネイティヴな日本語使いでした。
話せるだけでなくて、書くほうももうばっちりということらしく
ふーん、そうだったんだ。
やっぱり生活環境が多言語というのは、習うのとはまた違うよな~


マイアよかったよ~


マイアは歌とフルート、あとパーカッションとベースの3人でやりましたが、子の編成で歌をきかせるのはすごい高度なことなんですよね~
リズム隊だけで全然欠落感の無い音楽をつくっていました。さすが。

音のほうはアフリカンやロマの要素を混ぜつつ、お父さんの曲なんかもやったりして、これまた無国籍。歌もとっても柔軟で、その場で生成する音楽~というものを楽しんでいるのがよく伝わってきました。

期待以上の魅力にうれしくなってしまいました^^

MAIA LOVE!!


そうそう、ジプシーテイストの曲をメタル風に味付けした曲では、猫沢バンドの岩見さんが長髪振り乱して奇怪なダンスを披露する、恐ろしいあり得ないシーンがありました。あれはすごい。いきなりあれは。(写真無し(笑))

****

パーティーなのでビュッフェも楽しめました。
あんまり食べられなかったけど
結構たくさん料理が残っていて、あれの行く末がちょっと心配




今回はお友達Kさんといっしょだったので、LIVE後エミさんも気を許して?話に来てくれました。
勢いで別れ際にエミさんとはぐはぐまでしてしまいました。
Kさんといっしょでラッキーだったかもー

それから今回はタイミングあわずに円山さんと話せなかったのが
ちょい残念。はぐはぐしたかったのに(嘘)

**

猫沢さんはとにかく多忙かつ手を抜かない人のようなので、
ワタシとしてはとにかく健康に気をつけて、本業?のすてきな音楽が豊かになってくれるよう、そして末永く活躍されることを祈りますのでございます。
と、いちファンの心根を吐露しておわりたいと思います~







**son*imaライブやります!8/21@吉祥寺マンダラ2**






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猫沢エミLIVE Lecon 2-Noel’a boiserie

2007-12-16 23:30:36 | 猫沢エミ
2007.12.15(sat)
猫沢エミ ルソン・ドゥ-ノエル@ボワズリー


仕事が16:30にはけりがつくはずだったのに
トラブって電話待ち状態に・・
電話待ちのままライブに向かう。

ライブ中に電話なんかやだなあと思っていたが、なんとか開演直前と前半トークショー中に電話がきて収束。ライブにはぎりぎりすっきりと望めました。。

ボワズリーでは2回目のライブ。
前回と比べると、入り口に客だまりをつくってちょっと奥まったところにカウンターを置いて受けつけをしていたり、上着を預かってくれたりと、前回の教訓をよく生かしていて、なかなかやるじゃん、です。

客席前列にはすこし椅子が置かれ、後ろは立ち見。
疲れるけど、地べた座りよりはいいかもしれない。
寒いしね。
今回はいちばん後ろの壁によりかかってみました。これがいちばんらくだ。。

こんかいもお茶とおかしをいただきました。
お茶はその場で飲むしかないが、おかしはいつもあまりに美味しいので、
家に持ち帰ってあとでこっそり楽しむのです。
なんでこっそりしなければならないのか自分でもわかりませんが(笑)
こそこそ

***

さてと、今回はギター円山さんとキーボード/アコーディオン田ノ岡さんとのトリオでした。
前回はギターとベースだったんだけど、トリオでやるなら今回の編成のほうが音的にはすっきりしていい感じです。ギターが和声とリズムとベースを兼ねちゃうので、あとは高域もカバーできるウワもののほうがいい。

いきなりアラスカから始まって、ミルクの冠や羊飼いやマシュマロとかの昔からの曲が今回はじんとしみました。

でもノワイエとかトン・ヴァ・パとかの新しめのものもよかったです。
意表をついたビーチボーイズの神のみぞ知るも良い雰囲気でした。

このトリオはなかなかよいので、定番になるといいと思います。
また聴きたい。

****

と今回感想がシンプルなのは、すてきなマイミクのKさんにお会いできたからで・・
この日のうれしさの総量をライブとKさんが半分ずつもっていってしまったって感じ?

なのでライブはちょっと気もそぞろ気味?(笑)

でもよかったんですよ~~


終わってからは猫沢さんのCDにサインをもらって記念撮影をする人たちの長蛇の列が。。大半が若い女性なので、うれしい反面、自分はここにいていいのか?気分になりつつも、行列を眺めて空いた椅子に座っているうちに、なにか妙に落ち着いた幸せな気分に・・・なんでしょうねあの突然訪れた幸せ感は

