「北京の大気汚染『動物実験のよう』」と中国は国難に直面、東シナ海でじゃれている暇はない

2013年02月08日 03時21分14秒 | 政治
◆「一発の銃声」が、大戦争の発端になったケースは、過去、いくつもある。西南戦争のキッカケは、政府軍から発せられた一発の銃声だった。西郷隆盛は、「しまった」と思わず声を上げたという。
 オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝・国王の継承者フランツ・フェルディナント夫妻が1914年6月28日、サラエヴォ(当時オーストリア領、現ボスニア・ヘルツェゴビナ領)を視察中、セルビア人の青年ガヴリロ・プリンツィプによって暗殺された事件。このサラエヴォ事件がキッカケとなって、第1次世界大戦が開戦した。
1937年7月7日、北京(北平)西南方向の盧溝橋で、日本軍と中国国民革命軍第二十九軍が、「一発の銃声」で衝突する事件が起きた。中国では一般的に七七事変と呼ばれる。この事件が、支那事変(日中戦争)の直接の導火線となった。だが、何者が、「銃声」を発したのかは、未だに不明である。
 今回。中国人民解放軍の海軍のフリゲート艦が、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」に対し、射撃管制用のレーダーを照射したという報道は、これらの「一発の銃声」によって勃発した戦争を否応なく想起させた。「一触即発の不測の事態」ということだ。
NHKNEWSwebは2月5日午後5時50分、「中国艦船が海自護衛艦にレーダー照射」というタイトルをつけて、以下のように報じた・
「小野寺防衛大臣は緊急に記者会見し、東シナ海で先月30日、中国海軍のフリゲート艦が、海上自衛隊の護衛艦に射撃管制用のレーダーを照射していたことを明らかにしました。小野寺防衛大臣は『大変異常なことであり、一歩間違えると危険な状況に陥ることになると認識している』と述べ、外務省が中国側に抗議したことを明らかにしました。この中で小野寺防衛大臣は、先月30日午前10時ごろ、東シナ海で、中国海軍のジャンウェイ2級フリゲート艦が、海上自衛隊の護衛艦『ゆうだち』に対し、射撃管制用のレーダーを照射したことを明らかにしました」
◆しかし、習近平総書記、李克強政治局常務員が、3月15日に、国家主席、首相に正式就任するのを控えて、日中戦争に踏み切るはずはないので、日本側で過剰反応する必要ない。そのうえで、あえて言うならば、人民解放軍は、中国が直面している国難に、真剣に取り組むことの方が、大事なのではないか。それは、大気汚染、水質汚染である。中国人が、最も好きな「人海戦術」を取るべきである。
 中国共産党人民解放軍の総兵力は224万人(陸軍160万人、海軍26万人、空軍38万人)である。この総力を挙げて、環境汚染問題に取り組めば、相当効果を上げるはずである。
朝日新聞デジタルが2月6日午後10時59分、「北京の大気汚染「動物実験のよう」 日本大使館が説明会」という見出しをつけて、以下のように配信している。
「【北京=坂尻信義】中国の大気汚染で在留邦人に不安が広がっていることを受け、北京の日本大使館は6日、駐在員やその家族らを対象に説明会を開いた。大使館側は、いま北京に暮らす人々は「動物実験のような状況」に置かれていると指摘した。説明会には約150人が集まった。環境省から出向し、日本で公害訴訟を担当した経験もある岡崎雄太1等書記官は、肺がんやぜんそくを引き起こす微小粒子状物質PM2・5による「激甚な大気汚染」が1月に頻発したと説明。北京で環境基準が達成されたのは4日間しかなかったという。さらに岡崎氏は、自宅で使っている空気清浄機のフィルターが1カ月で茶色になった例などを挙げ、「自分の子供の肺がこうなっているかと思うと、ぞっとする」と率直に語った」
 中国共産党人民解放軍のとくに海軍は、東シナ海に繰り出して、海上自衛隊の護衛艦を相手にじゃれている暇はない。そうしなければ、世界中の笑いものになる。

※Yahoo!ニュース個人


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