Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

ジョン(犬)&猫沢の‘ピキ(猫) 追悼ライブ’@銀座ブギウギ

2010-04-30 03:11:50 | 猫沢エミ
ジョン(犬)&猫沢の‘ピキ(猫)追悼ライブ’
2010.4.29thu@銀座ブギウギ
出演:ジョン(犬)
   猫沢エミ(vo.per)+円山天使(g)+坂和也(Key)


猫沢エミさんの愛猫ピキさんが亡くなったのです。
その追悼ライブに行ってきました。

ピキさんの生前の笑い話しを交えつつ
猫についてのうたや、久しぶりのマシュマロ・ワルツなど
世の生き死にについて思いを馳せるようなものを選んでいたと思います。

マシュマロ・ワルツやK、TABACの森などはなにやら圧倒的な説得力を持って歌い、
ここにきてなんだか貫禄のようなものがでてきたなあと思いつつ、
こちらも目を閉じてあの歌声を聞いていると、これはまさにあの声だ、猫沢エミの声だ、となにか一期一会的な感情とともに、ピキさんへの思い(勝手な)やピキさんを亡くされた猫沢さんの思いなどに寄り添って、ついうるうると感じ入ってしまうのでした。

猫沢さんは元気そうで、しかも歌にこれだけのものを込められるのは見事でした。すっかりマダムな風格の猫沢さんの歌。
一つのステキな人生(猫生)があった。これは素晴らしいことだという気持ちを会場の皆も共有したのでは?

ということで、今回はシンプルに。



<セットリスト>
ムッシュ・ダンダン
Filiti can-can
Les Cafés
私の世界
Mon petit chat
Marshmallow-Waltz
TABACの森
K.
I am a kitten(カヒミ・カリィの曲だそうです)
C'est vous sur le pont
T'en va pas
Le Noyee
わたしのピキ


あと、ギター+坂さんのキーボードという編成での猫沢エミは初めて聞いたのだけれど、これはとてもいい編成だと思いましたね。キーボードがあるので音の表情が豊かになりますね。ギターとベースとかだとやっぱりウワもの感に欠けると思うので。

おふたり





【追記】
あと、曲によってボーカルにリバーブをかけていたのがよかったな。
あれは採用!ですね。


*********

ところで!!

冒頭の写真は、オープニングアクトのジョン(犬)さんの演奏風景です。
ジョンさんはオオカミの着ぐるみを着て、足踏みオルガンを弾いて、調子の絶妙に外れたメロディと、関節をぽきぽき外しちゃうような人を食った歌詞で、タラちゃんのような声で歌うのです。

ユーモアは常に必要なのだけれど、これは本当に面白かった。
なんだか骨抜きになったハンス・アイスラー・ブレヒト歌曲集みたいな?

ついジョン(犬)さんのCDを購入。
まだ聴いていませんが。
ジョン・ゾーンのレーベル(だと思う)から出てるんですよね~

Smoke

Tzadik

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猫沢さんとはアルバム「Cafe Tu RONRONNES」で共演しています。
そして、ここで告白すると、このアルバムでの「じゅまぺーるじょ~ん」ていう歌を歌っているのが、このジョンさんなんだ!とはじめて気がつきました。
猫沢ファンにあるまじき失態。
なんですが、あのアルバムのライナーは字がちいさくて老眼にはちとムリ。なのでまあいいか(自分には甘い)


というわけで、
猫沢さんの次回ライブは6月30日
渋谷のカフェ・ドゥ・マゴです。
詳しくはbunkamuraのサイトを探してみてください。


ではでは。。



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