80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

213系5000番代の製作(2)

2022-06-05 19:15:50 | 中央東線周辺
連結面側の妻板を作ります。外・内2枚構成とし、外板は薄手の#300スノーマットに表裏反転したビードと手すり位置をプリントして貫通路を抜いておきます(上段)。内貼りは厚手の#400スノーマットに貫通ドアの窓を開けます(下段)。両方とも軽くサーフェーサーを吹いて研磨してあります。



外板はφ0.4ドリルで手すり穴を開けた後、エバーグリーンの波板を下に敷いて鉄筆でビードを押し出します。判別しやすいように波板の溝にはスミ入れしてあり、これにビードの線を合わせて強く押し引くと表に適度な線が浮き出すもので、これまでにE127系100番代、キハ120、東急5200系などの製作でも採り入れてきました。



出来上がりはこんな感じ。分かりやすいように光線状態を吟味した「誇張写真」ですので現物はもう少しおとなしめです。



内、外板を貼り合わせ、ついでに厚紙から切り出したMc車の冷却風ダクトも貼り合わせておきます。普通は箱組みの際に妻面を下にしてコーナーをイモ付けしたりしますが、今回はビードがあってそうした置き方はそもそもできないためダクトも一緒に付けてしまいました。ならば手すりも一緒に・・・?とも考えましたが、さすがに接着や研磨の邪魔になりそうなのでやめました。



ちなみに貫通幌は手持ちのTOMIXのパーツ(型番不詳;電車用)のツメをカットしてこんな感じで取り付けられるようにしました。これも実際の取り付けは塗装後です。



車体側板との合いをチェックします。大は小を兼ねるではないですが屋根を少し深めに切り出してあるので0.5mmぐらい側板が寸足らずとなっており、これがぴったり一致するまで屋根を削って調整します。車体の方はこんな感じで粛々と組み立てていけばいいのですが・・・




さて問題は下回りです。同世代とあって211系又は205系の床下機器の多くが流用できるのですがエンドウの市場在庫が払底しています。手持ちのジャンクパーツだけでは到底まかないきれず、さりとてスクラッチするのも気が重いので、ワルイコトとは知りながら(爆)アクラスのモハ204・205キットを購入してそこから流用することにしました。いやご心配なく、車体をポイするようなことはいたしません。何とか活用します。



撮影してきた写真をペタペタ貼って即席の床下機器見取り図を作り、使えそうな機器、形が似ている機器を片っ端から両面テープで仮止めしていきます。足りないものはジャンク箱から探して追加した結果95%ぐらいは埋めることができました。205系パーツも9割以上は活用できたのでシメシメです。



コンプレッサーの除湿装置(右端)は少し形が違いますが205系のもので十分いけますね。コンプレッサー本体は気力体力があったらスクラッチしようと思いますが、サイズ感がぴったりなので、当面はこの205系の「ちょっと残念なC2000」風情のものを付けておくことにします。



主抵抗器(中央上)もモールドが迫力に欠けるのでZugの西武新101系キットの余り(下段)で置き換えようと思います。ちなみに左端で見切れているのは補助電源装置(DC-DCコンバータ)で、205系には該当する機器が無いため網が似ているモハ204の「フィルタ装置」と「補助抵抗器」を充てがってありますが、さーてどうしますかねといったところです。



で、床下を供出してしまった205系ボディの身の処し方ですが、ためしに図面を折ってみると・・・
う~んはなぢ出そう。。。笑


(7割本気です)

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