若者たちよ、松下幸之助さんの創業精神にもっと学ぼうではないか!

2008年04月30日 20時04分22秒 | 政治
◆だんだんと腹が立ってきたことがある。テレビ朝日が4月26日午前1時20分から放映した「朝まで生テレビ」である。テーマは「激論“新しい貧困”と日本」であった。何に腹が立ったのかと言えば、出席していた自民党政治家が、「新しい貧困」に鈍感であるということであった。経世済民という言葉を改めて持ち出すまでもなく、「貧困なき社会」を築くのは、政治家の使命であり、務めであるはずなのに、現実を直視していない。相当大きなズレがある。
◆逆に、日本社会に広がる「ワーキングプア現象」、若者たちの「ニート現象」、あるいは、「ネットカフェ難民現象」などを問題視するコメンテイター諸氏は、批判ばかりで、どうすれば解消できるかの処方箋を示さない。これにも、腹が立つ。
 これらの議論を聞きながら、高齢者にはともかく、若い世代の「新しい貧困」には、ますます腹が立ってくる。大半が「甘え」が原因になってといると思えるからである。本当に情けないくらいに腹が立ち続けている。
◆とくに若者たちには、「あの松下幸之助さんを思い出しなさい」と声を上げて叫びたい。松下電器創業者の松下幸之助翁は、小地主の三男に生まれながら、父親が米相場に失敗して財産を失ったことから小学校を4年で中退し、わずか9歳で丁稚奉公、弱冠24歳で個人創業している。
この苦労を思えば、現代の若者たちが、「ニート」「ネットカフェ難民」「ワーキングプア」などと言われているのは、「甘え」以外の何ものでもない。
経営の神様と言われた偉大な思想家でもあった。平成元年(1989)4月27日に亡くなって、来年4月には没後20年になる。
松下電器は、「グローバル・エクセレンス」を目指す戦略を掲げ、10月に「パナソニック」に社名変更する。今期は最高の収益を上げて驀進中である。
すでに世界最大の「150型プラズマテレビ」を開発、先日、東京ビッグサイトで実際に見てきたけれど、迫力満点だった。
 しかも、松下幸之助翁は、昭和11年(1936)1月、41歳のとき、「商売戦術三十カ条」を掲げた。世界大恐慌(1929年10月)の影響を受けて、日本も経済破綻に見舞われ、混迷状態に陥っていた最中のことである。その1ヶ月後には、「2.26事件」が起き、世情は騒然としていた。
 それから72年を経て、改めて「商売戦術三十カ条」を読み直してみると、少しも古くなっていないことに驚かされる。商いに王道はないと言われるけれど、「商売戦術三十カ条」は、文字通り「王道」を示している。学校現場で、知識詰め込み教育が復活しているけれど、せっかく知識を詰め込むのなら、松下幸之助翁のような労苦話をどんどん詰め込んで欲しい。
◆個人的には、現代ビジネスにこの「普遍無敵の商道原理」を照らし合わせて読み解き、多くのビジネスマンに、グローバル・ビジネスに打ち勝つための「商いの必勝戦術」を明かす本を書いてみたい欲求が、このごろ特段に強くなってきている。

「朝まで生テレビ」は、いつもながら、例によって田原総一朗氏の独演会が始まり、聞くに堪えなくなり、そのために睡魔に抵抗できず、最後まで聞かないまま、ついに爆睡してしまった。田原総一朗氏の老害は、不眠には大変「益」になる。

板垣英憲マスコミ事務所

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コメント (1)
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