80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

房総海水浴列車の製作(キハ18とキハ16の型紙)

2016-08-04 01:53:45 | 房総方面
こんばんは。

キハ18は10系気動車グループの中では異色の、運転台のない完全な中間車です。全席クロスシートの初期車とドア付近がロングシートになった増備車がありますが、今回は初期車の形態で作ることにしました。

予定では歌川の型紙を使うことにしていましたが、キハ17を組み立ててみて意外と寸法取りの誤差があることがわかったのと、紙質がケバ立ちやすく切り抜きや表面処理に時間がかかったことから、ご主人には申し訳ないですがPCで自家製の型紙を新たに起こすことにしました。形式図をもとにスケールダウンしましたが、天地方向については形式図や写真から腰や幕板の寸法を読み取り、再度寸法決めを行ったので、歌川の型紙とも、前回スクラッチしたキユニ19とも微妙に違う寸法となってしまいました。
また、バス窓の数に圧倒されて1両減車してしまったものの、今のままだと6両編成に対して片軸駆動の動力車が2両しかなくパワー不足なので、もう1両キハ16を動力車として追加することにしました。キハ16はキハ17のトイレなしバージョンで、昭和40年代初頭は千葉にも配置されていたようです。

確認のためやや厚手の普通紙に印刷したもの。CADソフトは使っておらずWordで描画しました(^^ゞ




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

房総海水浴列車の製作(続・キハ17の車体組み立て)

2016-08-03 00:43:22 | 房総方面
こんばんは。キハ17の製作を続けます。前面がついてひととおりの形になりました。


まず車体組み立ての前に床下機器をすべて取り付けておきます。ラジエーターは本体を残して風洞をカットし、モーターのすぐうしろに接着しました。その他の機器は、モーターと干渉するヒーターの一部を削った以外はすべてそのまま取り付けることができました。




車体の方はすでに折り曲げて箱になっているので、ユニット化した前面を組み立てて合体します。型紙を切り抜いたものにスノーマット紙の内貼りを貼り、天井と窓下には同じくペーパーから切り出した補強材を入れ、幅と後退角がキマるようにしました。




内側からみたところです。窓下の補強材は、のちのち窓セルを入れる時のことを考えて天井番よりも前後幅を狭めにし、その代わりにヒノキ材を添えて強度をアップしてあります。




ノリシロ部分にボンドをつけたユニット前面を車体に差し込んで固定します。




オデコは薄めの屋根板の端材から切り出し、あらあら整形したものを、ヘッドライト部分を避けて左右に振り分けて接着します。



ヘッドライトはφ3mm砲弾型電球色LEDを組み込むこととしますが、250W灯具を屋根に埋め込んだような形をしているため、KSのライトケース(No.985)の1/2をヤスリで削って段差をつけ、LEDもこれに合わせてレンズの限界まで削りました。




ライトケースを仮置きするとこんな感じになります。削った上面の遮光をどうしようか思案中。




車体と下回りを合体してみました。このあとオデコの整形を行った段階で作業を一時中断し、残るキハ18の製作にとりかかることにします。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

房総海水浴列車の製作(キハ17の車体組立とエンジン加工)

2016-08-01 10:15:02 | 房総方面
こんにちは。キハ17の組み立てを続けます。


車体を3×3ヒノキ材で補強します。中央の排気管はそれなりに半円断面のものを・・・とは思ったのですが、とりあえずはそのまま角材を貼っただけです。。




左右の車体を貼り合わせます。天井の補強を兼ねた内貼りの紙を介して貼り合わせますが、位置合わせを慎重にしないといけないのでまず片側に内貼りを貼って乾燥させ、続いてもう片側を貼り合わせるという手順で行いました。実は貼り合わせ前に気付いたのですが、なんと側板の長さが左右で1mm弱違っていました。長い方を削ろうにも乗務員室側は手すり穴が開けてあるし、トイレ側は窓と妻面が近く、削りすぎるとイメージが変わってしまうので苦労しましたが、なんとかギリギリ削って合わせました。




左右を貼り合わせて1枚の“ひらき”にした状態。ちゃんと展開寸法が出てるのか、気になるのはその1点のみ・・・。




継ぎ目に瞬着を充てんします。目止めのほか、屋根を曲げるために力を加えた時の“パックリ割れ”を予防するためです。




前面が未施工なので連結面妻板と乗務員室仕切板でとりあえず箱にしました。屋根中央部がたわんでいるので、3~4ヶ所に補強材を入れる必要がありそうです。10系気動車は何両か作りましたが、いつも思うのは「小さくない?」という違和感。1/87かTT9かというくらいスケール感が違うので心配になります(笑)。




さて、車体はなんとかメドが立ったので、床下の懸案事項もクリアにしておきたいところです。動力まわりはすでに出来上がっているので床下機器をこれに合わせていきます。まずはエンジン。先日の投稿であまり削りたくないと書きましたが、あれこれ詮索するよりもスパッと削ってしまった方が楽だという結論に達したので、ディティールをなるべく壊さない範囲でドライブシャフトと干渉する部分をカットしました。




エンジン懸架フレームはドライブシャフト(正確にはユニバーサルジョイントのカップ部分)に当たる横梁をカットし、左右に振り分けて設置することで、ほぼそのままパーツを利用することができました。台車の首振りは最大このくらいまでいけますので実用上は問題ないはずです。




真上からみるとわかりますが、エンジン懸架フレームは台車側に向かってわずかに「ハ」の字に開いた形に取り付けてあります。なるべくオリジナルの幅を残したいという心理と、どうせ走ってしまえば分からないんだから潔くがばっと広げてしまえ・・・という相反する想いが入り混じった恥ずかしい結果です... なおこれら床下機器は今のところ瞬着で木製床板に止めてありますが、追って多用途接着剤で補強する予定です。




真横から見たところ。エンジンとドライブシャフトのクリアランスも十分取れました。それにしても縦型エンジンは地面スレスレですなぁ。フランジありでこの高さだからレールに乗せたらもっと下がっちゃう・・・? ボルスターにもう1枚座布団かましときますか(笑)。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする