霍 カク・にわか・はやい 雨部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/d6/680009884cdd209f1a4fb6b9f395b4a4.jpg)
解字 甲骨文字第1字は「雨(あめ)+隹(とり)」、第2字は雨の下に隹を3つにしたかたち。にわか雨で隹が慌てて飛び去るさま[甲骨文字辞典]。金文は隹3つ、篆文は隹2つのかたちであり、甲骨文からの流れをみると、隹の群れがにわか雨で飛び立つさまを表したと思われる。現代字は隹が一つになった霍カク(会意)になり、甲骨文字第1字と同じかたち。
意味 (1)にわか(霍か)・はやい(霍い)・すみやか。状態が急に変化するさま。「霍然カクゼン」(にわかに。はやいさま)「霍閃カクセン」(いなずま。いなびかり)「霍霍カクカク」(①ぴかぴかとひらめくさま。②わっわっと叫ぶさま)「霍公鳥ほととぎす」とは、ホトトギス科の鳥。 =杜鵑トケン(ほととぎす)
(2)癨カクに通じた意味。「霍乱カクラン」(①夏の急性の病気。②急におそう日射病)「鬼の霍乱」(普段はとても丈夫な人が、珍しく病気になることのたとえ)
イメージ
「にわか」(霍・癨)
音の変化 カク:霍・癨
にわか
癨 カク 疒部
解字 「疒(やまい)+霍(にわか)」の会意形声。にわかに起こる病い。
意味 急におこる病気。急性の下痢。「癨乱カクラン」(炎暑のころ暑さに当たってはげしく吐く病気の総称)
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解字 甲骨文字第1字は「雨(あめ)+隹(とり)」、第2字は雨の下に隹を3つにしたかたち。にわか雨で隹が慌てて飛び去るさま[甲骨文字辞典]。金文は隹3つ、篆文は隹2つのかたちであり、甲骨文からの流れをみると、隹の群れがにわか雨で飛び立つさまを表したと思われる。現代字は隹が一つになった霍カク(会意)になり、甲骨文字第1字と同じかたち。
意味 (1)にわか(霍か)・はやい(霍い)・すみやか。状態が急に変化するさま。「霍然カクゼン」(にわかに。はやいさま)「霍閃カクセン」(いなずま。いなびかり)「霍霍カクカク」(①ぴかぴかとひらめくさま。②わっわっと叫ぶさま)「霍公鳥ほととぎす」とは、ホトトギス科の鳥。 =杜鵑トケン(ほととぎす)
(2)癨カクに通じた意味。「霍乱カクラン」(①夏の急性の病気。②急におそう日射病)「鬼の霍乱」(普段はとても丈夫な人が、珍しく病気になることのたとえ)
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「にわか」(霍・癨)
音の変化 カク:霍・癨
にわか
癨 カク 疒部
解字 「疒(やまい)+霍(にわか)」の会意形声。にわかに起こる病い。
意味 急におこる病気。急性の下痢。「癨乱カクラン」(炎暑のころ暑さに当たってはげしく吐く病気の総称)