弱 ジャク・よわい・よわる・よわまる・よわめる 弓部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/8b/9199927d742d8aa91b5065cfce7ddc01.jpg)
解字 篆文は「弓二つ+彡二つ」の会意。彡は飾りを示す。飾りのついた儀礼用の弓の意。実戦用のものと異なり、弓勢の弱い弓であることから、よわい意となる[字統]。隷書以降、飾りの線が二本の弱になった。
意味 (1)よわい(弱い)。よわめる(弱める)。「弱小ジャクショウ」「胃弱イジャク」 (2)わかい。二十歳。「弱冠ジャッカン」(①男子20歳の異称。②年の若いこと) (3)~より少ない。「一時間弱」
イメージ
弓勢の弱い弓から「よわい」(弱・鰯)
弓が「やわらかい」(溺・搦・嫋・蒻)
音の変化 ジャク:弱・搦・蒻 ジョウ:嫋 デキ:溺 いわし:鰯
よわい
鰯 <国字> いわし 魚部
解字 「魚(さかな)+弱(よわい)」の会意。陸にあげるとすぐ弱って腐りやすい魚であるイワシ。「いわし」の名も「よわし」から転じたといわれる。
意味 いわし(鰯)。(=鰮)。ニシン科のマイワシとウルメイワシ、カタクチイワシ科のカタクチイワシの3種を指す。沿岸性の回遊魚で群れで行動する。漁獲量が比較的多く大衆魚とされる。「鰯粕いわしかす」(鰯の油と水分を取って乾かしたもの。肥料になる)「鰯雲いわしぐも」(斑点状や列状に広がる雲。鰯大漁の兆しとされる雲)
やわらかい
溺 デキ・おぼれる 氵部
解字 「氵(水)+弱(やわらかい)」の会意形声。水におぼれてぐったりとなること。
意味 (1)おぼれる(溺れる)。「溺死デキシ」 (2)いりびたる。「溺愛デキアイ」
搦 ジャク・ダク・からめる 扌部
解字 「扌(手)+弱(やわらかい)」の会意形声。手でやわらかくつかむこと。とる・つかむ意。日本では、捕えて縄でしばる意に使う。
意味 (1)とる。つかむ。「搦管ジャクカン」(筆を執る) (2)[国]からめる(搦める)。捕えてしばりあげる。「搦め手からめて」(①人をからめとる者。②城の裏門を攻める軍勢。③城の裏門⇔大手)
嫋 ジョウ・たおやか 女部
解字 「女(おんな)+弱(やわらかい)」の会意形声。身体が細くやわらかい女。
意味 (1)たおやか(嫋やか)。しなやか。しとやか。「嫋娜ジョウダ」(たおやか。嫋も娜も、しなやか・たおやかの意) (2)つづく。細くうちつづく。「嫋嫋ジョウジョウ」(細くしなやかに続くさま)「余韻嫋嫋ヨインジョウジョウ」(音の響きが細くながく続く)
蒻 ジャク・ニャク 艸部
解字 「艸(くさ)+弱(やわらかい)」の会意形声。やわらかい食品であるコンニャクの原料となる植物の意で、蒟蒻コンニャクに用いられる。
意味 (1)「蒟蒻コンニャク・クジャク」に用いられる字。蒟蒻とは、サトイモ科の多年生作物。地下茎は蒟蒻芋コンニャクいもと呼ばれ、普通3年目のものを収穫し食用とする。蒟蒻芋を粉末にし水を加えてこね、これに石灰乳を加え煮沸し、固めて豆腐のような食品にする。(2)やわらかく若い蒲がま。また、それで織ったむしろ。
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
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解字 篆文は「弓二つ+彡二つ」の会意。彡は飾りを示す。飾りのついた儀礼用の弓の意。実戦用のものと異なり、弓勢の弱い弓であることから、よわい意となる[字統]。隷書以降、飾りの線が二本の弱になった。
意味 (1)よわい(弱い)。よわめる(弱める)。「弱小ジャクショウ」「胃弱イジャク」 (2)わかい。二十歳。「弱冠ジャッカン」(①男子20歳の異称。②年の若いこと) (3)~より少ない。「一時間弱」
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弓勢の弱い弓から「よわい」(弱・鰯)
弓が「やわらかい」(溺・搦・嫋・蒻)
音の変化 ジャク:弱・搦・蒻 ジョウ:嫋 デキ:溺 いわし:鰯
よわい
鰯 <国字> いわし 魚部
解字 「魚(さかな)+弱(よわい)」の会意。陸にあげるとすぐ弱って腐りやすい魚であるイワシ。「いわし」の名も「よわし」から転じたといわれる。
意味 いわし(鰯)。(=鰮)。ニシン科のマイワシとウルメイワシ、カタクチイワシ科のカタクチイワシの3種を指す。沿岸性の回遊魚で群れで行動する。漁獲量が比較的多く大衆魚とされる。「鰯粕いわしかす」(鰯の油と水分を取って乾かしたもの。肥料になる)「鰯雲いわしぐも」(斑点状や列状に広がる雲。鰯大漁の兆しとされる雲)
やわらかい
溺 デキ・おぼれる 氵部
解字 「氵(水)+弱(やわらかい)」の会意形声。水におぼれてぐったりとなること。
意味 (1)おぼれる(溺れる)。「溺死デキシ」 (2)いりびたる。「溺愛デキアイ」
搦 ジャク・ダク・からめる 扌部
解字 「扌(手)+弱(やわらかい)」の会意形声。手でやわらかくつかむこと。とる・つかむ意。日本では、捕えて縄でしばる意に使う。
意味 (1)とる。つかむ。「搦管ジャクカン」(筆を執る) (2)[国]からめる(搦める)。捕えてしばりあげる。「搦め手からめて」(①人をからめとる者。②城の裏門を攻める軍勢。③城の裏門⇔大手)
嫋 ジョウ・たおやか 女部
解字 「女(おんな)+弱(やわらかい)」の会意形声。身体が細くやわらかい女。
意味 (1)たおやか(嫋やか)。しなやか。しとやか。「嫋娜ジョウダ」(たおやか。嫋も娜も、しなやか・たおやかの意) (2)つづく。細くうちつづく。「嫋嫋ジョウジョウ」(細くしなやかに続くさま)「余韻嫋嫋ヨインジョウジョウ」(音の響きが細くながく続く)
蒻 ジャク・ニャク 艸部
解字 「艸(くさ)+弱(やわらかい)」の会意形声。やわらかい食品であるコンニャクの原料となる植物の意で、蒟蒻コンニャクに用いられる。
意味 (1)「蒟蒻コンニャク・クジャク」に用いられる字。蒟蒻とは、サトイモ科の多年生作物。地下茎は蒟蒻芋コンニャクいもと呼ばれ、普通3年目のものを収穫し食用とする。蒟蒻芋を粉末にし水を加えてこね、これに石灰乳を加え煮沸し、固めて豆腐のような食品にする。(2)やわらかく若い蒲がま。また、それで織ったむしろ。
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