行列が一段落した頃に猫沢さんに挨拶しておわかれ。

帰りはKさんに教えてもらった目黒駅行きのバスで帰る。
なあんだこの経路、楽じゃん。次回はバスでこよう。



Kさん:風邪ひきのKさんも魅力的でした。また行きましょうね(^^)/

猫沢さん:新曲も聴きたいな。強力なヤツをお願いです。


********
やった曲はこんな感じだったでしょうか??

ALASKAの恋
私の世界
c'est vous sur le pont
Les cafes
Mon petit chat
ムッシュ・ダンダン
レントゲン
ノワイエ
ミルクの冠
羊飼いの少年へ
Zobi la mouche
T'en va pas
God only knows
Marshmallow-Waltz

********

恒例の円山さんとの雑談。
今回はリバーブシミュレータをつかってワザをきかせていたので、その機械をみせてもらったり。あんなコンパクトなエフェクターでリバーブがあるなんて、いや技術の進歩はおそろしく。こいつはけっこうプロの人みんな使っているらしく。
いや、毎回勉強になるんですわ。

1月に青山円形劇場でVn中西氏のバンドでやるというので行ってみようかな。





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猫沢エミLIVE-ルソン・アン・ア・ボワズリー-

2007-10-28 00:50:45 | 猫沢エミ
またまた猫沢エミさんのライブに行ってきました。

「ボワズリー」というアンティークな家具&雑貨屋さんでのライブでした。
内装や置いてあるものは、昔のパリのバレエスクールというコンセプトで選ばれたものということで、なかなか他にはないライブ空間だったのでは。
(キャンドルのランプがスゴイでしょ?↑)

おりからの台風・・というか、前日に突如発生した台風が接近するなかライブ会場に向かいました。

会場に着くと、すでにお店のなかは結構な人でした。
チャージを払い中に入ると、恒例となりつつある久保田さんのお菓子と、ボワズリープレゼンツのお土産、ローズティーのカップ、ボンズールジャポンを差し出され、「もう持てませ~~ん」(笑)

****

最初にトークショーがありました。
今回はメール予約の際に、「トークショーで猫沢さんに訊いてみたいこと」を送ることになっていたので、そこからチョイスして猫沢さんが回答するという形式。

パリの匂いというと、塩ハムと、香水と、おしっこの匂いですね~とか
フランス人の男性は、女性と二人きりになった瞬間に口説きにかかるというのは本当か?(本当です!)とか。
60歳でも75歳でも80歳でも男はとにかく女を口説くそうで。

う~ん
ワタシ、フランスにいったら結構楽しいかも。
口説いていいんでしょ?(笑)

ちなみにワタシが予約のときに書いたのは「ガストロンの感染経路と潜伏期間について」
案の定、トークショーでは取り上げられませんでしたね(笑)
こういうとき気の利いた質問が思いつくような脳が欲しいよ。

****

馬がお客さんを見ていた。


さて、ライブですけど、今回は台風的低気圧と、場のアンティークな雰囲気で、すっかりレポーター気分は抜け、ゆったりと音に身を委ねたい!欲求が支配したので、写真とかメモはやめました。

今回はいつもの円山さんのアコギと猫沢さんのパーカッションに加えて岩見さんのウッドベース入り。
ガットギターとウッドベースは、音的になんだか「同じチーム」
ちょっと音バランス的には厳しかったかも。
円山さんだけでルートとコードは鳴るので、そこにベースをいかにはめ込むかという問題はなかなか難しい。

音楽はときどき難しいね。

猫沢さんの歌はいつものようにリラックスモード。
パーカッションはまた充実。
一人で二人分働いている。
これが猫沢バンドの強みになっているね。


☆やった曲(順不同)☆
Filiti can-can
c'est vous sur le pont
Les cafes
Mon petit chat
夏の模様
私の世界
ムッシュ・ダンダン
JANE
レントゲン
The Rabbit Was Me
The Return of Alan Bean
Marshmallow-Waltz
T'en va pas
Mandarin World

こんなもんだったかなあ??

The Rabbit Was Meはmashcatのアルバムに入っていた曲ですが、
ワタシは不覚にも思い当たらず、あれはゲンズブールとかですか?とか訊いてしまった。
歌詞の日本語訳を朗読してからフランス語で歌った。
帰ってからmashcat聴いたら、やっぱり
ゲンズブール的猥雑さとメロディの名曲でした。
(「フルートを吹く」とか、ゲンズブールよりわかりやすいかもね)



****

ライブの後、円山さんと会話。
アンプの上に小さい機械がおいてあるので、なんですかこれ?ときいたら、
猫沢さんの声にかけていたリバーブマシンだそうです。
いや~昔はデジタルリバーブマシンて10万円以上して、それでも安い!とかいっていたのに、いまやあんなに小さくてしかも1万円だと!

おどろきついでに円山さんがガットギターをいじらせてくれました。
スペイン製でちょっと小振りのボディ。
以外とコンパクトな響きだった。っつーかテクニックの違いかもしれないが。。。




猫沢さんには、ファンとしての初心に返り(笑)CDにサインをもらった↑

猫沢さん、今度「大和寿司」につれてってください。
(無理だろう)

*******

ライブ中に台風は去ってしまったらしく、
終わったらほとんど雨はあがっていました。
たまたま会場近くにフレンチ雑貨屋さんがあったのでちょっとのぞいて、
それから閉店間際のドトールでカフェラテを飲んで帰りました。

無理な姿勢で座り込んでいたので筋肉をつかったのか、結構ぽかぽかして汗をかきました。汗臭かったかもな~
周りの人々よ、すみません。

すみませんといえば、やはり今回も会場の女子率高し!!
男子(というかおじさん)で猫沢ファンは実はマズイのかも??
すみません!と思わず口にせずにはいられない女子率。


まあ比率自体はうれしいんですけどね。。。





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猫沢エミLIVE-l'ete 2007

2007-09-01 02:38:33 | 猫沢エミ
8/31(fri)@代官山晴れたら空に豆まいて


猫沢エミさん久々のライブハウスでのライブ。
猫沢エミ・スペシャルナイト!的な充実したライブでありました。

なんといってもスタート20時から途中休憩をはさんでの2部構成
22時半くらいまで、全て猫沢さんのライブ。
いつもはトークなんかもはいったバラエティ構成だけど
今日は2時間半のみっちり濃密音楽ワールド。
ずっしりと楽しんでしまいました。

バンドもいつものメンバーで、ますますグルーヴ感いっぱい。
タイトなだけでなく、ほどよいばらけ感まで出てきていい感じ。
ウッドベースのいっぱいいっぱい楽器をならす感じにギターのカッティングが乗っかって、ドラムの繊細なハイハット技やらオルガンのうねりやらでもう後半は踊りだしたい気分(でしたがさすがにワタシの踊りはさぞ異様であろうと自制)。
客席の反応も後半がんがんでした。
う~ん
いいライブだったな。



今回、歌もいいんだけれど、コンガを叩く猫沢さんが実にかっこよかった
パーカッショニストとしても以前にもましてしっかり機能していて、ばっちぐ~。
PAでの音の拾い方が絶妙だったというのもあるけれど、猫沢さんの演奏に幅と余裕ができてきたということではないですかね。(もともとパーカッショニストとしてのキャリアが先なのでそういういい方も失礼なのかもしれませんが。)
Zo-wa-zo Oiseauxでのソロなんかいや。かっこよかったですわ。

歌の方はときどきひっくりかえったり、歌詞を失念されたりしつつも(ごめんなさい)、あいかわらずのキュートな世界で聴いてて脳味噌がとろとろになりました。なんというのか、フェイクをきかせるようなところというんですか、そういうところが前よりもぐっとうまくなってきていて、いやもう、やっぱり、いいなあ。

ときどき目をつぶってリズムに身をゆだねると、昔CDで繰り返し聴いていた音楽を今、生で聴いているというのがすごく不思議な感じがして、ひとりワンダーランドへトリップ



*****

夏の模様
Les Cafes
ミルクの冠
教授と私
ノワイエ
Mon Petit Chat
c'est vous sur le pont

Bath room
青い虫
Le monde(私の世界)
レントゲン
No Love Song
JANE
Concorde
Zo-wa-zo Oiseaux
Air FRANCHESCA

Marshmallow-Waltz
Mandarin World

****

サプライズはなんといっても「Bath Room」でしょう。
最初のコード進行がピアノで聴こえてきたらもう鳥肌。

それから「JANE」もこれまでライブでやってないですかね?どうかしら

「Air Franchesca」は「脳の中にある航空会社というイメージで」ということでした。ふ~ん、そうだったのか~

あとは~、
あ、そうそう。「bossa nova 1991: shibuya scene retrospective
compiled by 小西康陽」なるアルバムに収録されたという「No Love Song」。
この曲はたまたまiPodに入っていてよく聴いていたので。なんとなくうれし。

****

あとは~、菊地成孔(字あってます?)のVJをやっているというVJチームのパフォーマンスが初めと幕間(ってボキャ古いっすね?)にありました。オープニングのはサウンドも痙攣的ノイズの応酬で、密かにツボ。(でも疲れたけど^^;)昔あんなノイズを作って遊んでたよな~と懐かしく。。

↓Video画像



っつーわけで、ワタシ的には、こういう濃密なライブをもっと楽しみたい
アルバム「Broken sewing machine」全曲ライブ!とかはどうでしょうね??(笑)


猫沢エミについて詳しくはここ↓
Ou est mon chat?


【追記】
そうそう、終わってからギターの円山さんとちょっとだけ話をしていたら、ワタシが時々出てたライブハウスで円山さんはときどきサウンドをやっているということが判明。意外に近いところにいた円山さんでした。

【さらに追記】
そうだ、そうそう、この日「猫沢プレート」なるフードメニューが!!ワタシは頼まなかったんですが、作っているのを横目でみたら、なんと、猫沢さんのお顔レイアウトのカレーではないですか!(たぶん)今思えば食べておけば良かったな~~




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